やると人生をダメにする行為・思考〜自分へ向けたもの〜

人に対して『やってはいけない行為・思考』は前回お伝えしたとおりです。
次は、『自分自身に対して』ついやってしまいがちな人生をダメにする行為・思考をご紹介します。

目次

 

自分への悪影響が強い行為・思考とは?

木の根の写真

前回は対人編をお伝えしました。今回は、自分に対して悪影響のある行為・思考をお伝えします。
ついつい無意識にやってしまう癖になっていないか、自分の行動を振り返ってみましょう。

 

1.自分を追い詰める思い込み

人は簡単に情報を信じ、それが唯一の正解であるかのような思い込みをしてしまうものです。その偏った思考をいつまでも持っていると、いずれ自分を追い詰めてしまいます。

わかりやすい自分を追い詰める思い込みは、「〜しないといけない」や「〜でないとダメになる」です。
このような思考を持つと、あっという間に自分の行動を責めるようになり、自己否定に走ります。
なぜなら、誰かの考えた「〜しないといけない」という枠に、他の誰かを完全に当てはめるのは難しいからです。

しかし、「世間の常識」や「これが当たり前」と周りからひと言でも聞いていると、「そうしなければ」と思い詰めてしまいますね。
そうなると、何かミスや失敗する度に自分を追い詰め、自分を否定するを繰り返して、そのうち行動する・挑戦すること自体が怖くなり、何もできなくなってしまうでしょう。

 

2.「でも」「だって」と言い訳する

言い訳は、自分の選択肢や行動を狭めてしまう行為です。
何かする度に「〜は良さそうだけど、もしかしたら」という風に、でも・だってはダメな言い訳を探す枕詞になみど。その癖がついてしまうと、何でもかんでも否定する癖が無意識に身についてしまい、自分の人生だけでなく、対人関係へも悪影響を及ぼしかねません。

「でも」や「だって」と言いたくなるのは、自分に自信がないからや失敗を極端に恐れている心が隠されています。
何かやる時は必ず成功しなければいけないなどと、思っていませんか?
その思考を持っているだけで、「でも」や「だって」と言い訳する回数は増え、無意識に物事を否定する癖が身に付いてしまいます。

目の前にある選択肢を全て否定してしまえば、何を選ぶこともできない人生となり、喜びも楽しみも充足感も得られないまま時間だけが過ぎ去ってしまうでしょう。

 

3.無いものねだり

「周りの人がもっと優しくしてくれたら」
「もっとスタイルが良かったら」
このような思考は、『無いものねだり』ですね。誰にでも一瞬は思うことがある思考です。一瞬でも考えてはいけないというわけではありません。ただ「〜さえあれば自分はもっと輝けるのに」と考えていると、二つの悪影響が現れます。

一つ目は、自分のダメな部分にばかり意識が向いてしまい、自己否定の癖が身に付いてしまうこと。
もう一つは、物事に対して受け身になり、自分の外の環境が整わないことが、自分がうまく出来ない原因だとする他責思考に拍車をかけてしまうことです。

自己否定の癖は、自分の可能性を狭め、視野を狭め、生き方そのものを狭めてしまいます。自己肯定感も自信も失う人生へと一直線に進んでいくでしょう。

物事に対して受け身でばかりいれば、自分で行動を起こすことができなくなります。『行動しない』のではなく、『行動する』という選択肢そのものが自分の中から消えてしまうのです。
例えば、「旅行に行きたいのに、誰も誘って計画を立ててくれない」とおかしな他責思考を持つケースもあります。受け身が過ぎると、周りの誰かが自分の為に行動してくれるのが当たり前であると考えてしまうのです。

 

4.謙遜と自虐

この二つはほぼセットで行われるのをよく見かけます。例えば、ドライブの時にあらかじめルートを下調べしておいたり、飲み物を用意しておいたりしたことに対して「用意してくれて、ありがとう」と相手から言われ、「誰でもできることだから」と謙遜したり、「運転も出来ない私が悪いんだし」と自虐を言ったりしていませんか?

謙遜も自虐も、相手に気を遣わせない為の一言かもしれませんが、そもそも相手は『あなたに感謝を伝えたい』のに、それさえも否定してしまっています。そして、言い続けることで自己肯定感を下げ、「自分は役に立たない」と思い詰めた考えに陥ってしまいます。

相手の感謝を遮断することで、次から相手はあなたに感謝を伝えることが難しくなるでしょう。そうすれば、周りからの感謝の声は減り、自分自身を下げる発言によって自己肯定感も下がってしまいます。
内側と外側、両方から自分を追い詰めてしまっては、逃げ場はありませんね。

 

5.常に俯いた姿勢でいる

悲しいから泣く。
泣くから悲しい。
どちらが正解でしょうか?

実は、どちらも正解とされているのです。
感情の起源における説の一つに、『泣く』という身体的な変化が起きたことで『悲しい』という感情が生み出されるというものがあります。
現在も研究が進められている説ですが、確かにそうだと思う経験は、誰もがあるのではないでしょうか。

悲しくも辛くもないはずなのに、背中を丸めて薄暗い部屋にいただけで気分が落ち込んでしまうように、人は行動によっても感情を左右されるものなのです。これには体の可動域や呼吸の深浅などが交感神経と関わり合っていることからも、正しい説だとされています。

俯いた姿勢では呼吸が自然と浅くなり、交感神経が刺激されます。交感神経は緊張を高める作用があるので、集中したい時には最適ですが、落ち着きたい時には何だかピリピリした感覚を得てしまいます。
落ち込みやすい人は、落ち込みやすい姿勢をとっていないか確認してみるといいでしょう。

 

自分の言動が『自分に返る』

色とりどりの花の写真

あなたが何を思い、どんな行動をとるか。それによってあなたの人生に大きな影響を与えています。
なぜなら、人生はあなたの選択と決断、そして行動によって作り上げられていくものだからです。

当たり前のことですが、改めて自分の言動を振り返ってみると、自分に悪影響のある行為や思考を持っていたことに気がつくでしょう。
もし気が付けたなら、そこからあなたの人生を変えるチャンスです。

あなたの言動が『自分に返ってくる』のであれば、間違いを知った今なら、違う選択ができるということです。

あなたにとって良い選択を。
あなたの人生を楽しくする為の選択をしましょう。

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