対人関係を良好にする為に普段からやっておくと良いこと

対人関係を良い状態に保つ為に、普段から気をつけていることはありますか?
笑顔でいる。きちんと挨拶する。乱暴な言葉を使わない。色々と気をつけているその内容は、どれも『自分が人に何をするか』ではありませんか?

対人関係を良好に保つもっと単純で確実に心に刺さる方法をご紹介します。

目次

 

対人関係を良好に保つ努力は自分の行動?

チューリップの写真

対人関係の悩みは尽きることなく、次から次に湧いてきますよね。そんな悩みを一つでも持たなくて済むように、日々努力を重ねている人も多いのではないでしょうか。

人と会う前には身だしなみを整えるように気持ちを整え、でしゃばらないように自分の行動を常に意識したり、マナー本を熟読して、礼を欠かないようにしたり。
気づいていますか?その努力は、全て自分自身の行動に向いていることに。

確かに、人との関係を心地良い状態に保つための努力ですから、その鍵は自分自身の行動にあるのは間違いありませんね。
しかし、自分自身の行動を見直し、律しただけで対人関係が良くなるなら、誰も悩みなんて持っていません。

自分がどれだけ努力しても、人の行動にイライラしたり、嫌悪を感じたりする場面はいくつもあります。
それはどうして起きてしまうのか。今回のポイントはそこです。

例えば、こんな経験はありませんか?
いつも人に自分は尽くしていると自負があり、家族や友達、職場の仲間の為に身を粉にして頑張っている。
けれど、誰も自分を認めてはくれないし、誰も同じようにやってはくれない。
結局、善人ばかりが損をする世の中なんだ。

こんな風に感じた経験は、一度や二度では済まないのではないでしょうか。
その原因は、礼を返さない相手にあると思いますか?それとも、自分の努力が足りないと思いますか?

答えは、トラフィモウの人の親切に関する実験結果を見ればわかります。
(トラフィモウの実験については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。【親切にしてあげた事は忘れないけれど、親切にしてもらった事は35倍も忘れていく】)

人は、自分が誰かに『してあげた事』はよく覚えていて、誰かに『してもらった事』はほとんど忘れてしまうというものです。
その比率は、35:1
してもらった事は、まるで覚えていませんよね。

だから自分が何かしてあげると、「こんなにしてあげているのに」と腹立たしく思いやすいのです。
自分が損をしていると感じると、人は不幸だと思わずにいられません。自分はこんなに良い行いをしているのに、誰もわかってくれないと孤独感を強めていきます。
それは、まさに対人関係に深い溝を作る思考だと思いませんか?

 

人からしてもらった事を数える

桜の花を持つ手の写真

ここで、もう一度質問です。
対人関係を良好に保つには、何に気をつけたらいいでしょうか?

自分が人にしてあげられる事を増やしていくのも良いことですね。けれど、それ以上に『人からしてもらった事を忘れないでいる』のは、もっと大切ではないでしょうか?

自分がしてあげた事を、心底感謝してもらえると、嬉しいですよね。相手も嬉しいです。人の役に立ち、それが大切な人なら尚更、喜びを感じます。
対人関係を良好に保つには、普段から『人にしてもらった事を数え、感謝する』のが秘訣です。

この方法の素敵なところは、人を喜ばせることができるだけではなく、自分は幸せなんだと再認識することもできることです。

幸せが足りないと感じると、途端に不幸だと思い込んでしまいますが、よくよく振り返ってみると、たくさんの幸せに包まれているとわかります。
例えば、次のような幸せを持っていませんか?

  • 料理を作ってもらった
  • 挨拶を返してもらった
  • 笑顔を向けてもらった
  • 一緒にいてもらった
  • 手を繋いでもらった
  • 話を聞いてもらった
  • 連絡をくれた
  • 味方になってくれた
  • ダメなところも受け入れてくれた

一つ一つはとても小さな些細な日常の一瞬です。そこには優しさを感じる時もあれば、「当たり前」と素通りしてしまう時もありますが、「当たり前」と思ってしまう方が多いですよね。

初めは幸せだと感じた出来事も、日常となると当たり前に落としてしまいます。本当は、相手の努力があってこその幸せなのに、相手の努力を自分は受けて当然だと勘違いしてしまうのです。
悲しいことに、人はそうやって状況に慣れてしまいやすい生き物ですね。

だから、『人からしてもらった事を数えて感謝』しましょう。
あなたが当たり前の幸せを受けられるのは、誰かがあなたに幸せを与えてくれているから。それを忘れずにいれば、対人関係を良い状態に保つのは難しくはありません。

 

『感謝』が対人関係を良好に保たせてくれる秘訣

カメラを構える人の写真

感謝は、人を動かす力のある行為です。
その行動の源となっているのは、『喜び』に他なりません。

人の役に立つ喜び。
大切な人を笑顔にできる喜び。
それは、自分の存在意義を強固にし、人との繋がりを確かにしてくれます。

何かをしてあげることも大切でしょう。しかし、それ以上にしてもらった事に感謝を伝えましょう。言葉で態度で、時には同じ事をしてあげて。
そうやってお互いを支え合える対等な関係が、どちらにとっても心地良い関係になっていきます。

今からやってみましょう。

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