良好な対人関係の築き方。『相手を敬う』行動を選ぶ

対人関係の悩みは、人が持つ悩みの最たるもの。全ての悩みの根源とさえいわれる対人関係を、恐れる人は少なくありません。

人と対等でありながら、良好な関係を築く為の一番の方法を知っていますか?

目次

 

『相手を敬う』には何をしたらいいのか

桜並木の写真

人は、どこまでも『自分が大好き』な生き物です。世界中で誰よりも自分自身が好きで、一番の関心を向けているのは、もちろん自分自身です。どんなに愛する人ができたとしても、自分が優先順位第一位に存在しています。

そんな『自分が大好きな人』は、対人関係においては問題が山積みですよね。
みんなそれぞれが自分自身が大好きなので、自分を優先してもらえないことに苛立ってしまうのです。そこから亀裂が入ってしまったり、すれ違いが起きてしまったりして、良好な対人関係を築けずに壊れてしまいます。

では、どうしたら対人関係をうまく築くことができるのか、良好な対人関係を築くコツはというと、それは『相手を敬う』ことです。

相手を敬う。言葉からイメージはできるものの、実際にはどう行動したら『敬う』ことになるのか、具体的に想像できるでしょうか?

言葉のイメージで、なんとなく想像はできるものの、実際の行動に移そうとすると、意外とわからないのではないでしょうか。

相手を敬い、自分にとっても相手にとっても心地良い関係を築きませんか?

 

1.心から関心を持つ

特定の人に振り向いてほしい時、何をしたらいいと思いますか?
多くの場合が、その人が関心を向ける話題や知識を披露したり、驚くような行動をとってみせるのではないでしょうか。
けれどそれは、子供が親の関心を引くためにイタズラするのと同じです。一時的に目を向けてもらえても、すぐに関心は別のものに移ってしまうだけでなく、相手に不快な感情を抱かせてもしまうかもしれません。

不快な感情を抱かせずに、人に振り向いてもらうには、その人に対して心から関心を寄せることです。

自分の話を真剣に聴き、反応を返してくれる相手を人は好みます。
相手に関心を寄せることが、相手からの関心を得るには一番効果的なのです。

 

2.常に笑顔でいる

時に、言葉よりも表情は雄弁です。たくさんの言葉を並べるよりも、笑顔ひとつ向けるだけの方が、相手の信頼を得る場合もあるほどに。

笑顔を向けられて、気を悪くする人はいません。下心があっての笑顔は別ですが、心からの好意の笑顔は、相手を安心させ、相手からも好意を引き出すことができるのです。

言葉もわからない赤ちゃんが、どうして笑顔でいるのか知っていますか?
笑顔でいる方が、構ってもらえることを本能が知っているからです。あの笑顔は、自分の身を守る為のものなのです。

 

3.名前を覚える・呼ぶ

人は、世界中の誰よりも自分自身が大好きだと書きました。だからこそ、自分を示す言葉には敏感です。
自分と人を区別できる唯一のもの、それは名前です。

名前を憶えていてもらえる、呼んでもらえる。それは、とても単純な喜びです。
初対面の人と名前を名乗り合い、名刺を交換する場面は人生の中で何回もありますね。どれだけ長い時間が空いても、再び会った時に相手から名前を呼ばれたら、嬉しいと感じませんか?

名前を憶えてもらうだけでなく、呼んでもらえて初めて喜びを感じます。
できれば、相手が呼ぶ前に自分から相手の名前を呼んで挨拶してみてください。相手の反応が良くなるでしょう。

 

4.話を聴く

自分のことが大好きな『人』は、最大の関心事も『自分自身』です。
自分にどんな事が起きたのか、その時どんな行動をしたのか、武勇伝のように語る人は多いですよね。そうやって自分のことを知ってもらいたくて、称賛や喝采を浴びたくて、自分のことを話します。

「会話をしていて楽しかった」と記憶するのは、自分が話をして良い気分に浸れたと感じる時です。面白い話を聞いた時ではありません。

人の話は、心からの関心を向けて聴いてみてください。
聴いている時間が長いほど、相手は話した満足感に浸れています。その分だけ、あなたに好意を持つようになるでしょう。

 

5.相手の関心事を話題にする

話し上手ではない人も、自分が得意とする分野に対してだけは饒舌になりますね。
人との会話で話題にするものは、相手の関心事に集中させましょう。そうすれば、相手の関心の対象を知ることができ、相手は会話を心から楽しめます。
そして、あなたは相手から気に入られる存在になっていけます。

魚釣りに行って、自分の好物をエサにしませんよね。魚の好物を釣り針に付けるものです。
人も、誰かの関心事が話題になっていても、興味は引かれません。自分の関心事だからこそ、興味を引かれ、会話をしたいと思うのです。

 

6.重要人物だという気持ちを抱かせる

好きなものを蔑ろにされて、不快にならない人はいません。自分が好きなもの、つまり自分自身を大切に扱う気がない人と、良い関係を築こうとはだれも思わないのです。

そこで、相手に「あなたは私の大切な人です」や「あなたは私にとって重要な人なんです」と、心から感謝や尊敬の念を向けることで、相手に「自分はこの人にとって重要なんだ」という気持ちを抱かせることができます。

人は、人から必要とされ、頼られ、感謝されることに大きな喜びと充足感を得ます。
そういった関係で結ばれた相手とは、良好な関係でいようと相手も心がけるようになり、相互に「相手を喜ばせたい」と思える関係を築いていけるでしょう。

 

大切にしたい。その気持ちが全て

蓮の写真

相手を敬おうとするあまり、力みすぎて想定した方向を大きく外れて行動してしまうこともあります。それが相手にとって不快と感じられてしまえば、良好な対人関係を築こうとする一歩目から、大きく失敗してしまいますね。

まずは、『大切にしよう』と心から思うことが全てのはじまりです。

気持ちが無い行動は、とても機械的で好意を感じられません。気持ちがあってこそ、初めてその行動に好意を見ることができるのです。

相手に関心を向けましょう。
心からの関心を向ければ、その人のことを理解できます。
敬うとは、そうやって相手を理解し、受け入れていく行動を続けていくことです。

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