過去のトラウマと呼ぶ出来事によって、『今』の自分の行動に制限をかけていませんか?
「やりたくても出来ない」それを過去のせいにしている限り、楽にはなれません。
過去の出来事を糧にして、『今』に活かしましょう。
わざわざ辛く苦しい人生を歩むより、楽しさと喜びの人生にしていきませんか?
目次
- 苦しかった過去に縛られる『今』
- 1.過去の出来事によって自分を抑圧している事を自覚する
- 2.過去の自分の頑張りは『生きる』為に必要だったと認める
- 3.今の『自分』を少しずつ知っていく
- 少しずつ積み重ねて『今』を変えていこう
苦しかった過去に縛られる『今』
トラウマと呼ぶような出来事を抱えている人は、今をその過去の出来事によって行動を制限されたまま生きています。辛くて苦しくて、どんなに忘れようとしても忘れられなくて、だから余計に苦しさが募ります。
起きた過去は変えられませんが、『今』にそれを活かすこと、過去を糧にすることは選べます。
今の苦しさから解放される為に。
本当の自分の人生を生きる為に。
生きるのを楽にする為に。
過去と向き合ってみませんか?
過去の出来事を糧にするには、次にご紹介する3つのステップを踏んで、段階的に過去の出来事を消化していく必要があります。
段階の中で過去を振り返ることで、辛い思いを再び味わうような苦しさもありますが、うまく消化できれば、心の中にあるモヤモヤとした気持ちに区切りをつけ、『今』を楽にすることが可能となります。
過去から繋がる『今』の辛さや苦しさを、少しでも軽減しませんか?
1.過去の出来事によって自分を抑圧している事を自覚する
まずは、自分の状態を正しく自覚することが重要です。
その為には、自分がどんな過去をどんな風に捉えているかを再確認しましょう。
過去に起きた辛い出来事を、時系列順にノートの左側に書き出します。
そして、その時にどんな気持ちになったかを、ノートの右側に書き出します。
読み返してみると、自分がどれほどの気持ちを抱き、どれほどの気持ちを抑圧してきたかが視認できるようになりました。
読み返した今、どう感じるか。それもまた記録しましょう。
2.過去の自分の頑張りは『生きる』為に必要だったと認める
人は過去の出来事、特に後悔の念を抱くような出来事に対しては、「もっといいやり方があったはず」や「あの時に戻れたら」という気持ちを募らせます。
しかし、その出来事が起きた時の最善の方法は、その時の自分自身がとった行動です。それを否定してはいけません。起きた出来事は変えられないのです。
過去の自分の選択や行動を否定するということは、『今』の自分も否定するということです。
自分自身を否定することで、心の安定を図ろうとしていますが、それでは何度も苦しい思いを繰り返すだけとなってしまいます。
「あの時の判断、頑張りは、あの時には必要だった」と認めましょう。
自分を偽ったり、抑圧したり、生きる為に必要として選んだ行動によって、『今』もあなたは生きています。だから、その選択を認めてあげてください。
すぐに認められなくても大丈夫です。少しずつゆっくりと、当時の自分の判断や行動への理解を深めてください。
3.今の『自分』を少しずつ知っていく
抑圧することに慣れてしまった人は、『今』もその必要はなくても抑圧しながら生き続けていることが多いです。例えば、ちょっとした瞬間に自分の意見を飲み込もうとしたり、「これがいい」と言えなかったりなど、日常の中にも自分を抑圧する癖がついています。
そんな自分を、解放してあげましょう。
少しずつ、『今のあなた』を知っていきましょう。
好きなものは、何ですか?
飲み物は、何が好きですか?
香りは、どんな香りが好きですか?
どんな場所に行ってみたいですか?
何色が好きですか?
『自分自身』に聞いてみてください。
そして、素直に答えてみてください。
最初は、「何が好きなのかわからない」と感じる人も、時間をかけて自分を知っていく内に、ゆっくりとわかっていけるようになります。
少しずつ積み重ねて『今』を変えていこう
過去は、今のあなたを作った歴史の一つかもしれませんが、『今のあなた』が過去に縛られる必要はどこにもありません。
過去の出来事のせいで制限を受けていると感じたら、それは『今のあなた』がそれを選んでいます。
過去を糧にしましょう。
『今』を楽しむ糧として活かしましょう。
起きてしまった出来事を辛いだけの記憶から、今の自分自身を活かす課題にすれば、当時に感じら辛さや苦しさも無駄でなかったと思えるのではないでしょうか。
一朝一夕では、自分は変えられません。しかし、少しずつでも人は変わっていけます。
本人が「変わりたい」と願えば、そこからいつでも変わることは可能です。
少しずつ『今』を積み重ねて、楽しいをいっぱいに詰め込んで、自分自身を満たしていきましょう。
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