「自分なんてどうせ…」そう思う原因は、自分に価値がないからと思い込んでいませんか?
本当の原因は、『そう思わせる出来事』が積み重なったことで引き起こされています。
目次
「自分なんてどうせ…」その原因は『存在価値』ではなく?
「自分なんてどうせ…」そう思う原因を聞くと、ほとんどの人は「自分には価値がない」と答えます。
しかし、測りようのない『存在の価値』が本当に自分を卑下したり否定したりする原因なのでしょうか?もっと別のところに、本当の原因は隠されていますよ。
本当の原因とは、過去の出来事です。過去の何かの出来事に遭遇した時に、自分の存在を軽く扱われたり、人と比較されて優劣をつけられたり、自分の行動を笑われたりした『嫌な記憶』はありませんか?
一つ一つは小さな出来事かもしれませんが、「自分なんてどうせ…」と思うには十分な出来事となって心に沈んでいることがあります。
「自分なんて」と思う原因は、自分に価値があるかどうかではなく、『自分を過小評価させる出来事』がキッカケとなって起きていると知れば、その原因を取り除いたり、捉え方を変えたりすることで、心の傷を癒すことができるのではないでしょうか。
「自分なんてどうせ…」と、自分を卑下するのも否定するのも、疲れてしまいますよね。
本当はもっと自分を愛したいし、好きだと言いたいのではありませんか?
できることなら、もっと笑って過ごしたいのではありませんか?
心からあなたが笑えるように、その心に沈んだ傷を癒してみましょう。
傷と向き合うのは怖くて痛いかもしれません。でも、傷が癒えたら今までよりも、もっと心の底から笑えるかもしれません。
1.何が「自分なんて」と思わせているのかを知ろう
「自分なんてどうせ…」と、つい言ってしまうのはどんな場面でしょうか?
まずはキッカケとなった出来事と向き合うため、その出来事を思い出してみてください。
長年言い続けている人は、何が原因の出来事だったのか思い出せない人もいますが、それは心の底に深く突き刺さったままです。大きな出来事というよりも、小さな出来事がいくつも突き刺さって、傷を作っているのでしょう。
その出来事を探すには、あなたがつい「自分なんてどうせ」と言うシーンに、心が揺さぶられるシーンにあります。
誰かと比較されること?
体型や仕草を指摘されること?
コミュニティで疎外感を覚える瞬間?
誰かを信じようとした瞬間?
愛してほしいと願った瞬間?
あなたが自分を卑下するようになった出来事は、一体どのような出来事だったのか思い出してみると辛い気持ちまで蘇ってきて、心は小さく小さく萎んでいくでしょう。
もし辛くなったら、中断して構いません。無理をすることはないのです。少しずつ癒せるように、ゆっくりと進んでいってください。
2.悲しい気持ちを受け止めよう
記憶と一緒に当時感じていた気持ちも蘇ってきます。蘇ってきた気持ちと昔の自分ごと「こんな風に思ったんだね。辛かったね」と、受け止めてあげましょう。
当時の自分では、その気持ちを受け止めることも吐き出すこともできず、心の底に沈めるしかできませんでした。だから、今も思い出すことで当時の気持ちそのままに感じとり、辛さや苦しさを追体験して、再び心に傷を作ってしまいます。
けれど、今は受け止めようとするあなたがいます。
受け止められるあなたがいます。
昔のことは終わった出来事として、客観的に見つめ直してみてください。あなたが、昔のあなたをカウンセラーであるかのように。
心の底に沈めた気持ちを一つ一つ、ゆっくりと受け止めていってあげると、不思議と心が楽になっていくのを感じ取れます。
心が軽くなるまで長い時間はかかりますが、どこにも行き場のなかった気持ちが落ち着ける場所を見つけられたように、ゆっくりと楽になっていきます。
そうなるまで、何度も出来事と向き合って、気持ちを受け止めて。
無理そうだったら無理はせず、中断して大丈夫です。心に余裕のある時に、もう一度やってみればいいのですから。
3.事実を客観的に見つめ直す
気持ちを受け止めることができたら、最後のステップへ進み、「自分なんてどうせ」と思っていた事実をもう一度振り返ってみましょう。今度は、事実のみを客観的にです。
「自分なんてどうせ…」と思うようになった出来事の事実だけを抜き出し、客観的に見つめ直してみると、大半の出来事はとても些細なものだったことがわかるでしょう。
その出来事のがいくつも積み重なって、自分を過小評価するように心が向いていってしまったのだと気が付いたら、あなたはもう前に歩き出せます。
自分自身の価値を決定付ける出来事など、何一つ起きていなかったとすると、今こうして「自分なんて」と自分を卑下したり否定したりする必要はないことに気が付きましたか?
心のバランスを取るために「自分なんて」と思い込んでいたけれど、今はもうそんな必要はないのだと理解できたら、その出来事を終わらせましょう。何度も思い返す嫌な出来事ではなく、ただの記憶にしましょう。
そうやって一つ一つの出来事を客観的に見つめ直すと、「自分なんてどうせ…」と言う原因はさっぱり消えてしまいましたね。
一度に全部のステップを行うのは、心に大きな負担をかけてしまうかもしれません。まずは、ゆっくりと時間をかけて気持ちを受け止めるところから、はじめてみてください。
一つずつ心をほぐしていこう
傷ついた心と向き合うのは、辛いですね。また同じ傷を見なくてはいけない。また同じ記憶を引っ張り出さなくてはいけない。けれど、そうしないと、ずっとずっと辛いままだから。
嫌なこと、辛いこと、苦しいことをきちんと終わらせるために、一つずつほぐしていきましょう。
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