安定したメンタルを手に入れる！大切なのは『土台づくり』

2022/10/03

安定したメンタルとは、しっかりと根付いた心の『土台』があることです。
人が不機嫌になると自分のせいと思ってしまいませんか？常に良い人であろうと頑張りすぎていませんか？
もしかしたら、それは心の『土台』が不安定なせいかもしれません。

『土台』がないと心は不安定になる！

人から何か言われたり、言われなくても不機嫌そうな態度を見たりすると、「自分のせい？」とつい考えていませんか？
または、常に良い人でいようとしたり、役に立つ人間であることを証明しようとしたりして、無理をして頑張っていませんか？
それは、心の土台が不安定なせいかもしれません。

人の心は、自己肯定感という土台があり、土台がしっかりと根付いていることで、ちょっとやそっとのストレスでは揺らぐことがありません。俗に「メンタルが強い」とされている人には、この土台部分がしっかりと根付いている人がいます。

しかし、圧倒的に現代で多いのは、心の土台が不安定な人です。なぜ不安定になってしまったかというと、幼少期の頃まで遡ります。

幼少期、親から無条件で愛情を注がれたと体験していないと、「〜をしないと愛されない」という経験から、『人に愛されるためには人の役に立たなくてはならない』つまり、『自分が存在するためには人に求められるようでないといけない』と思い込んでしまうのです。

常に良い子でいなければならない。
常に人の役に立ち続けなければならない。
そうでなければ、居場所がなくなってしまう。
こんな風に簡単に思い込んでしまうため、恐怖に押されるようにして無理を押し通してしまいます。

こんな思考を抱えていては、生きるのが辛くなるばかりです。人との関係も一見すれば良好に見えても、負担がますばかりで気を抜けず、本人にとっては苦しいものとなってしまいますよね。

だから、その心の土台を今からしっかりとつくり上げませんか？
今からでも、心の土台はつくれます。あなたの気持ちが行動を起こすほどのものであれば、起こした行動によって心の土台は着実に強化されていくでしょう。

１．安定した土台は揺らぎにくい

安定した心の土台は、よく知らない人や知人程度の相手から何か言われても、ちっとも揺らぎません。大切な人に言われたら、それはもちろん落ち込むことはありますよ。
けれど、見ず知らずの人の言葉や自分にとってどうでもいい人の言葉は、全く心に刺さらないとしたら、今よりずっと生きやすくなりますよね。

また、『土台』ですから『失う』ということがありません。
自己肯定感と似たものに自信がありますが、自信は得たり失ったりする上に、人から否定されるだけでも簡単に失うことがあります。

しかし、『土台』は自分自身に根付くものです。しっかりとした土台をつくり上げることができれば、失うことはないし、減ることもありません。
常に自分の心の中に鎮座して、安定した心を保つ『土台』の役割をしてくれます。

２．本音を人に聞いてもらう

では、心の土台をつくっていくには、何をすれば良いのか。
それは、あなたの本音を人に聞いてもらうことです。

心の奥底に隠している本音、普段は眠らせていて自分自身でも気が付いていない本当の気持ち、人に言うと嫌な顔をされてしまうかもしれないと思っている部分。それを人に聞いてもらい、否定されないと体験を重ねることで、心の土台をつくり上げていくことができます。

「自分はこんな本音を隠している。自分を偽っていないと人に嫌われてしまう」そんな気持ちがあると、人の顔色を窺ってしまうし、自分の気持ちも言えなくなりますね。人から注意されただけで、自分を全否定されてしまったかのようにも捉えてしまうでしょう。

けれど、もし本音を話しても否定も批判もされずに、受け入れられたとしたら、どうなると思いますか？
「こんな気持ちでいても良いんだ」と思い、周りに対して自分を卑下しなくても済むでしょう。周りばかりを優先させて、自分の気持ちを抑圧しなくても済むでしょう。
心の土台があれば、堂々と自分を表現することができるようになるのです。

ただし、本音を話す相手は慎重に選んでください。
もし、あなたの言葉に冗談でも否定をするような人、聞いた話を別の誰かに話してしまう人に言ってしまったら、ますます心は不安定になってしまいます。

話す相手は、あなたが心から信頼できる人、もしくは心理カウンセラーなど専門家に頼ってください。
心理カウンセラーは、心の専門家です。相談者の悩みや言葉を聞き、それを否定することも口外することも決してありません。オンラインならば、外部に漏れてしまう可能性も全くないので、安心して話すことができます。