共働きが当たり前の社会となってきましたが、未だに昔の生活スタイルを捨てきれず、配偶者に無理をさせてしまっている人もいます。
配偶者がどうして簡単な家事すらも手伝ってくれないのか。その本当の理由を知っていますか?
目次
家事をしない本当の理由
夫・妻が、簡単な家事すたも手伝ってくれないと嘆いている人は多いですよね。自分自身も仕事があって、その合間に家事を片付けようと必死になっているのに、その隣で何もせずにダラけている姿を目にしたら、抱えていた怒りが大爆発を起こしてしまいそうです。
けれど、怒りを爆発させるのは少しだけ待ってください。もしかしたら、家事をしないのではなく、家事をさせてもらえていないだけかもしれないからです。
結婚した直後に、家事分担について話し合う夫婦は少ないと思います。そしてそれが大きな結果の違いを生んでいます。
家事は、程度の差はあれど誰にでもできる作業です。簡単な作業だからこそ、得意な人の方に負担が偏りやすい傾向があります。得意分野であれば、多少忙しくても短時間で済ませることもできるし、何より仕上がりは綺麗です。ならば、任せることは良い事のように思えますが、一人にだけ負担が偏るのは良い事ではありませんよね。
こうして家事が得意な人に負担が偏ると、家事のやり方が洗練され、家事をしていない人にとっては手が出しにくい状況になっていきます。たまに気分が乗って手伝おうとしてみても、「やり方が違う」や「それじゃダメ」と言われて、ますます手を出せない状況になることが多いです。
そう。家事をしない本当の理由は、『手を出すこと自体が難しいから』なんです。
そんなの理由にならないと怒りに燃える声があるでしょう。
想像してみてください。あなたが良かれと思って手伝った事に、「それはこうじゃなかった」や「こうしてほしかったのに、勝手に手を出さないで」と言われたら。せっかく手伝いたいと思った気持ちが折れてしまいますよね。
家事分担を変える3つの方法
普段は家事をしていない夫・妻も、実は家事をしている夫・妻を見て、「何かしたいけど、またダメ出しされたら怖いし」と思って手が出せずにいます。意識を向けることさえも怖いので、一見するとダラけているようにしか見えません。
そんな夫・妻と家事分担を変えるには、話し合いでの解決が一番です。分担を決めずに結婚生活に突入したなら、今こそ家事分担について話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか?
話し合いは、男性にも女性にもメリットの多い解決方法です。普段、感じていたことも共有できれば、お互いにもっと寄り添った生活スタイルに変えていくことができるはずです。
これからご紹介する方法は、家事分担を決めた後になあなあにならない方法です。分担を決めたのに、家事をやってくれなかったということにならないように、しっかりとルールを決めていきましょう。
1.担当を表にする
家事はしない人にとって、掃除ひとつでも、どこからどこまでやっていいのかさえもわかりません。新しく入ってきたアルバイトくらいの認識で対応しましょう。つまり、一から十まで説明することが大切です。
全ての家事の流れに沿って書き出したら、担当を表に書き出し、お互いに忘れないように部屋に貼り出しておきましょう。目に付くところに担当表があることで、自分が何をすべきかを忘れません。忘れていたとしても、担当表を見れば思い出せます。
これで家事の全体像と担当を共有することができました。次は家事それぞれのやり方についてです。
2.やり方に口を挟まない
家事のやり方は担当する人に任せましょう。
家事をやっていた人からすると、「こっちのやり方の方が上手くいくのに」と思うことがありますが、それはあなたに合うやり方なだけです。その人にはその人に合うやり方があります。それを否定されると、人は行動する気持ちすらも失ってしまうので、やり方に口を挟むのはいけません。
家事のやり方の違いによって、求めた結果に追いつかない場合が出てきます。その時は、やり方に口を挟むのではなく、次のように改善していきましょう。
3.変更・改善は意見を出し合って
やり方の違い、または家事をやる時間などの違いによって、求めた結果に追いつかなかった時が必ずあります。
例えば、朝に洗濯を干しておけば、夜には乾いたという場合などです。
家事のやり方ややるタイミングは、担当に任せるべきですが、それでお互いが困ることがあるようならば、変更を求めていきましょう。
変更を求める場合は、必ずお互いに話し合うという姿勢で席につくように心がけてください。不満を伝えたいわけではなく、困ったことをどうにかしたいだけです。感情に任せてケンカ腰になる必要は、どこにもないことを、話し合う前に自分に言い聞かせてみてください。
先程の洗濯の場合だと、夜には着たい服があったから朝の内に洗濯を干してほしかったという感じたら、その事を相手に伝えます。やり方やタイミングの変更は、相手にとって大きな負担となる場合もあれば、変更不可という場合もあります。そんな時は、担当を替えるなどして、別の対応をとるのもひとつの解決策です。
家は安らぐ為の場所
夫にとっても妻にとっても、家は安らぐ為の場所です。外でどんなに嫌な事があっても、家の中は安全です。そう思える場所でなければ、帰ることが辛くなるでしょう。
何の努力もせずに家が安らげる場所であればいいのですが、自分以外の人がいる以上、相手に思いやりを持ち、お互いを尊重し合う努力は必ず必要です。
人生の喜びも苦難も分かち合うと誓った夫婦です。お互いが心地よいと思える家庭をつくっていきませんか?家事は、生きていく上で欠かすことのできない作業のひとつです。あえて自分達でやらずに、外注するという手段もあります。
お互いが心地よくなれるのは、どんな方法か?まずは夫婦一緒に考えてみましょう。
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