「人並みに〜が出来ない」や「きちんとしないと」など、誤った『基準』で自分を過小評価しては、出来ない自分を責めていませんか?
自分を評価する『基準』を見直して、自分を責めない生き方をしませんか?
目次
自分を責める『基準』とは?
「やるなら、プロのようなレベルでやれないと意味がない」と思い込み、高い基準で自分の行動を評価していませんか?
高すぎる『基準』を置いてしまうと、それをもとに自分自身を責めるようになってしまいます。
多くの人が、誰かが決めた固定観念や思い込みに未だ捉われ続け、苦しい思いを抱えながら、自分自身を責めて暮らしています。
そして、自分を責めることで本来の問題から目を背けたり、苦しい思いをする原因に置き換えて安心を得ようとしたりするのですが、そもそも『自分を責めて』いては、楽にはなりませんよね。
高すぎる『基準』を設定してしまったことが大元の間違いなのに、それには全く気がつかないのは、その『基準』が間違いだと疑っていないからです。
「〜しなければならない」「〜が当たり前」
こんな思い込みをしていると、誰かが張り付けた『基準』を疑いもしません。なぜなら、あなたの中でその基準は『当然のこと』だからです。
人が歩いて立って、意識せずに呼吸ができるのは当然だと思っていませんか?
もしかしたら、そこには絶えず支えてくれている何かがあって、知らず知らずにそれを当たり前に享受しているだけかもしれません。
例えば、意識せずとも呼吸ができるのが当然ならば、そのまま水の中に入っても呼吸はできるでしょうか?もし『基準』を疑わなければ、水の中で苦しむことになりますね。その時に「どうして苦しいのだろう?」と見当違いな考えをするのではないでしょうか。
誰かが決めた生き方、行動指針に従うばかりが選択肢ではありません。
自分の人生をどう生きるかは、全ての人が平等に有する権利です。
あなたの選択肢を狭め、自分を責める材料となってしまう『基準』を見直してみませんか?
1.固定観念・思い込み・常識を見直す
固定観念や思い込み、世間の常識といったものは、幼い頃から刷り込まれているだけに厄介です。それを疑うことがなければ、変えられないのですから。
だからこそ、時間をかけても自分の中に蓄積した誤った『基準』を見直してみてください。
「面倒だな」や「どうしてこんなことをしなければならないんだろう」と思う固定観念や常識はありませんか?その小さな不快感や疑問は、あなたに不要な基準であると訴えているのかもしれません。
普段、暮らしている中で「どうして?」や「面倒」と思ったことを書き出してみましょう。そうすると少しずつおかしな固定観念や常識に囚われていた部分が見えてきます。
2.『普通』にこだわらない
とある人は、『普通』であることに極端に拘っていました。それは、枠からはみ出てしまったら、コミュニティから仲間外れにされる、孤立してしまう、恥をかいてしまうという極端な思い込みの連想をしていたからです。
『普通』とは、一体なんでしょうか?
普通という言葉を辞書で引けば、ありふれたもの・どこにでもあるようなもの・他と異なる性質を持っていないという意味が書かれています。
では、『人』とは、一体なんでしょうか?
世界でどこを探しても『同じ』が存在しない唯一無二の存在。知能が高く、言語を有し、社会生活を営む生物を意味します。
『普通』という言葉は、『人』の正反対にあると思いませんか?
誰しも個性があり、人それぞれ違った魅力を持っています。それを「枠から外れた異物」のように捉えるの方が、間違いです。
周りに合わせすぎて、『普通』でいることにこだわるのはやめましょう。それは、あなたの個性や心を潰してしまう『基準』になるかもしれません。
3.心身を壊してまでの無理はしない
努力にも限度があります。人は頑張り過ぎれば、心か体のどちらかもしくは両方を壊してしまいます。回復することができても、完全に元には戻らないし、相応の時間がかかります。
心身を壊してまで、『基準』以上の自分であり続ける意味はあるか考えてみてください。
前述した二つでも書いたように、人には個性があって、その人なりの考え方を持っているものです。
その前提を無視して、「基準以下にならないように頑張らないといけない」と考えて頑張るのは、正しい選択でしょうか?
長い人生の中では、心身に多少の無理をさせても頑張りたい時があるでしょう。
けれど、それは自分が「そうしたい」と望んで選ぶからこそ、頑張る力も湧いてくるし、頑張り続けるために必要な休息をとり、心身を壊さないように頑張れるのです。決して、誰かの決めた『基準』を越えなければならないという脅迫めいた気持ちからの行動ではないはずです。
無理は続きません。無理した分だけ疲れやストレスが溜まり、心も体も動けなくなってしまうだけです。
無理をするのはやめましょう。
あなたの生き方を見つけよう
人生の目標や大切にしたいもの、それは人それぞれ違っているものです。
あなたの人生の目標や、大切にしたいものは何ですか?自分自身に問いかけて、本音の部分を掘り起こしてみてください。
自分らしい生き方ができれば、生きることはもっと楽になります。そして、生きていることが喜びになります。
あなたが『あなたらしく生きる為の基準』を見つけてください。
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