人それぞれに、人格があって個性があって。人それぞれ違う考えを持っている。
そう理解しているはずなのに、過干渉をしてしまったり、自分が受け入れてもらえないことに腹を立てたりしてしまいますよね。
親しい仲の人にこそ、干渉しすぎていませんか?
目次
個性のある個人
自分の内面を見つめ直して、自分自身を成長させていくのは素晴らしいですよね。自分を成長させていけば、出来ることは増え、それがたくさんの楽しみや喜びに繋がっていきます。
けれど、周りにも同じことを求めてはいけないのです。
「あなたの為を思っているからこそ、厳しい事も嫌な事も言ってあげている」
よくこんな言葉を聞きますね。言っている本人は、本当に心から相手の為を思っているかもしれません。人生がより楽しめるように、一緒に笑えるように、そんな思いから本心で厳しい言葉をぶつけているのかもしれません。
それでも、してはいけない行為だと断言できます。
人には人の人生がある。
人を変えることはできない。
これらの言葉通り、どんなに相手の為を思っていても、相手の考えや行動を無理やりに変えさせることはできません。それは相手が思い通りに動かせないという意味だけでなく、人の人生への干渉してはいけないという意味もあります。
ひとり一人、自分の人生を生きています。それは『自分だけの人生』です。
同じ時間を共有して、同じ場所にいたとしても、感じている気持ちは人によって差があります。全く異なる場合もあります。
私たちは、個性がある個人です。
それぞれに考えを持ち、それぞれの考えに従って行動しています。
誰かに強制されるない。自分が全てを決められる人生を、誰もが生きています。
人への干渉をやめよう
親しい仲になるほど、干渉してしまいやすいですよね。親子、夫婦、恋人、親友など、心の距離が近い人ほど、「相手の為を思って」という気持ちが湧きあがります。
その気持ち自体は愛情です。相手を幸せにしたいという愛です。
けれど、ぶつけたり押し付けたりするだけの愛情は、痛くて苦しいものです。
過干渉になってしまった親は、子の全てを把握しようと必死になります。学校で何があったのか、登下校で問題は起きてないか、家の中での過ごし方や勉強の進み具合、恋愛感情の発達具合にまで干渉しようとさえしてしまいます。
その状態は、子にとっては息苦しさを感じる環境です。
何をするにも親の目が光り、自分で考えて決めた事も、親が「こっちの方が良い」といって覆してしまえば、自分に決定権がないと思い知らされます。そうなれば、全てを放棄し、親の言いなりとなるだけの生活を選んでしまう子も多いでしょう。
夫婦でも似たような例があります。
夫(妻)の帰宅時間が気になり、何度も連絡したり、どこで何をしていたか逐一報告をしないと納得しなかったり。その行為の最初の気持ちは、心配だったのかもしれません。それがいつのまにか干渉を繰り返す内に、満たされない気持ちの容量が増えてしまい、過干渉になってしまう場合もあります。
人の人生に干渉しすぎると、相手を自分の思い通りに動かしてみたくなったり、自分の気持ちを満たしてくれる行動を強く要求したりしてしまい、対人関係をうまく構築できなくなります。
人同士は、軽く寄り添う程度がちょうど良いのです。
自分だけの人生を生きよう
人の人生に干渉を繰り返していると、大事な自分の人生がおろそかになってしまいます。
自分自身を見つめ、どう生きようか考えるエネルギーや時間は、片手間にできるものではありません。それこそ集中して行うものです。
人の人生に干渉している暇はありません。
自分の人生にこそ集中しましょう。
子供や配偶者、恋人や友達は、あなたの見栄えを良くする為の飾りではないのです。その人達にも、『自分だけの人生』があり、必死に生きています。
誰かと個性を認め、受け入れ合い、寄り添うように人生を歩めたなら、幸せではないでしょうか。
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