人の悪口を言ったことはありますか?
嫌いな人の容姿や性格を意地悪く言ってみたり、行動を嘲笑ってみたり。
そんな悪口、言ってしまうと自分の方が不幸になっていきます。
どうして悪口を言うと不幸になるのか、それでも悪口を言ってしまうのはなぜか、知っていますか?
目次
悪口を言いたい理由
誰かの悪口を言うと、気分が興奮して、そしてスッキリしますよね。どうして興奮し、スッキリするかというと、悪口を言っている時、脳内ではドーパミンが分泌され、快楽を感じているからです。
けれど、それだけが悪口を言いたくなる理由ではありません。
悪口を言うという行為は、『人を自分よりも下の存在。自分がその人よりも優れていて有用で上の立場だ』と言いたいから。
つまりは、自分を守る為に人を悪く言うことで、自分の立場や肩書を守れていると感じるから、悪口を言っている時は気分が良くなるのです。
悪口を言っている間は、「自分の方が凄いんだ」と言いたい放題で、相手がその場にいないからこそ好き勝手なことを話す自由がありますね。
そんな悪口、止めるべきだと思いますか?止めたいと思いますか?
人の悪口は、言ってしまうと無かったことにはできません。もちろん訂正もできません。言ってしまえば、取り返しは付かないのです。言ったが為に起こるデメリットからも、逃げることはできません。
そのデメリットについては、最後の項目で触れます。
けれど、どうしても鬱憤を吐き出したい時もありますね。そんな時に吐き出すのは、悪口ではなく愚痴ではありませんか?
愚痴と悪口の違い
愚痴と悪口は、似ているようで違います。多くの人が混同していますが、内容を聞くとだいぶ違うことがわかるはずです。
悪口は、人の容姿や性格、行動などを悪く言うことです。そこに根拠は一切ありません。ただただ嫌いという気持ちから湧き出た思いを吐き出したくて、悪口という形で発散しているのです。
では、愚痴とはなんでしょうか。
愚痴は、言っても仕方のないことを嘆くという意味です。運悪く傘を持っていない時に雨に降られた、つまづいて転んでしまったなど、言っても仕方がないけれど、言わないとストレスを感じるようなものです。
こうして違いを比較してみると、自分が普段は悪口を言っているのか、愚痴を言っているのかがわかりましたね。
あなたは、悪口を言っていますか?愚痴を言っていますか?
もし、悪口を言っているなら、もう止めた方がいいと断言します。
人の悪口を言う人は、幸せから遠ざかってしまうからです。
人の悪口を言うと不幸を感じる
悪口を言う人は幸せから遠ざかり、不幸を感じるようになる。これには、自分自身が影響を与えている部分と、周りからの影響と二つの面があります。最初の項目で書いていた悪口を言ったことによるデメリットです。
まずは、自分自身が与える影響です。
人の悪口を言う行為。言っている内容には、ひとかけらも良いところはありません。
嫌いな人の近くにいなければならない不遇な環境、言う度に思い出してしまう劣等感、言葉の上では「自分の方が偉い・凄い」と言っていても、内心では人目を気にしている臆病な自分など、自分に対する不幸が盛りだくさんです。
そんな言葉を毎日のように思い浮かべ、そして言葉として吐きだしているとどうなるか。
言葉は、自分自身に向けられた暗示となります。たとえ人の悪口であっても、それは自分に対する暗示になって返ってくるのです。
毎日、呪いのように吐き出している悪口の内容が、全て自分への暗示となって返ってくるとしたら、その悪口をいつまでも言い続ける勇気はありますか?
悪口の言葉とおりに、自分が変質してしまうかもしれないリスクを負えますか?
もうひとつの周りの影響は、この質問ひとつで答えがわかります。
悪口を言う人を、信頼しますか?
人の悪口を言う人は、その場にいる人の悪口も、本人がいないところで言うのだろう・言っているのだろうと思われてしまいます。それが実際にあるかどうかではなく、周りの人から見れば、そう思われているという点が重要です。
人からの信頼が薄まれば、良好な関係を築くのは困難です。どれだけ笑顔でいても、役に立つ存在だと示してみても、「悪口を言う人」というレッテルが貼られていれば、どれだけ相手に尽くしても意味はありません。相手側から距離を置こうとしてくるのですから。
悪口を言う日常を変えませんか?
そのひと言の悪口で、周りの人達はあなたへの印象を変えてしまいます。
悪口の言葉は、あなた自身に返り、自分を呪う言葉となってしまいます。
害にしかならない悪口はやめましょう。
気持ちを吐き出したいなら、愚痴を言って、鬱憤を晴らしましょう。
気持ちをうまく吐き出せたら、もう悪口なんて言う必要はなくなります。
SNSやってます!
ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!