あなたのネガティブな経験を、誰かへの『思いやり』に昇華させてみませんか?
目次
ネガティブな経験を『思いやり』に変えよう
誰にでも一つや二つの嫌な経験がありますよね。そんなネガティブな経験は、できれば二度としたくないし、思い出したくもないでしょう。
かと言って、思い出さないように過ごしていても、ふとしたキッカケに思い返してしまったり、いつの間にか毎日のように思い出しては後悔の念を積もらせていたりしませんか?
そんなネガティブな経験を、いっそ『人への思いやり』に昇華させてみませんか?
ネガティブな経験は、自分の中に押し込めておくだけでは、ただの嫌な記憶、思い出したくもない経験となってしまうだけでしょう。
しかし、そのネガティブな経験もあなたが行動に移すことで、人の痛みを理解できる『思いやり』へと変換することができるのです。
例えば、雪道で転んで痛い思いをした人は、同じように転んで痛い思いをした人の気持ちがよく理解できますよね。もしその転んだ人が友達ならば、友達が感じた痛みや転んだ頃に対する恥ずかしいという気持ちに寄り添うことができます。
これは、自分自身が過去に体験したからこそ、相手の気持ちを理解し、その気持ちに寄り添うことができたのです。
こんな風にして、あなたのネガティブな経験や思いを、誰かへの優しさに昇華できるよう、行動に移してみませんか?
1.人の痛みを理解する鍵にする
失敗した時やミスをした時、自分の非を認めて謝らなければならない時、人は思わず自分を守ろうとして、周りに攻撃的になります。
もし暴走するその人の気持ちを理解し、暴走する前に抑えることができたら。
生きている上でぶつかる問題は、どことなく周りの誰かと似通っていることが多いです。なぜなら、類は友を呼ぶの言葉通り、似たような環境に身を置き、似たような価値観を持っていたからです。
そんな両者なら、抱えている問題も似てくるのは当然ですね。
もし、相手が悩んでいる問題が過去にあなたが抱えていた問題に似ていたら、あなたの過去の経験はその人を助ける力になるかもしれないのです。
辛い思いをして、苦しい思いをして乗り越えてきた経験があるからこそ、あなたは同じような問題を抱える人の心の痛みをよく理解できるでしょう。
しかし、理解できてもそれを相手に示さなければ、何も起きません。
もし、相手からアドバイスを望まれたら、あなたの経験を話し、その人が今抱えている痛みを知っていると伝えると良いでしょう。
同じような問題に苦しみ、そして今は解決した人が目の前にいる。
自分の苦しみや痛みは、間違ったものではないと理解してくれる人がいる。
たったそれだけかもしれませんが、『相手の痛みを理解している』と示すことで、救われる人はたくさんいます。
もし、あなたに余裕があれば、誰かの心の痛みを、少しだけ軽くしてあげませんか?
2.苦しんでいる人に寄り添える
心が生み出す問題は、すぐに解決可能なことばかりとは言えません。問題によっては何年も苦しみを抱えてしまうケースは多く、悩むこと・苦しむことが日常となってしまう人もいます。
そんな苦しみを、あなたも感じたことがあるのではありませんか?
その痛みや苦しみ、何も解決の手助けをするだけが人助けではありません。
人の心が生み出す問題だからこそ手出しも口出しもできないケースは多々あるでしょう。
そんな時は、相手が苦しんでいるその気持ちに寄り添ってあげてください。
直接的には何の解決にも、手助けにもなりません。けれど、それで良いのです。
無理に何かをしようとするほど、相手の心は閉ざされてしまいます。長年抱えた問題だからこそ、他者が簡単に割り入ることができない問題となっているのです。
けれど、一人で抱えるには重くなりすぎた気持ちは、誰かに理解してほしい・寄り添ってほしい・受け入れてほしいと叫んでいます。
同じような問題に苦しんだことがあるあなたなら、その人の気持ちに理解を示し、寄り添うことができるのではないでしょうか。
ただ気持ちに寄り添うのは、簡単なようで難しいです。変にアドバイスや手助けをするのではなく、気持ちに寄り添うだけというのは、お節介な人ならむず痒い気持ちになるでしょう。「もっと助けてあげたい」という自分の欲求を抑え、見守るというのは簡単ではありません。
よく思い返してみれば、あなたが同じように苦しんでいた時、変にアドバイスしてきた人に怒りを感じたのではないでしょうか?手助けと言って首を突っ込んできて、かき回していくだけの人がいたのではないでしょうか?
気持ちに寄り添ってもらえる。ただそれだけがどれほど有難いことか、あなたはもう知っているはずです。
あなたの『経験』が人を助ける
心の専門家と言えば、カウンセラーや精神科医などを思い浮かべますが、人の気持ちに寄り添ったり理解を示したりすることは、資格の有無を問わず誰にでも出来ることです。
あなたにとっては思い出したくもないネガティブな経験でも、その痛みや気持ちを知っているからこそ、誰かを支え、救うことができるかもしれません。
自分の傷を抉ってでも人の為になる行動を、なんてことは言いません。優先すべきは自分自身。それはいつでも間違ってはいません。
けれど、ほんの少しだけ誰かの痛みに寄り添うことができたら、その人はあなたによって救われるかもしれないことを覚えておいてください。
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