何年も何十年も一緒にいると約束して夫婦になったのに、結婚当初の新鮮さはいつの間にか消えてしまうものです。けれど、新鮮さは消えても、相手を思いやる気持ちまでは消えないでいてほしいですよね。
いつまでも相手を思いやれる夫婦関係を維持するには、何に気を付けたらいいと思いますか?
目次
安定した家庭=マンネリ化
安定とは、人が無意識の内に求めてしまうものです。安定していれば、日々の心配ごとは減り、毎日が同じものの繰り返しで済んでしまうから心身も楽になりますよね。
けれど、夫婦関係においては安定はマンネリ化と呼ばれ、歓迎されるものではありません。
よくマンネリ化した家庭を嫌がるのは夫の方だという意見がありますが、夫だろうと妻だろうと、マンネリ化した家庭が楽しくないと感じるのは一緒です。
マンネリ化した家庭のままでいるとどうなるか?
人によっては、同じ日々の繰り返しは心が休まり、その状態を維持しようと努めます。ですが、相手もそうとは限りません。人によっては、変化の乏しい毎日に息苦しさや先の見えない苦痛を感じます。
もし夫婦でこの捉え方が違えば、夫婦関係は徐々に冷え込んでいってしまうかもしれません。
片方は今の生活を永遠に求め、片方は変化を求めている。お互いに全く逆方向へと舵を取りたいと願えば、夫婦関係を維持できなくなってしまうほどの問題になる可能性も秘めています。
では、家庭をマンネリ化させない為にはどうすればいいのか?今回は3つのポイントをご紹介します。全部を一度に行う必要はありません。気になったところから試していってください。
1.相手を束縛しない
相手を束縛しようとする行為は、相手を支配しよう・操作しようとする行為と同じです。そんな息苦しい家庭に帰りたいと思う人はいませんよね。
安定を求める気持ちが強い人ほど、相手を束縛しようとします。それは、相手が変化するのが怖いからです。相手が変化していけば、自分の安定した生活が脅かされると理解しているから。だから相手を束縛して、なんとか変化させないように、マンネリ化した家庭のままでいるように仕向けます。
けれど、それって楽しくないですよね。相手のしたい事を否定し、毎日同じでいることを強要するなんて、誰だって嫌です。
また、夫婦関係は信頼によって成り立っているもの。束縛するということは、相手を信頼していない証拠でもあります。束縛しようと行動に口出しばかりされていたら、夫婦関係が破綻するのは当然です。
2.固定観念を持たない
「夫とは~」
「妻とは~」
「家族を持ったら~」
こういった固定観念は、夫婦関係を破綻に導きます。夫婦関係のみならず、対人関係全般にもいえることです。
固定観念とは『こうあるべき』という考えで、一部の人にだけ都合の良いように考えられています。ひとりひとり違う人間なのに、同じ考え方を持ち、同じ行動をするべきだなんて考え方は、おかしいですよね。そんな考え方を押し付けられたら、堪ったものではありません。
自分はそんな固定観念は持っていないという人でも、無意識に刷り込まれた固定観念が存在している場合があります。それは、実家の習慣です。
生まれた時から教え込まれてきた習慣というものは、そう簡単には変えられない強さを持っています。自分自身がその習慣を嫌っていれば変えるのは簡単なんですが、実家の習慣を正しいと鵜呑みにしていると、変化をするキッカケがあるまで変わることはありません。それが固定観念となり、夫婦の間に溝を作ってしまう原因にもなります。
3.変化を楽しむ
新婚の時からずっと変わらない。なんて夢を見ても、人はどうあっても変わっていく生き物です。時代によって生活スタイルが変化していくのですから、その中で生きている人が変化しないわけがないんです。変化していないようで、変化し続けています。
そんな中、ただ一人だけ「変わってほしくない。このままでいてほしい」と願い続けても、相手を束縛しようという行動を起こしてしまうだけ。
変化は必ず起こります。特に夫婦になったなら、ライフステージの変化によって、様々な変化が訪れます。自分自身にも相手にも。
変化を止めることはできません。だからこそ、変化そのものを楽しめる気持ちを持ちましょう。
夫婦であっても一人の人間
夫婦になると、一心同体や運命共同体といった言葉でひとつの存在であるかのように認識する人もいますが、生活を共にする仲間ではあっても、同一の人間ではありません。夫婦であっても、個人であることを忘れてしまうと、相手を束縛しようとしたり、こうあって欲しいという願いを押し付けてしまったりします。
そんな夫婦関係は、どちらにとっても良い影響はありません。
お互いが個人であることを尊重し、頼り頼られる関係を築くこと。それが、いつまでも相手を思いやれる夫婦関係を持ちましょう。
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