迷っている人は『人生の残り時間』を考えてみて

2022/10/28

行動するかしないか、迷っていませんか？
その迷いに答えを出すために、『人生の残り時間』を考えてみましょう。

迷っている時間も人生は消費されていく

やってみたいこと、気になることは色々あっても、実際に行動するハードルが高いと感じていませんか？
ハードルが高いと思う理由、実はその理由、自分で『やらなくてもいい理由』を探しているだけだと気が付いていますか？

行動しようとすることは、現状からの変化です。人は変化を嫌う生き物で、安定した状態を本能的に好む傾向があります。
そのため、自分のためになる変化であっても、つい「やらなくていい理由」を探してもっともらしい理由をつけて、行動しなくても済むように自分をコントロールしています。

しかし、そうやって何も行動せずに過ごした人生は、歳を重ねていくごとに後悔の念が積もりやすいのも、知っているでしょうか。

人生の終わりを察すると、人は自分の人生を振り返るようになります。
その時、良い人生だったと思える人はそう多くはありません。多くのケースでは、「やりたいことをもっとやれば良かった」と、行動しなかったことを後悔しているのです。

行動して失敗するのが恥ずかしかったり、失敗して取り返しのつかないことになるのが怖かったり、起きる確率が低いリスクを数えて、その場ではリスクを回避したつもりになっていても、人生の最後に後悔が待っているとしたら、今のままで良いのかを考えてみませんか？

行動に迷っていたら、次の二つを意識してみましょう。
きっと行動する力を刺激してくれるはずです。

１．『今』が人生で一番若い

時間は、刻まれ続けていくものです。一方向にだけ進んで、決して戻すことはできません。
もし、過去に「もうこんな年齢だから」と行動しなかった経験がある人は、もう一度同じ後悔を繰り返してしまうかもしれませんよ。

誰でも等しく歳をとっていきますが、行動しない理由に年齢をあげる人は、生きていくうちにできることがどんどん少なくなっていきます。
それは、自分自身で『年齢』を理由に行動しない選択をしているからです。

『今』という時間が人生の中で最も若く、終わりまで一番時間がある状態です。
年齢を理由に行動しないということは、歳を重ねるごとにできることを失っていく選択を自分でしているということになります。

新しい趣味を始めたり、今まで行ったこともない場所に旅してみたり、行動しようか迷っていたら、時間はどんどん失われていっていることを意識してみてください。
そう意識することで、踏み出せなかった一歩を踏み出せるかもしれません。

２．行動しながら考えても良い

物事を先送りにしてしまう癖がある人には、『まずよく考えて結論を出そう』とする思考が強い傾向があります。
自分の中でとりあえずでも結論を出さないと、行動することができません。その理由は、「行き先や計画がきちんと決まらないと出発できないから」と思い込んでいるからです。

確かに、達成したい目標を明確にしたり、綿密な計画を立てたりすることが重要となるシーンは多いですが、まず計画ありきでは、人は立ち止まってばかりとなってしまいます。
なぜなら、『考えること』には膨大な時間が必要となるからです。

例えば、人生で初めての海外旅行をしようと思い立った時、失敗しないように旅行の計画を立てようとしますね。
風光明媚な観光地やその国の文化に触れられる場所を検索し、どういうルートなら日程内に回りきれるか、1ミリの失敗もない完璧な旅行計画にして、華々しい思い出を作りたいと、いつの間にか計画のハードルを上げてしまうと、何年経っても旅行には行けませんよね。

考えたり悩んだりするのは、行動しながらでもいいのですよ。

海外旅行の例ならば、「とりあえず3日間の休みに海外旅行に行くことにしよう」や「一番気になっていた場所に行こう」など、計画を考える前に旅行に行くための行動を開始します。すると、次々と考えたり決断したりしなくてはならないことが出てきますが、その都度解決していけば海外旅行に行くという目的を達成できますね。

悩んで考えている時間、立ち止まっている時間。それはとても勿体無い時間の使い方ではありませんか？
やろうかやらないかを考えているよりも、とりあえず行動を開始すると、すべきことが見えて迷いが少なくなるケースも多いですよ。