幸せって何?長く続く・心から「幸せだ」と思える『幸せ』の正体

一時的な快楽も、長く浸れる幸福感も同じ『幸せ』です。
けれど、一時的な快楽は長続きせず、次々にハードルが上がってしまい、いつか『幸せ』とは感じられなくなってしまうものです。

心から幸福を感じ、長く心をほっとさせてくれる『幸せ』を見つけてみませんか?

目次

 

あなたにとっての『幸せ』は何ですか?

白い花の写真

あなたにとって、『幸せ』とは何ですか?
言葉で言い表すとしたら、どういう状態でしょうか?あなた自身の状態、あなたの周りの環境、具体的なイメージを言葉で表してみてください。

イメージした『幸せ』は、いつか手に入るものですか?それとも、池に浮かぶ月のように、手の届かない象徴となっていますか?

『幸せ』は、本当は身近にあって気が付かれにくいけれど、空気のように当たり前に存在しています。それに気が付くか気が付かないか、それだけの違いです。

例えば、次の三つを考えてみた時、幸せの本質に行き着くでしょう。

  1. 自分がどう生きたいか
  2. 生きていて楽しいか
  3. 『生きる』ことを喜び、実感しているか

それを感じるのに必要な行為は、たった一つしかありません。
それは、『人を喜ばせる』こと。

誰かを喜ばせようとした時、必死になれます。
誰かを喜ばせられた時、心の底から満たされます。
「また喜んでもらいたい」の気持ちが、再び動き出す力と勇気をくれるでしょう。

幸せって、自分が人とどう関わり合うかによって得られる充足感や満足感、達成感の総合です。
もちろんそれ以外の『幸せ』もありますよね。欲しいと思っていた物を手に入れた時や自分を成長させられた時、願いが叶った時などにも幸せを感じます。
しかし、それらの幸せは一時的なものでしかないのです。

あとから振り返ってみた時、「あの時は‥」と考えた時、人を喜ばせた時の幸せとそれ以外の幸せとを比べると、違いを感じませんか?

人を喜ばせたことで得られる幸せは、思い返した時にも幸せを感じられます。そして、「自分には誰かを喜ばせる力がある」と思い出させてくれますね。

では、それ以外の幸せを振り返ってみた時は、どうでしょうか?
「あの時は、色々買えていて自由だったな」や「あの時の頑張りを今に活かせているのかな?」など、現状に不満を抱いているほど、思い返しても幸せな気持ちになるどころか、幸せだった瞬間と比較して、今をより不幸だと思う引き金にしてしまいませんか?

自分に無いものを得る。それが幸せなのではなく、自分と人との間に生まれる繋がりが『幸せ』を感じさせてくれるのです。

今まで気が付かなかっただけ、素通りしていただけで、あなたの周りにはたくさんの幸せがあったでしょう。これからは、そんな幸せに気付きやすくなれるよう、あなたの思考を少しずつ変えてみませんか?

 

1.小さな幸せに気付こう

まず最初のステップは、言葉に出してみてください。
あなたがたくさんのものに恵まれている幸運、たくさんの人に支えられている幸せ、自分が小さな幸せに満たされていることを、言葉に出して言ってみてください。

物質的な満足感で幸せを得ようとしてきた今までから、質の違う『幸せ』を実感できるようになるには、あなたが持っている思考を変えなければなりません。
「こんなもので幸せにはなれない」と思っている考えを、根本から変えるには、まずは言葉に出してみましょう。

  • 朝起きて、「おはよう」と言ったら「おはよう」と返してくれる人がいる
  • 笑い合える人がいる
  • 心からの本音を聴いてくれる人がいる
  • 飢えることなく、凍えることなく生活できる環境がある
  • 心と体を守れる場所がある
  • ご飯を美味しいと感じられる
  • 虹や朝日や自然を見て「美しい」と思える心がある

上記は、人が感じる幸せのごく一部です。日常の中にもたくさんの小さな幸せがあります。あなたの身の回りにある小さな幸せを探してみてください。
探して見つけるほど、どんどん幸せに気が付きやすくなります。

 

2.傍にいる人を喜ばせてみよう

次のステップでは、あなたのすぐ傍にいる人を喜ばせてみましょう。プレゼントをしても構いませんが、それよりも『あなたの行動』によって喜びを与えてみてください。

例えば、相手の話を聴いたり、相手が苦手・面倒と感じている作業を代わったり、相手から「ありがとう」と言われる行動を起こしてみましょう。

高額なプレゼントをされるよりも、相手にとってあなたの行動はそれにも勝る喜びとなります。人は、何かを与えられるよりも自分を受け入れてもらえる・理解してもらえる方がずっと嬉しいのです。
大変な思いをしている時に「大変だね。一緒にやるよ」と言ってもらえること、言葉と一緒に行動が伴ってくれること、それは自分の大変さを理解してもらえたという喜びです。

その人が何かに困っていないか、何かに大変な思いをしていないか観察してみてください。よく見ていれば、何を望んでいるのかを見つけることができるでしょう。
それは『相手の立場に立って考える』という、対人関係では重要な思考の一つです。

 

3.たくさんの人に小さな幸せを与えてみよう

あなたのすぐ傍にいる人を喜ばせることができたら、最後のステップではその輪を少しだけ広げてみましょう。『幸せ』は人から人へと連鎖しやすく、あなたが周りの人を喜ばせるほど、あなたを中心にどんどん『幸せ』が広がります。

心理学の実験で、幸福度の高い人の周りにいると自身の幸福度も高くなる傾向があることがわかっています。それが友達の友達であっても影響力を感じられるほどに強いのです。
そんな幸福の連鎖を、あなたから起こしてみませんか?

たくさんの人に、大きな幸せを与えるのではありません。前のステップで行動したように、あなたが起こす行動はごく小さなもので十分です。
あなたが起こした小さな行動によって相手は小さな幸せを得て、そしてその人はその幸せな気持ちによって次の幸せの連鎖が始まるのです。

かと言って、あなたが頑張りすぎても疲れ果ててしまっては意味がありません。『与える』ということは、分けるだけの余裕がなければいけないのです。
あなたに無理のない範囲、頑張りすぎない範囲を超えないように、分け与えましょう。

 

『幸せ』は与えて与えられて巡るもの

綿毛のたんぽぽの写真

自分ひとりが幸せであれば良いと考えていると、幸せからどんどん遠ざかっていきます。
本当の『幸せ』とは、あなたと人との間に生まれた繋がりによって感じさせてもらえるものです。自分ひとりでは、幸せにはなれませんよね。

けれど、誰かに与えてもらえるのを待っていても、幸せには近付けません。
自分から行動して、人い与えて、そして自分にも与えてもらえる。そうやって巡り巡っていくものが『幸せ』なのではないでしょうか。

自分ひとりだけと言わず、あなたの周りの人も幸せであれば良いと、欲張りましょう。

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