自分を変えたいのに、何度も挑戦しては挫折していませんか?
そんな時は、『心の土台』を見直してみましょう。
目次
『自分』を支える心の土台とは?
今の自分を変えたい。
自分を変えよう。
そう思った時、あなたはまず何から始めるでしょうか。欠点を探す?改善策を考える?思考変換法を試してみる?
もし、何度も挑戦しては挫折しているとしたら、まだその段階への変化をもたらす時期ではないでしょう。
自分を変えたいということは、今の自分に不満があるということですね。人付き合いがうまくできない、自分の意見を言いたいのに飲み込んでしまう、継続することができないなど、人によって様々な問題がありますが、そのどれもが『自分』という存在の行動によって起きています。
変わりたいのに変われない。それは、『自分』がまだ変わるには早すぎる段階にいることを意味しているかもしれないと、考えたことはありませんか?
それは例えば、物を乗せる受け皿の大きさや耐久性が低いまま、次々と新たな物を乗せ用途しているような状態です。
受け皿が小さいと物は乗せた端から落ちていきます。何度も拾い上げて受け皿に乗せても、安定して乗せることはできません。
受け皿にヒビが入っていた場合には、いくつか物を乗せたら割れてしまうかもしれません。
この受け皿とは、あなたの心の土台です。
心の土台は、あなたの心そのものを支えてくれる基礎となる重要な部分です。それが今の自分に適した大きさや耐久性でない場合、あなたは生き辛さや息苦しさを感じてしまうでしょう。そして、そんな自分を変えようとがむしゃらに努力しても、土台を安定させない限りはうまくいきません。
具体的な例を挙げると、人と話すことが苦手な人が人との会話術の本から上手な話し方を学んだとしても、そもそも会話という行為そのものが苦手では、練習もままならず、目的を達成することも困難ですよね。
心の土台とは、今の自分を形づくっている基礎です。価値観や思考、自分という存在を無意識にどう捉えているか、心の重要な部分です。
それが不安定であるということは、その上に何を重ねても揺らいでしまうのは、当然の結末なのです。
自分を変えたい。なのに変われない。であれば、まずは心の土台をもう一度見直してみましょう。
心の土台をしっかりと作り、安定させることができれば、次のステップへ『自分を変える』という本格的な行動を始めることができますよ。
1.欠点のある自分を受け入れる
心の土台とは何か。それを端的に説明するとすれば、『自分を受け入れているかどうか』です。
ありのままや素の自分を受け入れられていない人によくあるのが、ミスや失敗をした際に現実を受け入れられず、感情を爆発させたり人に責任を押し付けたりします。
自分自身にはそのようなミスをする欠点などないと思い込んでいるため、ミスや失敗をする現実が受け入れられないのです。
しかし、現実にはミスも失敗もしないようにしていても、起きる時には起きるものです。
理想の自分しか受け入れられていない人は、現実を直視することができません。そうすると、挑戦することを恐れるようになり、変化を拒み、殻に閉じこもってしまいます。
まずは、その偏った思考を整えましょう。
欠点は、誰にでもありますよ。抜きん出たところがあれば、その逆に凹んだところがあるように、短所も長所もあって当たり前です。その当たり前を、そのまま受け入れてください。
欠点を拒否する人には、「欠点なんてあってはならない」と心のどこかで思っています。それは親や周りにいる人から「失敗してはいけない」や「ミスはあってはならない」と失敗することの恐怖を教えられ、心に深く根付いているからです。
けれど、完璧な人間はいないので、失敗もミスも一つもしないなんて人間でいようとすることの方が不可能だと、わかっているはずですよ。
自分の欠点を見つけたら、「こういう部分があるんだな」と否定や評価、嘆いたりせずに受け入れる言葉をかけてみてください。それだけでも心は軽くなっていき、徐々に欠点を受け入れることができていくでしょう。
2.思い込みを取り払う
思い込みは、想像する以上に厄介な存在です。なぜなら、本人はそれを間違いだとも異常だとも思っていないからです。
けれど、それに気が付くことができれば、取り払うこともできますよ。
何が常識か、何が正義か。という考えと同じように、価値観に正解はありません。その人が生きていく上で苦しいと感じるのであれば、その価値観はその人に合わないものだということはわかります。
そこで、こんな質問を自分に向けてみてください。
あなたを生き辛くさせている基準は何ですか?
あなたが苦しいと思う瞬間は、どのような環境、状態ですか?
あなたが変えたいと思っている部分を、別の視点から捉えた場合、自分自身が変えられる思考や行動はありますか?
自分に起きていることや自分自身の状態を客観的に捉えると、自分の中にある思い込みに気が付くことができます。
思い込みに気が付けたら、あとはそれを必要としているか不要なのかを判断するだけです。
自分を変えるのは土台ができてから
自分を変えたいと必死になる気持ち、よくわかります。どうにかして、今の苦しい状態を抜け出したくて、辛く俯いている自分を救いたくて、ただそれだけなのですよね。
けれど、自分を掬い上げる土台がなくては、うまくいきません。
心の土台をしっかりと作りましょう。
それからだって遅くはありません。
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