自分に『嘘』をついて生きていると、生き辛くなってしまいます。どうして嘘をつくだけで生き辛いのか、知っていますか？
目次
自分に嘘をつくとは？
自分に嘘をつくという行動は、どのような行動だと思いますか？
そして、どのような時に嘘をつくのだと思いますか？
今、なんとなく自分が好きになれないと感じている人は、もしかしたら自分自身に嘘をつき続けているのかもしれません。
その原因を探っていくと、対人関係にぶつかるでしょう。
例えば、好きでもないものを周りが好きと言っているから空気を読んで好きだと言ったり、本当は苦手なことなのに周りに合わせてやってみたり。
こんな風に、自分の我慢によって対人関係を維持しようとすると、自分自身の気持ちに嘘をつかなくてはなりません。
本当はそうは思っていないのに。本当は真逆のことを思っているのに。
思い切って「自分は〜と思っている」とは言えないで、自分に嘘をついてまで周りに合わせてしまう。
そうやって自分に嘘をつき続けていると、だんだんと生きていること自体を辛く感じるのも無理はありません。
自分に嘘をつくのは簡単です。けれど、その代償に失うのは周りに合わせて良い人という評価を得るよりも、もっと大事なものではないでしょうか？
良好な対人関係を築くためには、ある程度の我慢や譲歩は必要です。しかしそれは、素直に自分の気持ちを伝えられることが前提です。自分を偽ってまで維持しようとする対人関係では、関係を持っていることすら苦痛になります。
生き辛さを和らげるには、まず自分に嘘をつかなくても良い環境を整えることから始めてみませんか？
自分に嘘をつかなくても良い環境にいれば、我慢する苦しさも辛さも、感じなくてもよくなります。
１．素の自分を認めてくれる人と一緒にいる
自分に嘘をつかなくてはならないと考え、それを実行してしまうのは、嘘をついてまで自分の意見が言えないようなコミュニティに所属していたり、そういう人と関係を築いていたりするからです。
飾らない素の自分を認めて受け入れてくれる人と一緒にいれば、自分に嘘をつく必要はなくなります。
難しいことのように思えますが、何も聖人君子を見つけなければならないわけではありません。何でも最初から否定してくる人やマウントを取ろうとしてくる人など、害のある人を避ければ良いだけと考えてみてください。
まずは、他者を下げて優越感や安心を得ようとする人を避けましょう。そして、自分の素直な気持ちを伝えるようにしていれば、そのままのあなたを受け入れてくれる人が近くに残ります。
２．素直な気持ちを相手に伝える
素直な気持ちを相手に伝えるのは、怖いですか？
もしかしたら、素直に言っても傷つけられるかもしれないし、それをキッカケにイジメられるかもしれないと考えると、怖いですよね。
けれど、自分を守るために嘘をつき始めると、常に嘘をつき続けなくてはならなくなます。
自分に素直でいるのは怖いかもしれませんが、良い対人関係を築くためにも、生きやすくするためにも、自分の気持ちに素直でいることは大切です。
偽った自分でしか一緒にいられない相手とでは、一緒にいるのが苦痛になるだけですから。
周りに素直な気持ちを伝えていれば、あなたがどういう人間なのかを周りに知らせることができます。あなたを苦手だと思う人は離れていくし、好きだと思う人はあなたの周りに残ります。
そうやって関係の輪が広がれば、あなたの周りにはあなたを傷つける人はいません。
それならば、無理をして自分を偽る必要もないですよね。
３．無理に相手に合わせようとしない
自分に嘘をつくつもりはなくても、嘘をついてしまう行動があります。それが、ちょっと無理をして相手に合わせようとする行動です。
相手を喜ばせたいという気持ちからの行動かもしれませんが、度が過ぎれば自分にも相手にも良い影響はありません。
相手は、あなたが同じ価値観や感性を持っている人間だと誤解するし、同じものが好きだと思えば、一緒に好きなことをしようとどんどん誘ってくるでしょう。
最初は相手を喜ばせたい一心で無理して合わせていたら、その後は一緒にいるたびに無理をして合わせ続けなくてはなりません。
途中で限界がきて「実は本当は嫌だった…」と伝えたら、相手はショックでしょう。
無理をして合わせてしまっていたのか、本当は同じ価値観ではないのか、騙していたのか、喜んでいる風だったのは偽りだったのかと。
一時的にでも、相手との関係にはヒビが入ってしまうのは避けられません。そして、我慢し続ける日々にも本心を告白してからも、あなたの心はストレスでいっぱいです。
無理に合わせるくらいなら、最初から素直に気持ちを伝えておいた方が、あとで楽なのは事実です。
人と一緒にいる時間で、本心を隠して無理に相手に合わせるのは、相手を一時的に喜ばせ、その後に追い落とすようなもの、相手にとっては裏切りとも思われかねない行動だと覚えておきましょう。
自分に素直に生きていい
自分を偽れば、自分にも相手にもストレスを与えてしまいます。対人関係のストレスは、人が生きていく上での大きな問題ですよね。できれば、問題は小さい方がいいし、少ない方が楽です。
そうするためには、まずは自分の気持ちに素直に行動しましょう。
嘘をつかなければ生きていけなかったのなら、今から素直に生きていける環境に逃げませんか？
素直になることに慣れていないなら、今から素直に気持ちを伝えられるように変わりませんか？
自分の行動は変えられます。行動が変われば、生き方も変わっていきます。
生き方が変われば、辛いだけの人生は喜びと楽しさに満ち溢れた人生へと変わる可能性があると思いませんか？
自分に素直に生きてみましょう。
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