幸せに気付く力。『出来なくなって』初めて幸せに気付ける

あなたは今、幸せを感じられていますか?
あなたの傍には、幸せはありますか?

幸せは、とても身近に、いくつも存在しています。それらに気が付いていますか?

目次

 

幸せはどこにあるのか?

朝日とナズナの写真

「幸せになりたい」と口にする人ほど幸せから遠ざかってしまうと、以前に書きましたが、あれから幸せを見つけられたでしょうか?
(以前の記事はこちら【幸せを追い求めると逆に幸せは遠ざかっていく。本当の幸せを掴むには?】)

幸せになりたいと切望しているのに、自分から幸せを素通りしてしまうなんて、あんまりですよね。
今でも、自分の幸せはどこにあるんだろうと探している人は、実はとても近くにあることをまだ知らないのかもしれませんね。

幸せは、あなたが『当然』と思って触れている日常の中に存在しています。
安全で清潔な家がある
あなたの話を聴いてくれる人達いる
思い通りに動く手足がある
ご飯を美味しいと感じられる
笑顔になれる場所がある

こんな風に、とても身近に幸せはいくつも存在しています。それを当たり前と思うか、幸せと思うかで、体感する幸福度は大きく異なります。

これらの幸せ、あなたは『あって当たり前』と思いますか?
その思考でいる限り、あなたの周りには数多くの不幸しか見えなくなってしまいます。

 

幸せに気付く力

オレンジの花の写真

幸せはとても小さく些細なものの集まりです。確かに、夢を叶えたたり、偉業を成し遂げたりすれば、それを『幸せ』と感じるのでしょう。
けれど、それは『その瞬間だけ』に感じられる幸せではありませんか?

夢を叶えた瞬間、その幸せは最高潮を迎え、翌日には余韻が残ります。しばらくは余韻に浸って幸せを感じられますが、それも数日の間だけ。
過去の出来事になってしまえば、それは『もう終わった幸せ』と感じられてしまいます。その瞬間、自分は幸せではない。不幸だと感じてしまうのです。

それを一度感じてしまえば、その先に同じように夢を叶えたとしても、すぐにやってくる不幸に怯えてしまうでしょう。人は、得られるものが何かよりも、持っているものを失う方がダメージが大きいのです。

何を幸せと感じるか、それは人それぞれです。夢を追い続け、ひたすら達成し続ける人生を『幸せ』と感じる人もいれば、平穏な日常を幸せと感じる人も多くいます。

あなたが何に幸せを感じるか、幸福度をあげることができるかは、幸せに気付く力があるかどうかが重要です。
まずは、身近にある『幸せ』に気付いてみてください。当たり前に過ごしている中には、たくさんの『幸せ』があちこちにあります。

小さな当たり前の幸せに、ひとつずつ気付いていけば、『足る幸せ』を感じやすくなります。
「そこにあって当たり前」ではなく、「そこにあってくれて嬉しい」と感じることです。

例えば、病気になった時、満足に身動きもとれず、食事が美味しく感じられませんよね。病気の時こそ、健康であるという当たり前の状態が『幸せ』なんだと気付きます。

そういった身近にある幸せを探してみてください。意識してみれば、いくつもの幸せに囲まれていたんだと、気が付けるはずです。

 

今日あるものは明日もあると限らない

朝日と水仙の写真

『幸せ』のほとんどは、身近にある上に、当たり前にあるものと思い込んでいます。最初から存在するのが当たり前だから、失ってみなければ、どれだけ必要としていたのか、それが在ることが幸せだったのかに気が付けないのです。

当たり前の中にある『幸せ』に意識を向けてみましょう。
ひとつ見つけると、すぐに他にも見えてきます。いくつもいくつも、あなたの周りに存在している『幸せ』を見つけて、自分を幸せ者であると感じてください。

幸せに気付けたら、その幸せを大切にしてください。今日も感じられる幸せが、明日もまた同じようにあるとは限らないからです。

大きな天災が起きるかもしれない、病気やケガ、事故に遭うかもしれない、突然何かが起きれば、その幸せは簡単にあなたの傍から離れてしまいます。
当たり前と思っている幸せも、実はとても不安定なもの。ちょっと何かあれば、すぐに無くなってしまうものです。

今、すぐ傍にある幸せに気付きましょう。
幸せに気付けたなら、それがあることに感謝しましょう。

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