自分の価値は『どこ』にあると感じていますか?価値の置き場によって、幸せの見え方・感じ方が変わります。目の前にある幸せを感じられるように、価値の置き場を見直してみませんか?
目次
自分の価値は『どこ』にある?
あなたは自分の価値は、自分のどんなところにあると感じていますか?
人によって、何に価値があると感じるかは千差万別です。しかし、その価値の置き所によって、人は自ら目の前の幸せを壊してしまうこともあります。
ここでは三つのタイプから、価値の見出し方と幸せの感じ方を考えてみましょう。
1.自分が『出来ること』に価値がある
一つ目は、自分が『出来ること』に価値を置くタイプです。
このタイプは、仕事の成果や学校の成績など数字という結果によって、自分の行動の結果に良い評価が得られることに価値を感じます。
数値化される結果は、周りとの優劣もはっきり表すため、自分の立ち位置をより明確にし、さらに上を目指そうという向上心を燃え上がらせるでしょう。
しかし、難点があります。
いつまでも上には上がいるものです。どれだけ努力しても到底辿り着けない地点に、難なく辿り着いてしまう人たちの存在を知れば、自分のやってきた行動の価値を簡単に失ってしまうでしょう。
また、病気やケガなどで思うように動けない状況に置かれてしまうと、自分の『出来ること』が減少して、自信や自己肯定感までも失ってしまいかねません。
2.自分が『持っているもの』に価値がある
二つ目は、自分の『持っているもの』に価値を置くタイプです。
お金や地位、不動産など、周りから羨ましがられるものに価値を感じ、それらを手に入れられる自分にも同じく価値があると感じます。
確かに、お金や不動産などには価値はあります。必要な物と交換できたり、金銭的に裕福になれば、しなくて良い苦労を避けられますね。
ですが、『持っているもの』は永遠ではありません。
お金があれば幸せという人も、そのお金がいつか尽きてしまうと思うだけで、途方もない恐怖が襲うでしょう。
その恐怖は尽きることがありません。
なぜなら、お金は使えば使うほど減少していくからです。たとえ労働などによって増やせたとしても、お金の価値は一定ではありません。物価が上昇すればお金の価値は下がり、今までよりも減少するペースが早まってしまうからです。
自分ではコントロールしようのないものに価値を置くと、失ってしまうという恐怖を抑えられなくなってしまいます。
恐怖に支配されて生きるのは、幸せとは言えません。
3.『自分自身』に価値がある
1と2は、自分に付属している物事に価値を置いていました。しかし、それでは何かあれば簡単に自分の価値が揺らいでしまうことがよくわかりますね。
上を見れば際限がなく、いつまでも終わりのないレースを走らされていくような人生では、穏やかさも幸せも感じにくくなっていくでしょう。
では、自分の価値とはどこにあるべきか?
それは、『自分自身』です。
何を得ていなくても、何かの結果を出していなくても、『自分自身』はいつでも変わることなく存在し続けています。何かあっても揺らぎにくく、消えてしまうことのない価値とは、素のままの自分です。
行動を起こすのも、その結果を作り出したのも、自分自身です。
欲しいものを手に入れるための努力も、そうなりたいと思う気持ちも、自分自身から生まれます。
全ての源泉である『自分自身』は、何よりも価値があると思いませんか?
なりたい自分自身を思い描き、そのための行動を起こして、欲しい結果を手に入れる。たとえ手に入れたものが失われたとしても、失うかもしれないと思っても、恐怖に支配はされません。
また行動すれば、手に入れることが出来ると知っているからです。それが出来る『自分自身』がいると知っているからです。
価値の置き場で幸せの見方が変わる
誰かと比べて自分がより大きな物を手に入れている、より質の良い物を手に入れているという安心感は長続きしません。
同じように、自分にはこれが出来るという行動に価値を置けば、追い上げてくる周りの人たちに焦りを覚え、穏やかではいられないでしょう。
価値の置き場によって、手に入れた幸せは簡単に恐怖の種となります。
価値を置くべき場を、よく考えてみましょう。自分の外側ではなく、『自分自身』に。
そうして周りを見てみれば、恐怖を感じていた人や物はすでに恐怖の対象ではなくなっていることに気がつくでしょう。
自分の価値は、自分自身にあります。素のままの自分自身です。
価値を感じるために、あなたがどう在りたいか、どう生きたいかを考えてみましょう。
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