心のケアは、実際に心にどのような影響を与えるのか、どのような目的のために行うか知っていますか?ケアの目的と具体的な方法を知っていれば、今よりもっと生きやすくなります。
目次
心のケアの目的は?何をするの?
心のケアって、何を目的に、どんなことをすると思いますか?
心をケアする目的は、『これからを自分らしく生きる』ために、自分がどうあれば良いかを考える基盤を整えることにあります。
ストレスやショックな出来事は日々降り注ぐため、心が疲れ切ってしまわないように気を配り、心の状態が良くないと感じたら、休養をとります。そうした観察・把握・行動が心のケアです。
自分の状態を定期的にチェックすることで、それ以上のストレスを受けないよう・調子を落とさないよう調整したり、自分ではどうにも出来ないと早期に判断を下し、適切なケアを受けられるよう行動したり、日々の心ケアは自分らしく生きるために必要なケアと言えるでしょう。
では、具体的にはどのような方法があるのか?
本日は心と向き合う方法を、明日には体から心をケアする方法をそれぞれご紹介します。ぜひ日々の心ケアの参考にしてください。
1.瞑想
瞑想と聞くと、仏教僧が悟りを開くために行うものというイメージを持っていませんか?昔はそうでしたが、今では多くの人が自分自身と向き合い、心を落ち着ける術として活用しています。
心の中にある不安や恐怖は、同じ感情や似た感情を刺激して増殖する働きがありますが、そのスピードは感情が荒ぶっている時ほど速いです。
そこで瞑想が役立ちます。
瞑想には、感情の荒波を鎮めて、堂々巡りする思考を整理するリセット機能のようなものがあるからです。
悩みや問題について考えるのではなく、あえて考えを中断してそこから離れることで、自分の心を落ち着け、冷静に物事を判別できるようにするのが瞑想です。
静かな場所で、椅子やソファーに座り、ゆっくりと深い呼吸を繰り返します。
最初は体の中から息を吐き出し切るように吐いて、吐き出し切ったら肺を膨らませるようにして、ゆっくりと全身に新鮮な空気が巡るように吸います。
この動作に集中して行い、何かの考えが浮かんだら、その都度呼吸をする動作に集中し直します。
心を落ち着けたい時、考えや感情を冷静に整理したい時におすすめです。
2.紙に気持ちを書き出す
いつでも素直に気持ちを表現できるのが一番ですが、誰とでも心を開いて話ができるわけではありません。時には場に相応しい仮面を被って自分を演じ、心を守ることも必要です。
けれど、その状態が長く続くと心がストレスに耐えられなくなってきます。
自分が本当はどんな物事の捉え方をしているのか、どんな風に感情を湧き上がらせているのか、素直に気持ちを表現して、心がストレスで潰れてしまう前に吐き出しましょう。
気持ちを吐き出すには、言語化が一番です。中でも紙に書き出すと、自分がどう感じているのか、どういう風に物事を見ているのかが後から客観的に知ることができます。
文字の乱れや大きさ、強弱などから、そこに書かれた気持ちがどれほどのものだったもわかるでしょう。
紙はある程度の大きさがあった方が書きやすいので、A4サイズがおすすめです。ペンは何でも大丈夫です。
紙とペンの準備ができたら、あとは思うがままに心の中にある気持ちを片っ端から書き出していきましょう。
言葉を選ぶ必要はありません。誰かに見せるものでも添削されるものでもないので、自分の好きなように書いてください。
綺麗な言葉に直す必要もありません。自分の気持ちを表現するのに最も適している言葉を選ぶことだけを意識して、思いの丈を書き綴ってください。
書き終わると、そこにはこれまで我慢し続けてきた出来事やストレス源、満たされなかった気持ちなどが書かれているでしょう。
書くだけでストレス発散になりますが、気持ちが書かれた紙を見て、これからをどう生きるか考えるための一つの基準ともなります。
3.声に出して気持ちを吐露する
気持ちは心の中に湧き上がったものを、自分の外側に表現してこそストレス解消になったり、意思を伝えられたりします。
紙に書き出す方法は、自分一人でもできる方法です。けれど、書くよりも声に出したい・書く手が追いつかなくてもどかしいという場合には、声に出して吐露しましょう。
それは、信頼できる誰かに聴いてもらっても良いですし、自分一人でも良いです。どちらの場合でも、言葉を遮られずに気持ちを吐露できる環境が重要です。
自分一人で行う場合も、誰かに聴いてもらう場合も、聞かれたくない人に聞かれないように、落ち着いて話せる場所を選びましょう。
そして、抱えている不安や不満、ストレスの出来事などを片っ端から声に出してください。
ここでも言葉を選ばなくて大丈夫です。自分の気持ちを一番表現する言葉を声に出してください。
気持ちが晴れなかったら、何度も同じ言葉を繰り返しても大丈夫です。何度でも声に出して、気が済むまで気持ちを吐き出しましょう。
気持ちを吐き出しきれたと感じたら、次はその出来事を客観的にもう一度見直して見ることをおすすめします。
物事にはあらゆる視点があり、視点が変わるとそこから生まれる感情も変わります。
自分の視点だけでなく、相手はどうだったのか?相手の立場になって考えてみるのも、このタイミングで行ってみてください。気持ちが晴れている時ならば、相手の立場に立つのもそう難しくはありません。
そして、その別の視点は今後の生き方に、良い影響をもたらしてくれるでしょう。
自分を整えて楽になろう
心のケアなんて、心が強さによってやる・やらないが決められるものではありません。自分の外見を綺麗に整えるように、体の不調を調整するように、心も同じだけケアが必要というだけのことです。
調子を崩したままでは、生きているのは大変ですよね。では、その調子を良くできたら、今より楽に生きられると思いませんか?
それができるのが、心ケアです。ぜひ試してみてください。
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