現状を好転できない原因。思考停止状態に陥っている?思考する癖をつけよう

思考停止状態と聞くと、何も考えていない状態をイメージしますよね。そんな状態は、パニックになった時以外にはほとんどないと思いますか?
実は、人の指示を鵜呑みにする・使いづらい道具を我慢して使うという状況も、思考停止状態になっています。あなたの日常は、思考停止していませんか?

目次

 

思考停止状態ってどういう状態?

南京錠の写真

衝撃的な出来事があって、頭の中が真っ白になってしまう状態を、思考停止状態といえます。けれど、もっと日常的に私達は思考停止状態で活動していることに気が付いていません。

例えば、こんな場合は思考しているでしょうか?思考停止しているでしょうか?
職場で、上司の指示に疑問を抱かない。
家庭で、家族に言われた家事のやり方をそのまま行う。
周りの過半数がやっている事は、間違いないと思っている。

人は、前例があるとそれに従おうとします。そこにおかしな点があっても、「前からのやり方だし」と思って、追求することを止めます。
周り過半数の人達が、同じ行動をとっていたら、自分もそれに倣います。明確なルールではなくても、自然と周りと同じ行動をとります。
これらの行動に共通するのは、自分で考えていないという点です。
自分で考えていない、つまり思考停止状態です。人は日常的に思考停止状態という自動運転モードで活動しています。
この状態、良い面としては現状維持や考えるエネルギーを使わないという点があげられますが、悪い面の方が多いことに意識を向けないと、幸福から遠ざかる行動に繋がっていることに気が付きません。

 

現状維持は後退

道路を走る車の写真

ディズニーリゾートを創ったウォルト・ディズニーの名言に、こんなひと言があります。
「現状維持では、後退するばかり」
この名言が示すように、現状を維持しようと努めてばかりいても、結果的には良くならない事というものは多々あります。特に、『安定した日々』を維持したいなら、自分の行動を変化させなくてはなりません。

安定したいのに変化するなんて、おかしいと思いますか?現代社会は常に変化してきています。20年前までは、スマートフォンという道具はありませんでした。有名なiPhoneが発売されたのは、今から14年前です。たった14年で社会は劇的な変化を見せています。
スマートフォンがなければ、SNSはここまで流行していなかったでしょう。
SNSが流行したことによって、写真映えを意識することも、ここまではなかったのでは?
それが自分の生活にどれだけの影響を与えているか、スマートフォンをいじる時間を考えたら、大きな影響だったとわかりますね。

真に安定する為、安心する為には、社会の変化に追いついていかなければならないことは、よく理解できているはず。けれど、実際に何かの行動をするのは手間だし面倒だし、と色々な理由をつけて後回しにしてしまいがちです。それでは現状を良くすることはおろか、維持することも困難になっていくばかり。そんな経験していませんか?

 

思考する癖をつける3つのポイント

ルービックキューブの写真

いきなり行動的になれと言われても、誰もが難しく感じます。それは何を目的に行動していいか、はっきりさせていないからです。けれど、行動しなければと気持ちばかりが焦り、結果、間違った行動を引き起こしてしまいます。
まずは、思考する癖をつけて、行動の指針をつくる練習をしてみることをおすすめします。

思考する癖をつけるポイントは3つです。まずは、考えるためのスタート地点をご紹介します。

 

1.それを変えるとどうなる?

日常的な思考停止状態は、「前からそうやっているから」というものです。前例があるとそれに従おうとします。確かに、幾多の試行錯誤の結果に出来たやり方は、無駄がなくて行動しやすいという点がありますが、いつまでもそのやり方が通用するものではありません。
少しずつ変化していく日常に合わせるには、やっぱり少しずつ変化させていかなくてはならないんです。

考えるスタート地点は、ここ。
「それを変えると、どうなるかな?」
これを考えてみてください。家事のやり方、仕事のやり方。以前に教えてもらったやり方はあるけれど、今もまだそのやり方でいいのか?もし変えたら、どうなるのか?を考えるスタート地点としてみましょう。
もしかすると、もっと時間を短縮するやり方や周りへ配慮のできるやり方が見つかるかもしれません。

まずは、過去に囚われず、今あるやり方を疑ってみることから始めてください。

 

2.指示には「なぜ?」と問う

職場の上司や親、教師など、自分よりも立場が上の人からの指示には、疑問さえも抱くことが許されないような雰囲気を感じますよね。けれど、それは思考停止です。現状を疑うこと、それから思考が始まります。

指示には、処理してほしい作業や達成してほしい目標があります。指示された言葉を忠実に行う前に、その指示の意味を「なぜだろう?」と自分に問いかけてみてください。
例えば、玄関を綺麗にしておいてと指示された場合、単に砂埃で汚れているだけなのか、玄関マットを買い替えなければいけないのか、お客様がいらっしゃるから迅速に作業を済ませたいのかなど、指示のもととなった意味が色々と考えられますね。

このように、指示された言葉に忠実に行動しただけでは、結果としては不十分となる場合もあります。そんな時こそ、指示された後に自分で「なぜだろう?」と考えて、時には指示した相手にも「なぜ?」と問いかけてみてください。指示された内容によっては、全く別の解決方法が見つかることもあります。

 

3.具体的なゴールを決める

日常の『いつも』に疑問を持つことができたら、ゴールを決めましょう。
明確なゴールがないと、行動していてもどこまで走り続ければいいのかわからず、息切れを起こして途中で行動すること自体を止めてしまいます。
ゴールの設定は、どこまで頑張るかを決めるラインです。

物が整理され、ゴミの落ちていない家で過ごす。
行ったり来たりする社内情報を一元化して、スムーズに情報共有できるシステムを作る。
こんな風に、具体的にどうしたいか、どうありたいかを考えて、ゴールを決めます。ゴールを決めることで、具体的な案を練りやすく、どう行動していけばいいのかという指針を見つけやすくなります。

できればゴールは、現状を変えるほどの影響のあるものだといいですね。今の現状の先にあるゴールでは、変化していくことはできません。

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