思ったように出来ない。努力しているのに実らない。そんな辛さを味わうくらいなら、いっそ何もかも辞めたくなる気持ちに悩まされていませんか?
辛い伸び悩みの真実を知れば、辛い気持ちを消し去れるかもしれません。
目次
伸び悩みの時期『プラトー現象』とは?
調子良く自分の成長を感じられていたのに、突然それが全く無くなってしまったという経験は誰にもあるでしょう。それは、プラトー現象と呼ばれるものです。
人の成長をグラフ化すると、階段のように一段ずつ登っていくのがわかります。この階段を一段登るために、できる努力をして上を目指し、突破した瞬間に成長が感じられます。
しかし、一段の高さや階段の奥行きには個人差があり、すんなりと一段を登り終えられるのは、大人になるほど難しく感じられるようです。
例えば、筋トレをイメージしてみるとわかりやすいでしょう。
腕立て伏せを毎日5回やるのが精一杯だったのに、気が付いたら7回できるようになっていたら、それは成長ですね。
しかし、7回ができるようになってから先は、なかなか回数を増やすことができず、「努力を怠っていないはずなのに」と自分の中に疑念や不安が生まれます。
頑張っても出来ない。この事実が心に刺さると、努力することの虚しさや自分への失望感に悩まされることになるのです。
「どうせ、頑張っても無理だ」と思うのは、停滞期に起こりやすい現象です。
ただ、この停滞期はいつまで続くかわかりませんが、必ず抜け切るものだということを知っていますか?
イメージするならば、ゲームの経験値を稼いでいる状態でしょう。ゲームのキャラクターを成長させるには、敵を倒して経験値を得る必要があります。その経験値は、レベルが高くなるほど途方もない数字になりますよね。現実の人もそれと同じ状態で、経験値が見えないだけなのです。
ゴールがいつになるかわからない不安は、恐ろしいですよね。自分の努力を疑い、自分の成長の限界を疑い、自分自身を疑ってしまいます。
けれど、プラトー現象は単なる停滞期。いつか必ずその努力が芽吹く瞬間はやってくるのです。
プラトー現象の時は、がむしゃらに頑張るよりも、『今』に集中することが大切です。
ポイントとなる三つをご紹介するので、ぜひ試してみてください。
1.今できることを頑張る
停滞期には何をしても無意味に感じられますが、それは実感がないというだけで、確実に経験値は積まれている状態です。ただ見えていないだけなのです。
そこで努力を怠れば、「やっぱり無駄だったんだ」と自分が想像した嬉しくない未来を作り上げる結果に終わってしまうので、努力は今まで通り続けましょう。
ただし、『今できることを黙々と頑張る』ことに集中するのがポイントです。
今できないことを、どうにかできるように頑張るのは苦痛ですし、叶えるのは難しいです。そこで、今できることだけを頑張ってみてください。
いつもと同じで良いのです。特別厳しくしたり、緩めたりせず、いつもと同じをやり続けることに集中しましょう。
「これを今日やる」と決めたら、それができたら「頑張った」で良いのです。停滞期は、結果よりも過程を意識していると、心を擦り減らすことが少なくなります。
2.何が出来ないかを整理する
出来ないことがあると、気になるものですよね。出来ないことに対しては、『何が出来ていないか』を整理してリストアップしてみてください。
リスト化すると、今の自分に何が出来ていなくて、『自分が何を出来るようになりたいと思っているか』を明確にすることができます。
それにより、目標や計画の修正を行って、今の自分に合わせ直すこともできますね。
出来ないことを明確にするのは、今すぐに出来るようになるためではありません。『いつか』出来るようにするために、停滞期の今は無理をしないよう心がけるためです。
しかし、停滞期に出来ないことを一切やらなくなるというわけではありません。今までと同じように、努力を続けることは大切です。その経験は確実に自分の糧になっているのですから。
ただし、結果には執着しないこと。それだけ気を付けましょう。
3.リラックスタイムで自分を癒す
なかなか良い結果が得られないと、心は大きなストレスを受けている状態です。一日の終わりに、週の終わりに、定期的に自分をリラックスさせて癒しましょう。
リラックス方法はなんでも構いませんが、暴飲暴食や人の悪口を言うなど、自分に悪影響のあるものはいけません。これらはストレスを発散しているようで、悪いものを溜め込んでいるだけです。
正しいリラックス方法は、自分の中にある気持ちを外に吐き出します。
散歩やジョギングのような軽い運動をしたり、入浴やサウナで体から緊張感を取り除いたり、自然の中を散策するのも良いリラックス方法です。自分に合ったものをやってください。
いつか芽吹く時期が来る
出来ない、うまくいかないことにばかり意識が向くと、どうしても辛くなります。自分を信じられなくなってしまいます。
伸び悩む停滞期は、「これがプラトー現象か。今、私は成長途中なんだ」と捉え方を変えてみてください。
今まさに高いハードルに挑み、乗り越えようとしている最中なのだと思うのも良し、黙々と努力を積み重ねていけばいつか成長できると思うも良し。
自分は必ず前に進めると信じて、今やるべきことに集中しましょう。結果は乗り越えた瞬間に実感できます。
SNSやってます!
ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!