夫・妻が急に怒り出す原因は『思い通りにならなかった』から。

仕事から帰ったら、怒った顔の夫・妻が出迎えて、そこからいきなり口論へと発展した経験はありますか?
自分は何もしていないし、どうして夫・妻は怒りを向けてくるのか謎ですよね。

突然向けられた怒りの感情、その原因は『思い通りにならなかった』ことへの怒りなんです。

目次

 

怒りの原因は『思い通りにならなかった』から

積乱雲の写真

夫婦である期間が短くても長くても、夫・妻が突然怒りを向けてくる状況に出会った人は、少なくないでしょう。そんな時、どうして怒りを向けられているかわからないですよね。だって、自分は何もしていない状況で、突然怒りを向けられるんですから。

具体的な状況で説明していきます。
例えば、夫・妻の帰宅が遅くて、帰り道で何かあったんじゃないだろうか。大丈夫だろうかと、待っている方は心配になりますよね。連絡をとろうにも、返信もなければ電話も繋がりません。そんな時、平気な顔して帰宅した夫・妻に対して、怒りが爆発します。

この時の怒りは別の感情からきている場合が多いです。
具体的には、その時の夫・妻の気持ちは、次のようなものです。

「無事で良かった。けど、私がこんなに心配しているとわかっていたはずなのに、連絡のひとつもくれないなんて、私のことをどうでもいいと思っているということ?せっかく心配しているのに」

この中には、連絡ひとつという簡単な作業ですら自分に割いてくれなかったという落胆、自分を軽んじられているかもしれないという不安と不満が含まれています。
元々はただ心配していただけなのに、時間が経つにつれて徐々に他の気持ちが絡みついてくるんですよね。

このいくつもの絡みついた気持ちの根底にあるのは、相手が自分の思い通りにしてくれなかったことへの怒りなんです。

 

夫婦関係を壊す怒りの感情

割れたガラスの写真

夫婦といっても元は他人。生まれた環境も育った環境も全く違う二人が家族になったんです。怒りもすれば呆れもするような相手の行動が目に付くこともありますよね。

だからといって、怒りのままに相手を罵ったり、感情をぶつけたりする行為は、せっかく繋がった夫婦関係を壊してしまいます。

怒りの感情は、自分の思い通りに相手を動かそうとする気持ちが隠されています。自分では、「相手の為を思って」という気持ちで隠してしまうので、気付くことは多くありません。たまに気が付く人がいても、目を背けてしまいます。自分でも、それがいけない事だとわかっているから。

それでも怒りの感情で相手にぶつかってしまうのは、それだけ大きな愛情を相手に向けている、そして自分を愛してほしいと願っている気持ちの裏返しでもあります。間違ってしまったのは、その表現方法なんです。

 

あなたが隠した元の感情に目を向ける

ハート型にカットした木の写真

怒りの感情の根底には、元になる別の感情がありました。例にもあげたように、帰りを心配する気持ち、自分の為に何かをしてくれなかった落胆の気持ち、自分が軽んじられているかもしれない不安と不満の気持ち。
自分が怒った時には、何が元になって怒っているのかを考えてみてください。そうしなければ、話は平行線のまま、夫婦関係に溝がつくられてしまいます。

溝が大きくなり、深くなっていけば、夫婦関係は破綻するしかありません。自分にはそのつもりがなくても、相手から別れを言い渡される場合もあります。
夫婦関係を破綻させない為には、『思い通りに動いてほしい』という気持ちを持たないことです。

もし、怒りや悲しみなどの感情の元に『相手を思い通りに動かしたい』という気持ちがあるとわかったら、その感情は手放しましょう。どんな人でも、自分の思い通りに動かそうなんて考えること自体が、悪です。
たとえ思い通りに動かせるよう主導権を握ったとしても、それは長くは続きません。自分の思い通りになっているということは、相手には多大な負担を強いているからです。
片方ばかりに負担が強いられる関係は、遠くない未来に破綻します。

夫婦の関係性は、対等です。喜びも責任も負担も、全てを夫婦二人で担ぐもの。一緒にいること自体を楽しめる夫婦であるように、心がけてみてください。

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