自分を変えよう、成長させようとしている人は、たくさんの情報の中から、『～をすれば変われる』というものを見つけ出しては、試してみるのを繰り返します。
けれど、挫折も多いですよね。
どうして挫折してしまうのか、考えてみたことはありますか？
目次
どうして挫折してしまうのか？
周りの人が成長していく度に、自分だけが置いてきぼりにされていると感じる度に、人は変わろうと決意し、行動を探し始めます。
しかし、何度もそう決意しながらも、挫折してしまっていませんか？
目標が高すぎたり、何の行動指針もなく始めたりすると、簡単に挫折してしまいますが、目標を決め、準備をして、さぁ行動となっても、やっぱり挫折を繰り返してしまうこともありますよね。
心に大きな痛みを感じるほど、変わりたいと思ったはずなのに、何度も挫折してしまうには理由があります。
それは、自分の状態を把握していないからです。
変われるポイントは『知る』こと
自分の状態を把握していないと、どうして挫折してしまうのかというと、変わる為のスタート地点が見えていないからです。
ゴールは見えていても、自分がどこにいるかわからないままでは、何をどう変えたらいいのかわからないですよね。理想像だけあっても、今の状態からそれをどう変えるか、それがわかっていないと、何度だって挫折を繰り返してしまいます。
変わる為のポイントは、自分を『知る』ことです。自分のことなのに、意外と本人が理解していない部分は多いんです。自分の思考というのも、理解していない部分のひとつです。
自分がどんな思考を持っているのか、それを理解していれば、思考に振り回されることなく、自分を律し、行動したいように行動できるでしょう。
けれど、人は自分がどんな思考を持っているのか、そんな事を考えるのは稀ですよね。誰もがわかっているようで、自分の思考についてわかっていないんです。
変わろうとして挫折してしまうのは、自分の思考が邪魔をしているからといえます。
自分の思考パターンを知る
思考は楽をしたいと、いつだって考えています。その為、自分がどれだけ変わりたいと願い続けていても、思考はその変わろうとする労力を使いたくないと反発してくるんです。
まさか、自分の邪魔をする一番の強敵が、自分の思考だったなんて。想定外じゃないですか？
まずは、自分の思考を分解しましょう。
どんな時に楽をしようとしていますか？勉強中、仕事中、家事の最中など、集中しなければならない状況で、自分はどんな思考を持って行動しているか観察してみてください。
観察してみると、いつもふと思い浮かぶ思考があることに気が付きます。
それは、どんな邪魔をしてきますか？
「面倒だから止めよう」
「やるだけ無駄だよ」
「今までもできなかったし」
自分の思考が、自分自身に何と言って邪魔をしてきているかを知ってください。そして、その思考と距離をとっていきましょう。
思考との距離のとり方については、こちらの記事でやり方をご紹介しています。
【「逃げ出したい」その気持ちから離れられない原因は脳がストレスから回避させようとしている？】
思考は単純にあなたの変わりたいという思いを潰しに現れるわけではありません。安定した状態を維持したいが為に、結果的に変わろうとするあなたの邪魔になっているだけなんです。
つまり、思考はあなたの敵ではありません。
けれど、実際邪魔になる存在であるのは確かです。変わろうとしている間は、特に邪魔をしてくる思考からは距離をとり、自分を変える行動に集中しましょう。思考も、その状態に慣れてくれば、邪魔をしに現れる回数は減っていきます。
誰だっていつだって変われる
できない理由、やれない理由。その全ては自分への言い訳にすぎません。できるかできないかを決めるのは、あなたです。やるかやらないかを決めるのも、あなたです。
誰だって、何歳になったって変わろうと思い、行動し続ければ変われます。必ず変われます。
安定を求める自分の思考に足止めされている人ほど、「そんなことはない」と否定しますが、本当にそうだと思っていますか？本当は、「もしかしたら頑張ったらできるかもしれない」と、そんな風に思う自分もいるんじゃないですか？
少しでもそう思う自分がいるなら、そう思った自分を信じて行動してみてください。最初の一歩目は、笑ってしまうくらい小さな一歩になることがほとんどですが、その一歩を踏み出したことは大切な成功体験となって、あなたを次の一歩に踏み出させてくれます。
行動しなければ、人は変われない。だからこそ、行動しましょう。その為に、自分の思考を知り、自分を知り、行動の邪魔をさせない工夫をこらしてみませんか？
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