昭和、平成、令和と年号が変わって、生活スタイルや働き方、夫婦関係にも徐々に変化の波が押し寄せてきています。
あなたの理想の夫婦関係を具体的に言えますか?世間一般でいう理想ではなく、あなたの中の理想です。
目次
世間一般の理想と自分の理想は異なる
理想の夫婦関係って、どんな関係だと思いますか?
思いやりがあって、相手の大変さを察することができて、助け合い頼り合いがバランスよくできて。物理的にも精神的にも支えあえている夫婦は理想的に思えますよね。
けれど、全てをカバーできるような夫婦はどこにもいないでしょう。人は誰だって完璧ではないものです。
だからといって、お互いが過ごしやすいように気遣うことは、誰にでもできること。他人から夫婦となった二人なら、お互いをより深く思いやって行動するようになるはず。
そう考えていませんか?
実際には、夫婦になる=家族になるということで、他人行儀だった部分が徐々に緩くなり、相手がやってくれるという状況に甘え、自分は責任も負担も負わず、家庭の中のひとりの子供に戻ってしまう人は多いです。
日本は昔から『家庭は女性の権力が強い場所』という認識がある為、夫の方がより幼児化してしまいやすい傾向にありますが、男女の立場が逆転している夫婦であれば、妻の方が幼児化してしまいます。
どうしてそうなってしまうか、わかりますか?
それは、世間一般の中にある果てしなく高い理想の夫婦関係しか想像できていないからです。
人は誰しも唯一無二です。同じ人はいません。とするならば、夫婦関係も夫婦の数だけ存在していいはずですよね。理想の夫婦関係というものがあったとしても、それを真似できる夫婦もいれば、真似することでより夫婦関係が悪化するという人達もいます。
問題は、自分たちの理想が何かをわかっていないことです。
あなたは自分が理想とする夫婦関係が、どんな形か理解していますか?もし具体的な言葉にできなければ、次の3つを試してみてください。
1.あなたの理想の夫婦とは?
まずは、夫・妻に理想の夫婦関係について話し合う前に、自分自身がどんな理想を持っているのか、どんな夫婦になっていきたいかがわかっていないと、話し合いをしても迷走するだけ。あなたの中の理想の夫婦関係を洗い出してみましょう。
人は頭で考えても、すぐに忘れてしまいます。ノートやメモ帳に書き出したり、メモアプリに入力して、言葉として残してみてください。そうすることで、自分が心の底では何を思って過ごしているのかが露になります。
考えることは、次の3つです。
- あなたが夫・妻に、家庭内で何をしてほしいか
- あなたが夫・妻に、家庭内で何をしてあげられるか
- 夫・妻があなたに何を望んでいるか想像する
2.話し合いが全ての基本
あなたがどんな夫婦関係を理想としているのかが具体的な言葉になったら、次は夫・妻との話し合いです。
今を変えようとしている人に、こういった話し合いは非常に面倒がられます。話し合いの席につくことですら、拒否されてしまうかもしれません。
そういった場合には、空いた時間に突然話し合いを設けるのではなく、あらかじめ予定を立てて話し合いの日程を決めておくと成功しやすいです。心の準備ができていないと、人は動けませんからね。
話し合いの席についたら、怒りなどの感情は出さずに、淡々と事実に則った話し合いをしましょう。話し合いの最初に「あの時は~されて嫌だったのに」など、感情的な話をぶつけてはいけません。感情的な部分を話し始めてしまうと、もはや話し合いではなくなってしまい、感情のぶつけ合いになってしまいます。
感情的な部分を伝えるのは、現状の事実確認や理想の夫婦関係を伝え終わってから。簡潔に伝えてください。当時の状況までありありとわかるほど具体的に話されても、相手には重荷になってしまうだけです。
話し合いでは、あなたの理想の夫婦関係がどういうものかを伝えたら、夫・妻の理想もちゃんと聞きましょう。話を遮ったり、否定したりはしてはいけませんよね。自分がされたら嫌なことは相手にもしないように。
3.現実的な理想にしよう
理想を掲げる時に危険なことは、高すぎる理想を掲げることです。高すぎる理想は、とても到達できるものではありません。心のどこかで「こうは言ったけど、無理だよね」と思っていれば、いつまでも届かない理想として、理想になれない自分たちという構図ができてしまいます。それは、あなたの心を蝕む原因になってしまいます。
「理想の夫婦関係になりたい」と考えている時点で、すでに理想の夫婦ではないところにいるんです。これからひとつずつ理想の夫婦関係を築いていけるように、夫・妻と頑張ろうとしているところ。
焦らずにゆっくりと進んでいけるよう、心がけてください。誰かとそっくり同じじゃない、自分たちが楽しく過ごせる夫婦の関係は?を探しましょう。
色んな夫婦がいて当たり前
理想の夫婦関係を考えていると、こうしたいな、ああしたいなという自分の中の理想が溢れ出しますよね。想像して楽しむのはいいんですが、その理想じゃなきゃダメとなってしまうと問題です。
理想が高すぎたり、自分たちでは成りえない関係では、その理想に近付こうとするほど苦しい日々になってしまいます。
また、自分たちの夫婦関係を人に話した時、「それって変だよ」と言われて、不安になることもありますよね。けれど、不安になることなんてありません。そう言ってくる人ほど、あなたを羨ましがっている証拠だからです。
自分には無い幸せな夫婦関係を維持していると思うからこそ、羨ましくなり、嫉妬してしまうんですよね。それを正直に受け入れられる素直さがないから、わざと意地悪なことを言ってしまうんです。
意地悪や偏見なんて言われたくはありませんが、言われるほど羨ましがられているということですね。
世の中の夫婦の数だけ、それぞれの理想とする夫婦関係があります。その夫婦が良しとしていれば、周りからどう見えるかなんて意味のない評価です。専業主婦・夫、共働き夫婦、どちらが幸せかなんて、本人たちが決めること。周りがとやかく言うことですらありませんよね。
色んな夫婦がいて当たり前。その言葉を覚えておいてください。あなたも色んな夫婦の一組です。自分たちが素でいられる、楽になれる、そんな夫婦関係を目指してみませんか?
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