人の目が気になって、自分の気持ちも素直に言えなくなっていませんか？
そのまま自分の気持ちを抑制していると、ますます生き辛くなっていってしまいますよ。
目次
人の目が気になるのは『自信』がないから
言いたいことは本当はあった。なのに、言葉が出てこない。
言おうとしても、飲み込んでしまう。
仕事という公的な場でも、プライベートな場でも、自分の気持ちを言葉にして伝えることが困難だと感じている人はたくさんいます。
その人達に共通するのは、『人の目が気になる』ということ。
人の目を気にするようになる原因には、相手からネガティブな反応が返されてしまうのが怖いと感じるパターンと、失敗や間違えることを極度に怖いと感じるパターンが考えられます。
相手に嫌われてしまうかもしれない可能性や、対応を間違えてしまうかもしれない可能性を選んでしまうくらいなら、いっそ何も答えない方がいいのでは？と無意識に気持ちに蓋をして、その場の空気を読んだ無難な回答で乗り切ろうとします。
こうした行動を選びとる背景には、『自信の無さ』が関係しています。
自分の意見が正しいという自信がないから、はっきりと相手に告げることができません。
間違いだと指摘されること、相手から「嫌い」と言われることが怖くて、自分の気持ちを信じるよりも『相手がどう思うか』の方を意識して、気持ちを言葉にできないのです。
本来、気持ちに正誤なんてありませんよね。けれど、人の目が気になる人は、自分の気持ちが相手にとっての正解か、社会にとっての模範回答かなど、その場その場での正解を見つけようとしています。
だから、自分がどう感じているかよりも、その気持ちはこの場では正解なのか？という視点で自分の気持ちを判断してしまうのです。これでは、自分を信じられないのも当然でしょう。
しかし、自分の気持ちを言えるようになる、人の目を今よりも気にしなくなると、自然と生きやすくなります。
生き辛さの根本が『自信の無さ』なら、ご紹介する二つのステップを試してみませんか？
自信を持ち、堂々と生きていけるあなたになれるように。
１．「正解なんてない」と自覚する
まずは、偏った考え方を手放しましょう。
人の気持ちに正誤はないとお伝えしました。相手を喜ばせるための回答はあっても、それがあなたの本心と同じではないはずです。
相手を喜ばせるため、相手から嫌われないため。そうやって選んだ気持ちは、あなたが本当に言いたいことではありません。相手を意識した模範回答です。
自分の気持ちを、「相手にとってはどうだろう？」と考えるのはやめましょう。
いくら考えてみても、相手に都合の良い回答しか得られません。考えれば考えるほど、自分の本当の気持ちからは遠ざかっていくばかりです。
あなたが自分を偽るほど、あなたが周りにいてほしいと望む人達は遠ざかってしまいますよ。自分を偽るということは、偽りの自分に合う人達に囲まれるということです。
気持ちに正解も不正解もありません。
相手が快不快を判断するのは、相手の自由です。
あなたは、ただ素直に自分の気持ちを伝える自由があるだけ。
素直なあなたの気持ちを伝えれば、あなたを理解する人が周りに集まりやすくなります。
２．自分の気持ちを声に出してみよう
咄嗟に口を噤んでしまう人は、もはや癖になってしまっているかもしれませんね。気持ちを隠す癖、本心を言わない癖、相手の反応を確認する癖。まずは、そんな癖を治すために、自分の気持ちを素直に言えるようになりましょう。
今まで言わないようにしてきたのに、いきなり自分の気持ちを相手に伝えるのは難しいですよね。そんな時は、鏡やぬいぐるみなどを利用して、自分の気持ちを声に出す練習がおすすめです。
自分の前に鏡やぬいぐるみ、または椅子を置いて、誰かと対面しているシミュレーションをします。
その状態で、自分の気持ちを言えなかった場面を思い出し、もう一度やり直してみましょう。
まずは、ひと言。気持ちを言葉にして、声に出してみてください。
失敗や間違いを必要以上に恐れないで。
相手の反応を気にしないで。
あなたが本当の気持ちを相手に伝えることで、本当の関係が始まるのです。
『自分の気持ち』を大切にしよう
気持ちを伝えるのは、怖いですよね。相手からどう思われるのかと考えると、嫌われてしまうかもしれないと最悪の選択肢が頭をよぎり、自分の気持ちを伝えるなんて怖くてできなくなってしまいます。
けれど、そうやって自分を偽ることが、対人関係を複雑にし、生き辛さの檻の中に自分を閉じ込めてしまいます。
気持ちを伝えれば、あなたが何をどう感じる人間なのかを周りは知ることができる。それは、より良い関係性を築くには重要なことです。
そして、自分自身がどういう人間なのかを自分が知るためにも、気持ちを表現することは非常に重要です。
生き辛さを和らげて、生きやすくなるように。
自分の気持ちを周りの人達に伝えてみてください。
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