全てのストレスに立ち向かってはいけない!慢性的なストレスは『リラックス』が優先!

全てのストレスに立ち向かおうとしていませんか?そうすると、余計に疲れたりイライラしたりしませんか?
慢性的なストレスには『心身をリラックスさせる』方が効果的です。

目次

 

ストレスホルモンは身を守る本能?

SOSの文字

人はストレスを感じると、体内でコルチゾール(通称ストレスホルモン)が分泌されます。コルチゾールは心拍や血圧を上昇して脳を活発に活動させたり、脂肪の分解を促したり、抗炎症作用など体に必要な様々な働きを行います。

ストレスとは、言わば生命の危機です。
生命に危機が迫っている時、その場から逃げる(逃走)か、留まって戦うか(闘争)を瞬時に判断しなくてはなりません。そのために交感神経を刺激するコルチゾールが分泌されるのです。

しかし、現代では石器時代のように生命の危機に関わるような出来事はそうそう起きませんよね。けれど、ストレスホルモンはしっかりと日常の中にあるストレスに対抗しようとして、分泌されています。
例えば、忙しすぎる仕事のストレス、うまくいかない対人関係のストレス、運悪く遭遇してしまった嫌な出来事など、様々なことで人はストレスを感じ、その都度コルチゾールは分泌されています。

はるか昔と大きく異なる点は、闘争か逃走を判断するべき明確な『敵』が目の前にいないため、どう対処していいかわからないことです。

仕事は敵ではありません。
縁あって知り合った人は敵ではありません。
嫌な出来事も、その場を過ぎれば生命の危機をもたらす敵はいません。

けれど、それらから受けるストレスが毎日繰り返されたら?
体の中ではコルチゾールの分泌が促され続け、戦うか逃げるかを判断しなくてはならない焦りや不安が心に広がるでしょう。
しかし、現代では簡単に闘争も逃走も選ぶことはできず、どう対処したら良いのかわからない出来事の方が多いです。

そんなストレス源の見つからないストレスには、心身をリラックスさせることをおすすめします。

対処法を考える心の余裕がなければ、正しい思考は困難です。まずはストレスで乱れた心を落ち着かせるため、リラックスできるように心がけてみましょう。

 

1.独りの時間を作る

ストレスで思い浮かぶのは、大半が対人関係ではありませんか?
人との付き合いには気を遣います。相手がどれだけ身近な人でも、大切だからこそ身近にいるわけで気を遣わずにいても良いというわけではありませんよね。

まずは、ゆっくりと呼吸できる独りの時間を設けてみてください。

可能であれば、休日の丸一日を独りで過ごします。難しい場合は半日でも構いません。
誰もいない環境であれば場所は問いませんが、静かに過ごせる場所が良いでしょう。ストレスに晒され続けた心身は、感覚が過敏になっているので、匂いや音、目から入る刺激などできるだけ抑えると心身が休まります。

たまには、独りで心身をリラックスさせる休日を過ごしてみませんか?

 

2.自然の中をゆっくり歩く

自然には、人の心身をリラックスさせ、癒す効果があることがわかっています。
人工物の何もない大自然の中をゆっくりと歩いてみれば、グルグルと考え込んでしまっていた思考もスッキリさせられます。

おすすめは、登山です。歩くことに集中できるので思考を止めやすく、無心になって体を動かし、ストレスを解消することができます。
1,000m以下の適度な低山であれば、体に負担もかかりにくいので休日の早朝から歩いてみてはいかがでしょうか?

他にも、自然の多い公園や海や森、川などもリラックスに適しています。できるだけ街から離れ、静かに寛げる場所があると、よりリラックスできますよ。

 

3.深く瞑想する

ストレスによって心身が疲弊している時、まともに思考するのも困難な状態になっていることが多いのですが、自分では意外とわからないものです。

瞑想をしたことはありますか?
ゆっくりと心を落ち着けて、深く呼吸をするだけですが、それが心身に良い影響を与えることがわかっています。

悩みを考え続けるのを止め、瞑想中は思考が停止します。すると、脳も心も休まりますよね。
悩んでいる時やストレスを感じている時は呼吸が浅くなりがちです。それは闘争か逃走かを判断しなければならない緊張状態だと、体が認識しているからです。

その緊張状態を解きほぐすのに、瞑想は最適です。

姿勢を正して背筋を伸ばします。
ゆっくりと体から息を吐き出し切って、同じようにゆっくりと体の隅々まで届くように息を吸い込みます。
これを繰り返していく間、全ての思考を止めましょう。
感じるのは体に巡る空気の流れのみ。悩みも解決への思考も瞑想の間は、全てを停止させます。思考が思い浮かんだら、その都度中断させて、呼吸に集中していきましょう。

ここで注意が一つあります。
たとえ瞑想中に何度も考え事が浮かんでも、「また失敗した!」や「考えないようにいなくちゃいけないんだ!」と、自分を否定したり失敗を否定したりすることは避けましょう。

何度失敗してもいい。その度にもう一度やってみればいいだけのことです。
初めから上手くできる人はいませんから、安心して何度も何度も取り組んでいきましょう。最初から結果を出すことに執着すると、思った結果にならなかった際に自分を責める材料となってしまいます。それは避けましょうね。

 

結果を欲張り過ぎない

オレンジの花の写真

心身をリラックスさせようとする際に、次のことを心の隅に留めておいてください。

リラックスしようとする自分の行動に評価を下さない。
忍耐強く何度も試してみる。
闇雲の頑張り続けないで中断することも良しとする。
現状を受け入れる。
結果だけに囚われない。

疲れていると、何もかもが困難になります。
けれど、疲れていなければ?エネルギーが満タンだったら?
もっと周りにある楽しいことに目を向ける余裕が生まれるかもしれませんね。

ストレスに立ち向かおうとせず、まずはリラックスしてみませんか?
もっと良い対処法を考えつけるかもしれませんよ。

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