どんな言葉を口にするか。
どんな言葉を耳にするか。
『言葉』は人の人生まで変えてしまう影響力があることを知っていますか?
目次
どんな『言葉』を口にするかで人生は変わる
いつも、あなたはどんな『言葉』を口にしていますか?
口にすることはは、受け止める相手がいて発していますが、その言葉を聞いているのは相手だけでなく、自分自身もちゃんと聞いています。
『言葉』の影響は、相手にも自分にも等しく受けているのです。
北欧家具を取り扱うIKEAでは、いじめ防止啓発のために『言葉の力』を実験しました。
実験では、同じ種類の観葉植物を用意しました。どちらも同じ日当たり・風通しの良い場所に置き、肥料や水にも差をつけず、全く同じ環境で育てます。
一つだけ違うのは、『言葉』です。
一方には『優しい言葉』を毎日かけ続け、もう一方には『悪口などのネガティブな言葉』をかけ続けました。
その結果は、はっきりと二つの成長に変化をもたらしました。
『優しい言葉』をかけ続けた植物は、青々とした歯を茂らせ、大きく成長しました。
『悪口などのネガティブな言葉』をかけ続けた植物は、葉が萎れ、黄色く変色し、明らかに元気ではない状態になっていきました。
どちらも同じ肥料をやり、同じだけ水を与えていたにもかかわらず、『かける言葉』が違うだけで、これほどまでに大きな違いを明らかにしたのです。
ここから、あなたは何を感じ取るでしょうか?
私たちの日常にも『言葉』は溢れています。その『言葉』は、優しい言葉ですか?ネガティブな言葉ですか?
自分が発する言葉、人から聞く言葉。たくさん溢れる言葉を『聞く選択』と『言う選択』が人にはあります。
あなたは、自分が言う言葉・聞く言葉を選んでいるかを考えてみてほしいのです。
毎日のように、悪口や陰口を聞いていたら、気分は優れないでしょう。微量な毒を飲み続けているようなものです。その言葉を自分が発しているのならば、よりその影響は強くなるでしょう。
その言葉を、優しい言葉に置き換えることができたら。
もしかしたら、今感じている苦しさや辛さが和らぐかもしれませんよ?
自分の心を穏やかにするために。
生きることが辛いだけにならないように。
『言葉』から変えてみませんか?
1.自分が発している『言葉』を自覚する
まずは、自分がいつもどんな『言葉』を発しているか、それを確認してみましょう。
例えば、今日一日どんな話をしたかを思い返してみるところから始めます。
いつ、誰と、どこで、どのような話をしましたか?
話の内容はポジティブかネガティブかで分けるなら、どちらでしたか?
その会話で、あなたはどんな『発言』をしましたか?
その会話で、あなたは相手からどんな言葉を『聞き』ましたか?
思い返してみると、ブラックジョークと言ってネガティブな自嘲を繰り返していたり、誰かの悪口を繰り返していたりしているかもしれませんね。
2.『優しい言葉』を使おう
自分の発言がネガティブな方に傾いていると気が付いたら、そこから自分の行動を改めることはできます。
今まで間違っていたのなら、それを正せばいいのです。大切なのは、これからをどう過ごすかです。
ネガティブな発言を、『優しい言葉』に変えてみましょう。
思い返した会話を練習にして、言葉を変えてみてください。
言葉を変えるだけで、話の雰囲気はガラリと変わるはずです。その違いをリアルに想像してみてください。
嫌な言葉を使っている自分は、とても嫌な顔をしています。誰かを蔑み、マウントをとって安堵しようとしています。
それを『優しい言葉』に変えるだけで、自分の顔付きも優しくなっているでしょう。話している時の心境も、トゲトゲした気持ちから、ほんわりと包み込むような温かさを感じられるはずです。
自分が望まないことや嫌だと感じることを伝える時、心が弱って辛い時以外に、悪口やネガティブな言葉は必要ありません。
『優しい言葉』を使って、自分の心も聞いている相手の心も癒しましょう。
3.人の言葉を『聞かない選択』をしよう
悪口やネガティブな言葉を使いたいと思う人は、その場の会話の流れを無視しても唐突にネガティブな言葉を投げかけてきます。そんな時、その場に居続けるのではなく、その場を離れる『聞かない選択』をする自由が、あなたにはありますよ。
人の話はきちんと聞きましょう。礼儀やマナーとしては正解ですが、聞いていると具合が悪くなるような話まで、熱心に聞く必要はありません。
その話を聞くことが自分自身にどうしても必要というわけではないのなら、その場をさっと離れてしまった方が、自分の心への悪影響を最小限に抑えられるでしょう。
『聞かない選択』は、選ぶのが難しいと感じるかもしれませんが、「そういう話は苦手なので失礼します」とひと言断ってからその場を離れるならば、どうでしょうか?
礼儀やマナーの観点からも、無言でその場を離れたわけではないので、失礼には当たらないでしょう。人が嫌がる話を続けようとする人の方こそ、礼儀やマナーがなっていませんよね。
『言葉』で人生を変えていこう
日本には古くから『言霊』が存在していると信じられています。「滅多なことを口にしてはいけない」と言われるのは、口から発する言葉には『言霊』が宿り、力があると信じているからです。
この力は、誰にでも使えます。自分自身に対する呪いにもなるし、自分を良くする清涼剤としての効果も期待できます。
あなたは、『言葉』をどう使いたいですか?
心を癒しもできるし、壊すこともできる『言葉』をどう使うか。
それは、あなたの選択に委ねられています。
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