何もせず体を休めていると、いつの間にか悩み事や考え事に耽っていませんか?リフレッシュやリラックスする際に、そのような考え事はいけません。休むときに意識することは、たった3つです。
休んでいる時に『何』を考えている?
動けばエネルギーを消耗し、疲労が蓄積します。それは健康のための運動でも同じです。しっかりと体を動かした後には、体を休めなければエネルギーが枯渇します。
そして、同じように心もエネルギーを必要とします。考えたり悩んだり、ストレスに晒されたりすると、心はエネルギーを使います。そのエネルギーは、いつ補充されているか考えたことはありますか?
それは、休養や気分転換をしている時間です。
好きなことをしたり、瞑想をしたりする時間は心の歪みを整え、使ったエネルギーを補充することができます
方法は人によって様々です。何も考えなくて良いように、心拍数が上昇する激しい運動をしたり、一人で散歩をしたり、自然に触れたり。
オンラインカウンセリング話楽では、日常で簡単にできる心のケア方法として散歩をおすすめしています。散歩は場所を選ばず、道具も不要で思い立った時から始められる手軽さが、心のケアにピッタリだからです。
けれど、リフレッシュやリラックスするつもりが、ネガティブな思考にどんどんハマっていってしまうことがあるので、注意しましょう。体は動かしながら頭は空っぽになる時間は、悩みに没頭するにも最適なのです。
リフレッシュやリラックスなど、心の休養を行う場合には、行動する前に次の三つを意識すると良いですよ。
1.目の前のことだけに集中しよう
リフレッシュ・リラックスしたい時に、嫌なこと・悩み事・不安に思うこと・過去の出来事への後悔・未来への不安など、ネガティブなことは一切忘れて行うのがコツです。でないと、せっかく悩みや考え事から離れようとしている時間に、そればかりが頭の中でいっぱいになってしまいますよ。
本を読むなら本の内容に、散歩をするなら散歩している動きや風景にだけ意識を向け、それ以外の悩みや考え事は考えないようにします。
今はリフレッシュ、リラックスする時間です。そのことだけに集中して、心のエネルギーをしっかり補充させることに専念しましょう。
2.考えが浮かんだら即中断の癖をつけよう
悩み事、考え事は考えないようにしていても、考える隙ができると思い浮かんでしまうものですよね。そんな時でも焦らず、考えを即中断する癖を身につけていきましょう。
無意識に悩みや考え事を思い出してしまっても、思い浮かんだ端から考えることを止めるのがポイントです。
「考えるのを止めなくては!」と気負うと、余計に頭から離れなくなってしまいます。
そこで、思考を『流す』イメージが大切です。
頭の中で、流れのある川が目の前にあると想像してみてください。そして、思い浮かんだ悩み事や考え事は落ち葉に変換して、目の前の川へと流します。
川の流れに沿って、悩み事や考え事はどんどん自分から離れていきます。どんどん流れて、やがて見えなくなります。
この方法は、心理療法ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)の一つで、思考から距離をとる練習です。
休むべき時まで頭と心を疲労させないよう、思考のコントロールを身につけておきましょう。
3.休むことを自分に『許す』
しっかり休むことは大切だとわかっているけれど、それでも心のどこかで「早めに切り上げないと」なんて考えていませんか?もしかして、休むことに罪悪感を抱えていませんか?
休むことは大切です。失ったエネルギーを補充することもそうですが、疲れ切った心身を癒す重要な時間となっているからです。
正しく休まなければ、どんなに頑張りたくても動けません。そのうち、頑張りたいという気持ちさえわかなくなってしまいます。
誤解されやすいのは、休み方や休む時間は周りの人と同じではないことです。
周りの人が五分で回復できたと言っても、それが自分に当てはまるわけではありません。疲れの度合いにもよるし、自分のエネルギーの消費量にもよって必要な休養は異なることがわかりますか?
自分が休めること、しっかり疲れを癒せること、エネルギーを補充できること。これが満たされなければ、休んだことにはなりません。
休養とは、体力や気力を養うことを意味します。作業机から離れただけを休むとは言いませんよ。
しっかり休めば、その分しっかり頑張れます。休むことを自分に許してあげてくださいね。
休養は心の栄養!使ったエネルギーを補充しよう
私も以前は、休むことに強い罪悪感を抱いていました。けれど、休まずに頑張ることで得られるのは、ボロボロになった自分だけです。
望む結果を出したいなら、頑張りたい時に頑張れるように、休むべき時にはしっかりと休むことを自分に許してください。
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