心は普段のあなたの行動によって、バランスを崩してしまうことがあります。日常的な行動の中にも、心の健康を害する可能性が高い行動が隠されていることを知っていますか?
目次
心の健康を害する5つの行動とは?
ちょっとした行動で、心は意外にも簡単にダメージを受けたりバランスを崩したりしてしまうことがあります。もしその行動をよくしているようであれば、日常的に自分自身にダメージを与えているのと同じことです。
心の健康を害する行動をとってはいませんか?
今回ご紹介するのは、心の健康を害しやすい行動からよくある五つを選び抜きました。
この五つの行動は、ふとした瞬間についやってしまうことが多いので、日常のあらゆるシーンで見かけているでしょう。
人の振り見て我が振り直せ、という諺が意味するように、人の行動で「心の健康に良くない行動だ」と気が付いたら、自分もその行動をしていないかを意識してみてください。
1.暴飲暴食
栄養の偏りは、体だけでなく心にも大いに影響を与えます。特に欲望の赴くままの暴飲暴食は、メンタルを崩壊とまではいかなくても、大ダメージを与えるのに十分な行為です。
人の感情は脳から指令が出されていると考えられていますが、実は腸から分泌されるホルモンにも感情が影響を受けているという説があります。
そう考えると、暴飲暴食によって心にダメージを受けてしまうのも頷けますね。
また、その説だけでなく、食事が体に及ぼす作用にはインスリンの上昇や下降をはじめとした明確な反応があり、眠気を催したり、やる気を減退させたりなどが代表的です。
『食べる』という行為は、体だけではなく心にも影響を与えていることを忘れてはいけませんね。
2.人と自分を比較する
「比較はいけない」や「比較しても意味はない」と頭ではわかっていますよね。わかっているのに、つい人と自分を比較してしまうのですよね。それも、人の良いところや優れているところと、自分の欠点を。
それは、落ち込んでいる時や心が弱っている時ほどやりやすいことに気が付いていますか?
自分よりも劣っている人と比較して、自分を慰めようとしたり、逆に自分よりも優れている人と比較して、自分の気持ちを盛り上げようとしたり。
効果的に使えたらモチベーションをアップすることができますが、ほとんどの場合はそうはなりません。
極端に比較する回数が増えてしまえば、単に自分を苦しめてしまう結末が待っています。
3.人の顔色を窺う
人の顔色を窺うと、つい「相手に喜んでほしいな」という思いが湧き上がりませんか?そして、自分の行動が相手の喜ぶツボに当たった時は、嬉しくて楽しくて仕方ありませんよね。
そうすると、ついつい人の顔色を窺う癖がついてしまいますよ。
人の顔色を窺うと聞くと、相手に従わなくてはならない関係性を思い浮かべることもありますが、最初は本の出来心で「相手を単純に喜ばせたい」という想いから始まることもあるのです。
善意であり好意であるからこそ、ついついいきすぎた行動にもなってしまうため、注意しないとのめり込みすぎてしまいます。
最悪の場合では、関係性が崩れてしまい、相手と明確な上下関係ができるなどすると、常に自分が我慢を強いられる立場となってしまうので、苦しくなるばかりです。
4.SNSを見る頻度が多い
SNSは見ていても楽しいし、情報は尽きることがありません。だからこそ、情報過多で心が疲れてしまうことも多いですよね。
さらに心の健康を害する理由にあるのは、『人の綺麗な一面しか見えない』という点です。
もし、あなたの心が弱っている時や卑屈になっている時にSNSで輝かしい人の一面を延々と見ていたら、それで心は平穏を取り戻せるでしょうか?
「周りは成長し、キラキラと輝いているのに自分は…」と、自分を卑下してしまうことばかり考えるでしょう。もしくは、そのSNSの投稿者に対して理不尽な怒りを感じるケースも考えられます。
切り取られた一面だけを投稿することのできるSNSは、『理想の自分』を演じようと無理をしてしまう人もいるほど、依存性が高いものです。
だからこそ、見る頻度が高い人は影響を受けやすく、平穏な心とは真逆のハラハラした状態が日常となってしまいます。
5.暇を持て余す
心身を回復させるために『何もしない』という休憩もありますが、その本質は働かせすぎな脳や体、心を休ませることが目的です。言葉通りに『何もしない』でいることによって、暇を持て余した状態になってしまうと、人はつい不安や悩み事を考え出してしまいます。
暇を持て余した状態は、何かを考え続けるには最適なのです。
例えば、寝る前に読もうと思っていた本が読み終わり、いつもの就寝時間には20分ほど早いです。何かをするには短いですが、寝る直前にできることはそう多くはありませんよね。
こんな時、時間を持て余すと人はつい余計なことを考えてしまうのです。
いつも悩んでいた小さな何か。
そういえば、と思い出したかのような悩み事。
将来はどうなるのだろうか、という漠然とした不安。
そんなある意味細々とした悩みや不安を取り上げては、ついつい考え込んでしまいます。そして、その考えは尽きることがないのがほとんどです。
自分の心身を気遣おう
あなたの心は、あなたの行動によって疲れもするし回復もします。
何も「健康に良いことしかしない!」と自分の行動を制限しなくても、「心が疲れちゃったな」と感じたら、その行動をやめる自制心を持つことが大切です。
自分の心と体の状態を把握して、回復が必要な時を見過ごしてしまわないように気をつけてくださいね。
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