「死にたい。もう生きているのが辛い」死を望む思考から読み解く生きやすさへの変換

死にたい。そう願うほどに生きるのは辛く苦しいですか?
あなたを追い詰めているものの正体、そこから解放される『生きやすさ』への転換方法をご紹介します。

辛いを楽に、苦しいを生きやすさに変換しませんか?

目次

 

「死にたい。もう生きているのが辛い」と悩んでいませんか?

夕暮れの写真

人はどうして死にたいと願うほど、悩みに絡め取られてしまうのだと思いますか?
今回はそんなお悩み相談にお答えします。

人生でつまずくこと、それは何度も起きる出来事ですね。
挑戦すれば失敗し、再挑戦で成功したとしても、もう次の挑戦のスタート位置に立っている。そんな日々の繰り返しが、人生と感じるのではないでしょうか。

そうとわかっていても、つまずく度に心に傷を負い、立ち上がる度に心は折れ、不屈の精神と思って耐えていた状況も、何度も続けば人生を諦めた方が楽になるのでは?と考えるようになっていくのも頷けます。

「もう死にたい」
そう思うまで、たくさんの努力をしてきた。それでも実らない現実があった。
だから、折れたい。
もう立ち止まりたい。
終わってほしい。
そんな切実な願いの末に、命を諦めたくなりますよね。

その辛く苦しい胸の内に、問いかけてみてほしい質問があります。

どうして、死を望む状況の中に今もいるのでしょうか?
辛いなら逃げてもいい。苦しいなら辞めてもいい。そういう選択肢もあるけれど、その選択肢は選ばない。それはなぜですか?

あなたが死を望むほど苦しんでいるなら、その状況から逃げてもいいのではないでしょうか。
それでも逃げないのは、「なぜ?」かを考えてみましょう。

 

1.なぜ死を望むようになったか

死を望む理由や原因には、特定の固定観念や思い込みに強く縛り付けられ、そこから離れられないからこそ、死を望むようになったのではありませんか?
その固定観念とは、『人としての最低限のライン(枠組み)』です。

人は、周りの人や自分のいる環境の中で『最低限』とされるラインを超えられないと、自分と現実との違いを埋めることができず、自己否定に走ったり、自分を無理にでも成長させようとしたりして、自分を追い詰めていきます。
極限まで追い詰められた思考が、「死にたい」と思う形で現れます。

あなたが悩み、苦しみ、死を望むほどの理由は、周りの人達や社会が決めた『最低限』という『基準』や『枠組み』ではありませんか?
人とは仲良くしなければならない。
学歴がないと恥ずかしい。
字が綺麗に書けないと恥ずかしい。
体力がないと情けない。
わからない事があるのは恥ずかしい。

もし、これらの思い込みや固定観念によって死を望んでいるならば、考えてほしい課題が一つあります。
その『最低限の枠組み』は、自分に当てはめて生きる必要はありますか?

誰かとでも仲良くできなくても、大切にしたい人を持てたらいいと思いませんか?
学歴はなくても、考えて答えを見つけて、生きていければいいと思いませんか?
字が綺麗に書けなくても、丁寧に見やすく書ければいいと思いませんか?

あまりに強い固定観念である為、誰もが疑問に思わず、「そうすべきだ」と考えに至ってしまうのが、この『最低限の枠組み』の怖さです。
「出来ない」そのひと言を言おうものなら、社会全体から弾き出され、誰も見向きもしてくれない孤独を背負わなければならなくなる。そんな脅迫的な負い目を感じさせます。

しかし、実際に固定観念にそんな力はありません。
固定観念や思い込みによって、あなたの首を締め付けているのは、あなた自身ではありませんか?

辛いのも苦しいのも、現代社会で生きているからではなく、仲の悪い人が近くにいるからではなく、「〜しなければならない」や「〜じゃないとダメだ」と思い込んでしまう自分自身の思考です。

思い込みの怖いところは、自分では柔軟に考えられていると思っていても、実際の行動や深層心理では思い込みの力が強く働き、自分に制限をかけながら生きている状況に気がついていないことです。

実際の行動や深層での認識と、心で感じていることが食い違うと、認識している固定観念に無理やりに合わせようとして、無意識の内に行動に矛盾を起こし、その矛盾に苦しめられてしまいます。
自分の思ったように行動しているはずなのに、思ったように行動できていない状態。その状態は、とても苦しいですよね。

 

2.生きやすい・楽になるには

死を望むほど思い悩んでしまう背景には、社会通念や固定観念、思い込みがあるとわかりました。
では、そんな思い込みから解放され、生きやすくするには、楽に生きるには、どうしたらいいかをご紹介します。

『自分を把握』し、『常識を疑う』この二点が全ての答えになります。

『自分を把握』するとは?

『自分を把握』するとは、自分が何を好きで何が嫌いかに始まる『自分自身』を深く知ることです。自分を知らなければ、自分が楽になる環境を整えることはできませんよね。
何を心地よく感じるか、どういうペースで生きたいか、何をしている時に癒されるか、何したくないと感じるか。普段は考えない深くまで『自分』について考えてみてください。

短い質問や短期間の観察では、把握しきるのは難しいですね。それも、自分自身に対して行うのですから、より難易度は高いでしょう。
そんな時に役立つのが、短い日記の習慣です。

日々書き溜めていけば、過去を振り返るのに役立ちます。
どんな時に怒りを感じたか、何をしている時に楽しいと思ったか。自分を知るのに日記をつけてみてください。

短い日記の詳しい書き方は、こちらの記事でご紹介しています。
客観的に自分を知る方法。短い日記が客観視に役立つ

『常識を疑う』とは?

次に『常識を疑う』とは、言葉の通りに世間一般で常識と思われているルールやマナー、当たり前とされている内容を一度は疑ってみましょう。

『常識』は、科学的な裏付けや人が作り上げた社会の構造上、「こうであると都合が良い」というものの集合体です。その中にこそ、固定観念や思い込みが溢れています。

自分がその枠組みに当てはめられた時、息苦しさを感じたら、直感で「嫌かも」と思ったら、その常識を疑ってみてください。
どうしてその常識を守らなければならないのか、メリット・デメリットを考え、自分に当てはめて何に嫌悪したのかを考えてみる。そうすると、何かおかしい部分や至らない部分があることに気が付けます。

常識は、過去の歴史から学び、社会を上手く回す為に必要と判断された結果、多くの人に浸透させていった固定観念です。

例えば、今は男性が主夫として家事を主体で行う家庭が増えてきていますが、十数年前までは異常と思われる光景でした。
この例のように、常識はいつだって誰かの都合によって変えられ、絶対の規則ではないのです。

 

あなたの生きやすさは?

夕暮れの海で傘を刺すカップルのリフレクション写真

あなたの苦しみや辛さ、死を望むほどの悩みの原因や理由は見つかったでしょうか?
何に思い悩み、何を辛いを感じているかを紐解けば、その先に原因が見つかります。

原因を見つけたなら、それを破壊するか、そこから逃げるか、または第三の選択をするか、あなたが選べる立場にあるのです。

あなたが生きやすい道を探しましょう。
世の中に「〜しなければならない」ことは、ひとつもありません。
あなたを追い詰める思い込みを、壊してみましょう。

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