自分で自分を満たせていますか？
自分の存在欲求を人に満たしてもらおうとすると、人の顔色を伺ってばかりで自分の意見を言えなくなってしまい、生き辛さを感じずにはいられません。
自分で自分を満たせれば、自信を持ち、安定した心を手に入れることができます。
目次
自分で自分を満たせない理由
自分の欲求を、自分が存在していいという承認を、自分で満たすことはできていますか？
ただ存在する。それを認めることは、意外にも難しいことです。
自分で自分を満たすことができる人は、人に依存していません。
それは、自分が存在することを人に頼らなくていいと理解しているからです。
これが意外と難しいのですよね。
自分がこの世界で生きる。そのことに誰かの承認なんて必要ないとは、誰もがわかっています。自分が望んだから今ここで生きているというだけのことなのですが、現実にはそれが簡単ではありません。
なぜなら、自分に自信が持てていないからです。
自分一人で生きていけるサバイバル術を身につけているとか、誰よりも知識が豊富とか、そういった条件がついての自信ではありません。
ただ存在することの承認、自分で自分の存在を認め、受け入れることに条件はありません。無条件に『自分を信じている』かどうかです。
本来、『自信』に根拠なんていらないと知っていましたか？『自信』とは、無条件に自分を信じるだけのことなのです。
しかし、それが難しくなってしまったのは、人との歪んだ関係性や偏った思考、固定観念などに縛られて生きてきた経験により、「人に認められなければいけない」などの固定観念を持つようになってしまったからです。
自分には何の力もないと思い込み、誰かに頼らなければ生きていけないと思い込み、人の顔色を伺って、自分を抑圧して生きていれば、自信を持つことなどできませんよね。そうやって徐々に、自信を削ぎ落としてきてしまったのです。
自分で自分を満たせなければ、満たしてもらう為に、人を頼るしかありません。
人の顔色を伺い、相手の要望を叶えつつ、その対価として自分の存在を認めてもらおうと行動します。それは他人軸な思考、自分を犠牲にする思考、そして相手を支配しようとする思考です。相手が態度を変えてしまえば、自分の存在を認めてもらえなくなるリスクを常に抱えた不安定な状態といえます。
それでは、生きているのが辛くなってしまいます。
人に振り回され、自分の欲求に振り回され、自分で自分の人生を決定することもできません。
自分で自分を満たせるようになりませんか？
元々は持っていた自信を、取り戻しませんか？
『自信があればできる』と思ったことは、いくつもありますね。それらを実行する勇気の源を、手に入れましょう。
１．話すことで自分を知る
自分で自分を満たせるようになるには、色々な方法がありますが、その中のひとつに『自分を受け入れてくれる人と話す』という方法があります。
話すことが自信にどう繋がるのか、イメージできるでしょうか？
『話す』という行為は、自分の内面や心情に深く関わっています。その時の気持ちであったり、心の奥底にしまい込んだ思いであったり、そういった本音をさらけ出し、自分を解放することで、人は自分を見つめ直し、その上で『自分を認めていく』ことができるようになっていくのです。
それが、自分を信じること『自信』へと繋がっていきます。
片手間なお喋りではなく、ちゃんと自分と向き合って話をしてくれる人と話してみてください。話の腰を折らず、最後のひと言まで聴いてくれる人がいれば、あなたは自然と本心を話していけるでしょう。そして、その言葉を聞き取って、自分自身の考えや思いを知ることになります。
２．自分を受け入れてくれる人と話す
では、どのような人と話すべきか。
簡単にいうと、『相手を否定しない人』です。
相槌から否定的な言葉をぶつけてくる人がいますよね。「でも」や「そうかもしれないけど」といった否定の意味を含んだ言葉です。これらの言葉を多用する人とは、話してはいけません。なぜなら、そういった人と話していると、自信を削り取られてしまうからです。
なんでもかんでも否定してしまう人は、本人自体が自信を持っていません。自信がないから、他の何かを認めることができないのです。
その影響を強く受けてしまえば、あなたの自信もあっけなく削り取られてしまいます。
自分を受け入れてくれる人とは、否定的な言葉を使わず、いきなり反論してくるようなこともしない人のことです。
そういう人と話すことで、自分の中にある本心は自然と言葉になって、自分を客観的に見つめる時間を作っていけます。それにより、自分を深く知り、受け入れてくれる人がいるという支えから、自分自身も認めていくことができるのです。
あなたの存在をあなたが認められるように
『話す』なんて当たり前の行為すぎて、それで自信が持てるようになるとはイメージがつきづらいでしょうか？
けれど、本当に心の奥底にある思いまで、誰彼構わずに話すことはありませんよね。話す内容は、話す相手を選んでいます。その中に、あなたの本心を話せる相手はいますか？
心を解放して話せる人がいるのは、奇跡のようなものだと思います。否定せずに話を聞いてくれる人は、そうそういません。何かしら反論があったり、アドバイスと称した厳しい言葉をぶつけられたり。そうすると、もう次からは話したいとは思えなくなりますよね。
もし、身近に話したいと思える人がいなかったら、カウンセラーを頼ってください。
カウンセラーは話を聴く専門家です。
あなたの心にある思いをさらけ出していい相手です。
身近な人には言えないことも、普段は隠している本音も、どんな内容の話でもカウンセラーは否定なくお聴きします。
あなたの心の中に溜め込んだ思いを、存分に吐き出してください。
そうして思いを吐き出して、自分の気持ちや考えを客観視することができたら、あなたは自分を知り、受け入れる準備が整いました。
あとは、ゆっくりと時間をかけて自分を信じていきましょう。
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