自分をコントロールできない。人への意地悪、一歩を踏み出せない、『自分を変えられない』のはナゼ?

感情を抑えられない。咄嗟に余計なひと言を言ってしまうのが止められない。
つい出てしまう行動はコントロール出来ないと、悩んでいませんか?

その行動、そもそも自分がしたいから起こしている行動だと知っていますか?

目次

 

どうして『自分を変えられない』のか

水没する木の写真

自分自身がどう行動するか、何を言うか。思ったようにコントロールできず、感情の波に溺れていると感じていませんか?後になってから、「どうしてこんな事をしてしまったんだ」と頭を悩ませていませんか?

自分自身を律し、コントロールするなんて当たり前にできそうなことが、なぜか出来ない。
その理由は、あなたの心の中にあります。

感情が高ぶると、思いもしない行動をとってしまう。
言うべきではないひと言を、つい言ってしまう。
こんな風に自分の行動をコントロールできず、周りに迷惑をかけてしまう人は、『自分をコントロール出来ない』と思っています。
そこに大きな勘違いがあるのです。

人は、常に自分自身の行動をコントロールしています。
例えば、怒りで頭がいっぱいな状態で第三者に話しかけられた時、声のトーン、話し方、態度などは変わっていませんか?
怒ったままの態度で第三者と会話をし続けているという人は、いないのではないでしょうか。

それはつまり、怒りの矛先を向けるべきではない人に向けないようにと、怒りという感情を抑えている証拠です。これは感情をコントロールしている状態といえます。

それなのに、どうして人は『自分をコントロールすることは出来ない』と思い違いしてしまうのだと思いますか?
それは、本来の目的を無意識に設定しているからです。

怒りを抑えられない人は、『怒りを誰かにぶつけたい』という目的を設定し、それを達成する為に怒りを大きく強くしています。
余計なひと言を言ってしまう人は、『人が言わないひと言を言って、目立ちたい・感心されたい』などの目的を達成しようとしています。

このように、人は常に自分の思考によって設定した目的を達成させる為の行動をとっています。
どんな行動も、心の中であなた自身が望んでいるのです。

そこで、行動を変えるには、まず目的を変えていくことが重要になります。
次の二つを意識して、あなたの行動の目的を変え、行動自体を変えていきましょう。

 

1.行動の目的を理解しよう

自分をコントロール出来ないと悩んでいる人の多くは、咄嗟に出る行動に対してコントロール出来ないと感じています。咄嗟に、瞬間的に、何も考える暇もなく、だから制御は出来ないと。
けれど、咄嗟に出た行動も、果たしたい目的があっての行動なのだと、まずは受け入れましょう。

行動には、全て目的があります。
あなたが困っている行動を振り返って、何が目的なのかを探してみてください。

例えば、怒りが抑えられない人は、『怒っていることを誰かに見せつけたい』のか、『怒りを発散させたい』のか、『同情されたい』のか。
自分がその行動をとることで、何を得ようとしたのかを考えてみてください。

考えを深めていくと、「そんな事を思ってなんかいない」と、強く反発する気持ちが湧くかもしれません。
それは、心の奥底にある自分自身の卑しい思考に気が付いてしまうからです。

けれど、人には必ずそういった打算的な面があります。
自分が楽になる為に、今よりも居心地の良い環境をつくる為に、人は全力を尽くす生き物です。その部分を否定してしまわないでください。それも含めて、『あなた自身』であることを受け入れましょう。

 

2.行動を変えよう

思考が設定した目的がわかったら、次はその目的を達成させる為の行動を意識的に変えましょう。
反射的に行動できる状態の今は、体に馴染んだ行動です。それは、意識して止めなくては止まりません。行動を止めることができて初めて、別の行動をとることができるのです。

そうしたら、考えてみてください。
あなたは、どういう結果を引き寄せたいと思っていて、その結果を引き寄せる為にどう行動するのが最善なのでしょうか?

例えば、怒りを抑えられなかった人は、怒っているという状態を人に見せつけることで、周りにいる人達の同情を集め、自分の味方をしてほしいという目的を持っていたとします。
もっと具体的に目的を分解すると、人が自ら手を貸してくれる状態にすることで、自分が気負うことなく、楽になれる環境にしたかったり、自分の周りを味方で埋め尽くしたかったりと考えられます。

けれど、怒りという感情に身を任せていては、いつか助けてくれる人はいなくなります。「感情を抑えることもできない大人」として見られ、対等な対人関係を築くことも難しくなっていくでしょう。

そこで、行動を変えてみましょう。
味方を増やしたい、自分が楽になれる環境をつくりたいという目的を達成させる為に、怒りを発散させるという行動はもう使いません。
では、どういう行動がいいのでしょうか?

それは例えば、人に敬意を持って接し、対等な対人関係を築き、必要がある時に助けてもらったり、近しい価値観を持っている人と関係を結び、味方を増やしていくなどの行動をとっていけるのではないでしょうか。

自分中心だった考えを、周りを視野に入れた考えに変えていくことです。

 

思う通りの行動をしていこう

枝垂れ桜の写真

自分自身も「振り回されてしまう」と感じる目的の為の行動は、何も考えずに自動で動くだけで楽ですよね。コントロールを放棄し、自分勝手に行動すればいいのだから。
けれど、それでは自分の周りに誰もいなくなってしまいます。本当は、そんなことを望んでいたわけではないのに。

自分の思考に振り回される行動を、自分の意志で変えましょう。
その為には、自分が見たくなかった部分を見つめ、隠しておきたかった目的を露にしなければ叶いません。

自分を変えるのは、苦しみを噛みしめる時もあります。それでも、それを乗り越えた先には、今よりもっと自分らしく、楽に生きられる自分に近づけているはずです。

本当の意味で『楽に生きる』
試してみませんか?

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