自分の気持ちがわからない!周りに合わせた生き方の癖

あなたは、自分の本当の気持ちがわからなくなるほど、周りに合わせすぎていませんか?
そのままだと、生き辛さを増幅させてしまうかもしてませんよ。

目次

周りに合わせすぎ?自分の本当の気持ちがわからない

夕暮れの梅の写真

今の生き方や考え方を変えるには、どうなりたいか?と理想像を具体的にイメージすることが大切です。そして、今の自分が理想とどこが違うのかを把握する必要もあります。

それには、いつもは心の奥に隠している本音が重要な指針となります。
「〜が嫌だから〜をしたい」という風に、自分の気持ちがどこへ向いているかを知らなくては、理想を描きようがないからです。
あなたは、自分の本当の気持ち、言えますか?

気が利く。人に優しい。いつも人を助けている。こういった特徴を持つ人の中には、周りに合わせることを最優先にする癖があります。その生き方は、自分を後回しにするというだけでなく、自分の本音を自分でもわからないところへ隠してしまうのです。
なぜなら、気持ちは行動を生み出す原動力だから。

例えば、好きな人から食事に誘われたら、「嬉しい!」や「楽しそう!」という気持ちが湧きますね。その気持ちを成就するために誘いを受けるという行動を選択します。

しかし、周りに合わせすぎる癖がある人は、気持ちが湧き出た段階でストップがかかります。
「相手や周りから悪く思われないだろうか…」と、周りに迷惑をかけることや悪く取られないかなど、ネガティブなことを考えて、素直な気持ちを外に出すことを躊躇し、気持ちを外に向けて表現することが困難になっていくのです。

人から「あなたは、どうしたい?」と質問されただけで、心が苦しくなって、なんと答えたらいいかわからなくなったことはありませんか?
それは、あなたの中で気持ちを我慢することが当たり前になってしまい、素直に気持ちを表現することが困難になってしまったから苦しいと感じていることが原因です。

気持ちをもっと素直に吐き出せたら、その辛さから解放され、自分がどう生きたいのかを知ることができます。
生き辛さを生きやすさへ、生き方を楽な方へと変えてみませんか?

1.10分間だけ気持ちを吐き出す

気持ちはうまく表現できなくなっているだけで、ちゃんと心の中には生まれています。外に吐き出せていないので、心の中に溜まりに溜まっている状態です。まずは、その溜まった気持ちを吐き出してあげましょう。

方法は、10分間のタイマーをセットして、好きなノートや紙に、今思っていることを片っ端から書き出していきます。タイマーが鳴るまで、書くことに集中して思いの丈をぶつけてください。
どんな言葉でも構いません。言葉を選ばず、自分の気持ちが表現できる言葉で書いていくのがコツです。
何枚書いても大丈夫です。気持ちが溢れているなら、それを目の前の紙に書き出していってください。

書くのが辛くなったら、途中で辞めても大丈夫です。心を落ち着けて再開できるようであれば再開し、辛いようなら無理をせず、その日は辞めましょう。
心を見つめ直す行為は、心の傷を見ることと同じです。過去の辛い出来事に向き合うのが怖いと感じる時には無理をせず、向き合えると思った時に一歩踏み出してみましょう。

2.書いた内容を読み返す

紙に気持ちを書き出すだけでも、だいぶスッキリとしているのではないでしょうか。今まで吐き出せなかった気持ちを気兼ねせず吐き出し切ると、心は余裕を取り戻せます。
では、ここでもう一歩踏み込んでみましょう。

書いた内容を、改めて読み返してみてください。
紙にはこれまで我慢してきた気持ちがたくさん書かれています。自分がどんなことに我慢をしてきたのか、何が苦痛だったのか、喜びを逃してきた瞬間は?など、これまで表現できなかった気持ちが詰め込まれています。
これを知ることで、今後の生き方や考え方をどう改めたら良いかを見つけることができるでしょう。

こちらも、読んでいる途中で辛くなったら辞めても大丈夫です。自分を知ることは大切ですが、向き合える心の余裕がない時に無理をしてまで頑張ったり、一度で乗り越えようとしたりしてはいけません。それでは余計に心が傷ついてしまいます。
ゆっくりと少しずつ、荷物を丁寧に下ろすように、本当の気持ちを知っていってください。

少しずつ生きやすい自分に変わっていこう

コスモスの写真

周りに合わせることで、自分一人よりも大きな力を発揮できることもありますよね。けれど、自分の人生に関わる選択を、周りの人に合わせるのは違うとわかりますか?
自分の人生の選択は、自分の気持ちだけで決めなくては未練が残ります。それは公開となって、いつまでも引きずってしまい、自分を否定する材料となってしまうかもしれません。

周りに合わせることで作り出された生き辛さは、自分の本当の気持ちと向き合うことで、和らげて、解消していくことができます。

少しずつ変わっていきましょう。
一回で変わるのは、誰だって難しいです。
何度も何度も向き合って、ゆっくり変わっていきましょう。

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