子育て期の夫婦がケンカする大きな原因は『状況の変化に追いつけない』から。

結婚し、幸せを共に築いていこうと誓い合ったはずの二人が、いつの間にかいがみ合ってはケンカの毎日となってしまいやすい時期が、子育て期です。
自分の家庭は円満だと思いますか?配偶者から何も言われていないから円満とは限りません。何を言っても響かなかったからこそ、そこに不満を隠し持っていることもあります。

目次

 

子育て期夫婦のケンカの原因

割れた食器の写真

結婚して、一緒に暮らし始めた頃のことを思い出してみてください。多少なりともお互いにイライラした時期はありませんでしたか?同棲していた時期がある人は、同棲し始めた頃を思い出してみてください。
自分が今までに築いてきた生活スタイルがあった中に、新たに一人が加わり、二人での生活スタイルに変化していこうとした時、自分のやり方を押し通すことの難しさ、相手のやり方を受け入れることの難しさを感じたはずです。

では、妊娠・出産を経て、新たな家族がもう一人加わった子育て期という今は、再び安定した生活スタイルから変化していこうとする時がきています。そんな時だからこそ、ケンカは耐えないものです。

子育て期のケンカの大きな原因は、『状況の変化に追いつけない』ことだと考えられます。
赤ちゃんがいる生活になることは、約1年前からわかってはいることですが、実際には出産してからやっと生活スタイルに変化が現れます。
それまでは想像でしかなかった赤ちゃんがいる生活が、本当の実践になるのですから、想像していないことのオンパレードです。「もっとゆっくりできるかと思った」や「もっと時間のやりくりはできると思っていた」などの思いを抱くことは多くなり、理想と現実が離れることにストレスを感じます。
そうすると、思い通りにならない不満や怒りが、配偶者にも向いてしまいやすいですよね。

けれど、ここでひとつだけ覚えておいてください。
あなたが頑張っているように、相手も相手なりに頑張っている部分があります。
たとえ、それがあなたの為にならない事かもしれなくても、相手は一生懸命に考えて行動したはずです。ただ、あなたの思いと一致しなかっただけ。

まずはこのことを念頭に置きながら、子育て期の夫婦のケンカを減らしていく3つのポイントをご紹介します。

 

1.仲良し夫婦ではなく運命共同体の意識を

仲良くしたいと思った時、自分の意見をつい抑圧してしまうこと、ありませんか?そんな時ほど、後になってから大きな不満を抱えたり、問題が解決しないまま大きくなってしまったりする場合もあります。

子育て期は本当に大変な毎日の繰り返しです。ほんのひと時、息を付ける間もない家庭もあります。そんな大変な時期に、自分の意見を抑圧するストレスは余計だと思いませんか?
意見を言わずに我慢するのではなく、『状況改善の為に必要なひとつの意見』と考えたら、言わずにいる方が状況を悪化させるだろうことは、容易に想像できます。

子育て期の数年は仲良し夫婦でいることよりも、共に状況を乗り越える運命共同体という意識を持ってみてください。運命を共にする相手です。気付いた意見はぜひ伝えましょう。

 

2.言いにくいことは文字にする

意見を相手に伝えようとした時、大変だった自分の気持ちも一緒に伝えようとしてしまい、相手に本当に伝えたかった事が伝わらないということがあります。
こうなる原因のひとつに話し方があります。結論から言わず、その状況をいちから話してしまう伝え方です。この伝え方だと、長々と状況の説明とそこに至った感情の説明が続き、結局何が言いたかったのか相手にはわからなくなってしまいやすいです。

けれど、女性は気持ちに共感をしてもらえないと、不満が溜まる生き物です。男性にも言えることですが、女性は特にその気質が強いことがわかっています。

そこで、感情と切り離して伝えることが難しい時ほど、手紙やメールという文字にして伝えてみてください。書き方は感情と出来事を分けると伝わりやすいので、箇条書きにしてみたり、問題点を最初に書いたりするといいですよ。
例えば、こんな風に。

<悩み>
赤ちゃんが泣き止まない
私が睡眠不足
<対策>
赤ちゃんが泣く原因を一緒に探してほしい
私の睡眠時間を確保する為に、夜泣きの対応を変わってもらいたい
<感じたこと>
午前中からずっと赤ちゃんが泣き止まなくて、私の睡眠時間がほとんどとれていなくて辛い。夜泣きもしてるのに、ずっと泣いてて不安になる。

こんな風に項目別に書き出してみると、悩んでいる点と感じた事がひと目でわかります。手紙やメールに書き出していても、まだ感情が落ち着かない時は、相手に無理な対策をついお願いしてしまうこともあります。悩んでいる点とどう感じたかさえ書ければ、対策は無理に書かなくても大丈夫です。
イライラや不安になっている時ほど、人は感情的になるもの。そんな時ほど、相手から一歩引いて伝えることのできる手紙やメールを活用してみてください。

 

3.リフレッシュする自分だけの時間

どんなに我慢強い人でも、心の広い人でも、リフレッシュする時間もなく働きづめになっては、心も体も壊れていく一方です。リフレッシュする時間は、なんとしても確保するようにお互いに時間の調整をしてみてください。
リフレッシュの方法は人によって様々です。趣味に没頭したり、ぼんやりしてみたり。自分の心と体がすっきりすることならば何でも構いません。しっかりと休養をとること、それがリフレッシュの目的です。

自分も相手も、育児・家事・仕事に頑張っています。頑張っているのは自分だけではありません。だからこそ、お互いが交替でリフレッシュし、英気を養うのは当然です。休日を利用し、お互いがリフレッシュできる時間を調整しましょう。

 

思いやりが夫婦を仲良くさせる

草原に立つ夫婦の写真

育児は未だに女性が中心になりやすい日本という国では、妻は我慢して育児・家事・仕事などを一人でやりくりしようとする傾向があります。そんな時、配偶者である夫は何から手を出していいかわからず、妻に任せきりになってしまうことも多いですよね。

ここで問題なのは、夫が悪い・妻が悪いということではありません。お互いに「そうするしかない」と思い込んでいることです。
夫婦や家庭の形は本来、人によって違って当たり前です。他の夫婦がやっているやり方では、自分たちでは上手くいかないことはよくあります。必ずしも周りと同じやり方にしなければいけないことはないんです。自分たちが楽に育児・家事・仕事・リフレッシュをできるようになればいい。それが本来の目的です。

その目的を達成する為には、相手を思いやることです。
夫が、妻が、今の生活スタイルで不便に感じていることは何だろう?
夫が、妻が、無駄に苦労しているところはないだろうか?
そんな風に相手を思いやり、話し合ってみてください。どうしたいか、どうしたらいいか、手伝うという第三者のような立場ではなく、自分が当事者であるという主体性を持って考えてみてください。そうしたら、話し合いの中で二人にとって最適な形が何かが見えてきます。

話楽では、夫婦関係での悩みもお聴きしています。
「夫・妻には感謝しているけれども、実は…」という風に、相手には言えない不満な気持ちを吐き出してみませんか?
何でも話せる夫婦は一見すると素敵な関係に見えますが、思ったことを何でも話していたら、ケンカにしかなりません。言わなくていい気持ちはあるんです。けれど、その気持ちを溜め込んでおくのはストレスになります。
どうぞ話楽でストレスを吐き出して、楽になり、家では笑顔でいられるように。

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