人ともっと上手く付き合えたら。適度な距離感をいつも間違えてしまう。どうしたら人から好かれるのかなど、対人関係の悩みで心を痛めていませんか?
その悩み、コツがわかると簡単に解消してしまえるかもしれませんよ。
目次
- コツを知れば対人関係の悩みは減らせる
- 1.人の『良い面』を意識して見る
- 2.無理に相手に合わせない
- 3.人の事情に干渉しない
- 4.素の自分で人と接する
- 5.本音を話せる人を大切にする
- 大切なのは『自分』がどうするか
コツを知れば対人関係の悩みは減らせる
対人関係の悩みは尽きることがないと言われ続けていますが、それを実感する日々を送っていませんか?
自分と対等。相手も同じ人。そうと理解していながらも、どこか相手に期待してしまったり自分の思い描いた通りに行かずにイライラしてしまったり、対人関係には心にモヤモヤを抱える機会がたくさんあります。
その一つ一つに心を刺激されていれば、人と接するのが下手なんだと間違った思い込みをしてしまうこともあるでしょう。
けれど、よく考えてください。
人を思い通りに動かすようなことは、本来は誰にもできません。
誰かが自分の都合の良いようにだけ動いてくれるなんてことは、現実にはありません。
だからこそ、人い過剰に期待せず、人の心に過剰に干渉せず、適度な距離感で関係を築くことが対人関係を良くしていくコツとなります。
ただ、そう言われても実際にどのような行動に気をつけたら良いのか、行動するために何を意識したら良いのかまでは、わかりにくいですよね。
ここでは、良好な対人関係を築くための五つのコツをご紹介します。
一つ一つから得られる効果は小さいかもしれませんし、すぐに効果が現れるとも限りません。
けれど、意識して行動を続ければ、確実にあなたの意識、思考は変わり、その変化は周りの人へと伝播していきます。
ぜひ試してみてください。
1.人の『良い面』を意識して見る
人は、危険を察することを本能的に優先しているため、つい『自分に害はないか?』という目線で周りを見てしまいます。つまり、人の悪い部分を意識的に見るようにしているということです。
しかし、それでは自分の気分を害してしまい、相手と良好な関係を築こうとは思いづらくなってしまいますね。
どんな人にも、良い面と悪い面があり、またどちらの面も捉え方を変えると真逆の意味があるようにも思えるほど、人の印象は曖昧です。
例えば、人に親切という一面を「素敵だね」と言う人もいれば、「お節介だ」と切り捨てる人もいます。
どちらが正解か、それは判断する人にとって異なるでしょう。
そして、正誤が重要なのではありませんよね。
良好な対人関係を築くには、相手の『良い面』を意識して捉えた方が、相手の言動を邪推せず、何かと良い方向へと進みやすくなります。
2.無理に相手に合わせない
相手に合わせすぎるのも、対等な対人関係の構築を阻害する要因となります。
一見すると、相手を優先させているかのようにも見えますが、逆に言えば、相手に何でも決めてもらっている状態とも言えます。
自分側としては、いつも相手を優先させることで、無意識に『自分の方が格下』であるかのような錯覚をし、相手と対等な関係を築きにくくなるでしょう。
また、相手側としては何をするにも決めさせられて、一緒にいることに疲れてしまうかもしれません。
何かを決断するという行為は多くのエネルギーを消費するので、疲労が溜まっていく上に、一日の終わりに向けて徐々に決断するスピードが落ちたり、精度が落ちたりするのです。
そのような行為を相手にさせていると考えれば、良好な対人関係のためにはやめた方が良いですね。
3.人の事情に干渉しない
人はよく、相手に起きた出来事に深く干渉しすぎてしまうことがあります。特に親しい関係の友達や恋人であれば、相手に起きた不運な出来事を自分のことのように感じ、怒りや不安を感じてしまうこともあるでしょう。
その過干渉が、相手にとっては大きな負担となります。
最初こそ「自分に共感してくれるんだ」と相手は思いもしますが、過干渉が過ぎると徐々に相手に「こうすれば良かったんじゃないか?」と厳しく指摘するようになり、行き過ぎれば自分の思う通りに行動してくれない相手に憤ることもあります。
相手の人生を、さも自分の人生かのように錯覚してしまうのは、よくありません。
共依存の関係となってしまったり、相手から切り捨てられてしまったり、対等とは言えない関係にならないためにも、相手の事情からは一歩引いてみてください。
4.素の自分で人と接する
ありのままの自分。素の自分。何も飾らないままでいることに、恐怖を覚えますか?
対人関係では素の自分でいる方が、相手との関係を良くしやすい傾向があります。
例えば、自分を良く見せようとした場合、いつも背伸びをして緊張した状態で相手と接していますね。それでは、あなたはその人といてもリラックスはできないし、本音を言うこともできません。
関係性にもよりますが、本音を隠されたままでは信頼関係を結ぶことはできませんし、それが恋人や親友と呼べるような関係ならば尚更、相手との距離を縮めることはできません。
また、無理して良い人を演じていると、それを悪用しようとする人達が集まり、口車に乗せられて利用されてしまう可能性もあるのです。
素の自分でいることで、都合よくあなたを悪用しようとする人からの誘いを遠慮なく断れるし、素のあなたを好きになってくれる人達が集まりやすくなります。
5.本音を話せる人を大切にする
よく人は、大切にする相手を間違えていることがありますが、あなたにもそのような経験があるのではないでしょうか?
気を遣わずに一緒にいられる人の前では、心からリラックスできるものですよね。
だから、つい相手に何の気も遣わずに、失言をしてしまったり「自分を癒してほしい」という率直な欲求を求めてしまったりしていませんか?
度が過ぎれば、相手への負担となることを忘れてはいけません。
逆に、気を遣わなくてはいけない相手、例えば嫌味を言ってくる人から嫌なことを言われないために、常に気を遣ってアレコレ動き回っていませんか?
その気遣いは、本当に必要なのか考えてみてください。
その場限りの関係や本来対等であるはずの立場の人を持ち上げて、自分の利益を得るために気を遣っているならば、そういう処世術でもあるのでしょう。
しかし、本当に大切にしてほしい人は、自己保身のために気を遣わなければならない相手ではなく、あなたが本音で話せる相手です。
大切なのは『自分』がどうするか
対人関係を良くするために、「相手に変わってもらおう」としてもできません。
本当に対人関係を良くしたいなら、そう思っている自分自身の行動によって変化の波を立てましょう。
あなたの思考と行動がキッカケとなって、その変化の波は周りへと確実に伝わっていきます。
ほんの小さな出来事でも、それが目に止まれば記憶され、心にとまれば、また小さな変化を生み出します。その連鎖が、対人関係という大きな形に伝わっていくのです。
大切なのは、『あなた』がどうしたいか。
過剰に気を遣ったり干渉したりすることのない関係を、信頼で結ばれる関係を誰かが築こうと思うならば、その思いを叶えるための行動をしてみましょう。
きっと、あなたの小さな一歩から全てが始まりますよ。
今回も最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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