自分には悩みがたくさんあると感じている人は、悩みやすい思考を持っている可能性が高いといえます。そして、悩むことを『習慣化』させてしまっているかもしれません。
悩みのほとんどは、実は悩まなくてもいいとしたら、どうしますか?
目次
- 『悩みやすさ』は習慣になる
- 1.仕事や趣味の時間で暇を埋める
- 2.「その不安が的中する確率は?」と自問する
- 3.小さな事にクヨクヨしない
- 4.避けられない事には流れに身を任せる
- 5.過去の失敗で後悔しない
- 悩みは減らせる
『悩みやすさ』は習慣になる
あなたには、悩み事は多いですか?
毎日、毎時間、何かしらの悩みで頭を抱えているというなら、悩みが多いといえるでしょう。その悩みの大半は、実は自分自身で作り出していることに気が付いていますか?
悩みの恐ろしいところは、不安を駆り立てて連鎖的に悩みを増やし、たったひとつの悩みを複雑化させてしまうこと。
最初は小さな悩みひとつだったのに、気が付いたらどんどん増えて大きくなっていく悩みに、押しつぶされそうになってしまった経験はありませんか?まさにその状態です。
そして、その状態が長引くことで『悩むこと』が『習慣化』されてしまいます。その結果、悩んでいる状態が正常な状態だと誤認してしまうのです。たとえ、悩むことでストレスを感じていても、習慣化されてしまえば、それが日常なのです。
悩むことを習慣になってしまった人は、常に悩みとセットで不安を感じています。けれど、悩むことが当たり前なので、悩みを解決する行動には出ません。『悩んでいる』その状態を続ける選択をしているのです。
このように、悩みに囚われてしまうと、無駄に悩みが増え、そして悩むことを習慣化させてしまう悪循環が生まれます。
悩みなんて無い方がいいに決まっていると、誰もが思っているでしょうけれど、実際には悩み続けている人は多いと思いませんか?それは、悩むことを習慣化している状態ではないでしょうか?
毎日同じことを続ければ、それは習慣となります。習慣となれば、それがあなたを支配するようになるのです。
思いは言葉に、言葉は習慣に、習慣はやがてあなた自身に。
無駄に増やしていくだけの悩みから、解放されませんか?
悩み事に対する基本姿勢の五つをご紹介します。ぜひ試してみてください。
1.仕事や趣味の時間で暇を埋める
人は一度にひとつのことしか没頭できません。何かに熱中している時は、周りから呼びかけられても反応できませんよね。そして、悩みは時間が空いた時にこそ考えてしまうものです。
だから、仕事や趣味など熱中できるもので、無駄に思い悩んでしまう隙間時間を埋めてしまいましょう。
一日の活動時間全てを、何かに熱中するのは最初は難しいかもしれません。悩みを抱えていると、思考はどうしても悩みの方へと意識を向けたがってしまうからです。けれど、そこで悩みに囚われてしまうと、悩みの連鎖にはまってしまいます。
悩みに使っていた隙間時間を、楽しいことや集中したいことで埋めて、悩みに向き合う時は制限時間を決めて取り掛かってみてください。
あれもこれもと、悩みが増えていくのを止めやすくなるはずです。
2.「その不安が的中する確率は?」と自問する
悩みとは、ほとんどが未来に対しての不安から生まれています。
「この先どうなってしまうのか」その不透明さが怖くて不安で、今は考えても仕方がなくても、つい悩んでしまいますよね。
そんな時は、このように自分に質問してみてください。
「その不安が的中する確率は?」と。
例えば、事故に遭うのが怖いから、車を運転したくないと考えている人が、どうしても運転しなければならない状況になった時、強いストレスを感じるほどに悩んでしまうでしょう。
どうやったら事故を回避できるのか、事故に遭った時の対処法には何があるのか、自分の身を守るにはどうしたらいいのかなど、起こってもいない事故に対して悩みを募らせていきます。
では、「その不安が的中する確率は?」と質問してみましょう。
自分の勘に頼るのではなく、調べて一般的な回答を探し出してください。
その答えがわかると、考えるだけ無駄ということが明確になり、少しスッキリします。予防や準備は必要ですが、起きていない事に対して必死になりすぎることはありません。
3.小さな事にクヨクヨしない
悩みに大小とサイズ分けをするなら、小さな悩みほど数が多いですね。天気が悪かったらどうしよう、試験で満点をとれなかったなど。
そういった小さな悩みは、活力を奪っていきます。クヨクヨして悩みに活力を奪われてしまうのは、大きな損失です。その活力を他のことに向けていれば、もっとその時間を楽しめたかもしれないし、悩みを解決できたのかもしれないのですから。
また、小さな事にクヨクヨしていると、次の大きな失敗やミスを引き寄せ、さらに心にストレスを与えます。小さな事に心囚われているよりも、悩みを解決する為にどう動くかを考えた方が建設的です。クヨクヨしていたら、気持ちを切り替えてみましょう。
4.避けられない事には流れに身を任せる
生きていると、避けようもない上に、自分の力では解決できない悩みも現れます。そういった類のものに対して、悩み続けたり、抗ったりしても、無駄に疲れてしまうだけです。自分にはどうにもできないと、見切りをつけましょう。
例えば、顔のシワや髪が薄くなるなど、加齢して変化していく事実に抗うことはできません。自分にはどうにもできないとわかったら、抗うのではなく、その事実を受けて入れて、流れに身を任せるのです。
ありのままの自分を受け入れる。それは自信を育む行為にも相当します。
5.過去の失敗で後悔しない
日本には、素晴らしい諺がありますね。『覆水盆に返らず』です。その言葉とおり、零れ落ちてしまった水は、元には戻せません。
つまり、過去の失敗という出来事を、無かったことにはできないのです。人の記憶から消すこともできないし、何かの記録に残されているとしたら、その全てを削除するのは無理でしょう。
過去の失敗を思い返しては、後悔や頭を抱えて再び悩むなど、小さな事にクヨクヨしているも同じです。考えても前には進めません。
失敗こそ、糧になる経験です。失敗から学び、次はどうすればいいのかを考える方が、失敗したことをプラスに変えられますよね。
悩みは減らせる
人は悩みから悩みを作り出し、自分で悩みの渦の中へと落ちていっています。本当ならば悩まなくてもいいはずのことにさえも悩みを繋げ、不安を増やしているのは自分自身なのです。
そんな覚えはありませんか?
悩みを全て書き出して、そこから考えて解決できるものなのか。悩みの質を見極めてみてください。きっと書き出した悩みの大半を切り捨てられるはずです。
悩みが減れば、ストレスも減ります。そうしたら、体も心も軽くなり、人生を楽しく生きられると思いませんか?
悩みは減らせます。今ある悩みを減らして、人生を楽しく楽にしていきましょう。
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