あなたは何の為に『自信』を欲していますか?
目的を間違えると、自分自身をより傷つけてしまうかもしれません。
目次
「自信が欲しい」は危険?
「自信がない。だから自信を持つ自分になりたい」そう思って行動し、自信を身につけていくのは素敵だと思います。
思いが行動となり、継続した行動の果てに欲しい結果を得る。まさに自信を得る正統な方法です。
最近は「自信の身につけ方」について、多くの情報が出回っています。しかし、その全ては方法を教えるものばかり。本当に気にしてほしいのは、『どうして自信が欲しいのか』です。
そこで質問です。
あなたは、何の為に『自信』が欲しいと思ったのでしょうか?
自信が欲しいと思っている人の多くは、今の自分が好きではありません。
人の顔色を窺ってしまう、言いたい言葉を飲み込んでしまうなどに苦しみ、「どうにかしたい」と考えた末に自信を求めています。
しかし、『自信』があれば、その悩みは解決できるのかを、今一度考えてみてください。
自信を持つ意味を間違えたままでは、『自信』と勘違いしたものによって押し潰されてしまうかもしれません。
1.何の為に自信が欲しい?
自信があれば人の顔色を窺わなくて済む、言いたいことが言えるようになると考えている人は、自信があればそれは叶うのでしょうか?本当は『自信』ではない別のものを求めているのでは?
人の顔色を窺わなくていいようには、人と対等な関係を築きたいのではありませんか?
言いたい言葉を言えるようには、誰もが意見を出せる環境が欲しいのではありませんか?
悩みの解決策に、何でもかんでも『自信』を頼ってはいけません。
「自信さえあれば何でもできる」では何の解決にもならず、結果的に自己肯定感さえも削ってしまう場合もあります。
例えば、体型に自信がないと感じていたら、体型を変える行動を起こして手に入れるでしょう。
けれど、理想体型になったとしても「自信がない」と感じたら、それは『ステータス』と『自信』を勘違いしています。
細ければ美しい。細くなければ人じゃない。その思い込みに囚われていれば、細くない自分自身を否定してしまいますね。
そして、細くなってもリバウンドを恐れ、いつまでも自信を持つことはありません。
それはどうしてだと思いますか?
『細いことが自信』になる、つまり『細ければ勝手に自信が湧いてくる』と勘違いしているからです。
細いというステータスに当てはまっている間は安心できますが、いつリバウンドで太ってしまうかもしれないと一瞬でも感じたら、その後は常に太ってしまう恐怖を抱え続けなければなりせん。そして、周りに自分よりも細い人を見つけたら、自信は跡形もなく消し飛んでしまうでしょう。
あなたが求めているのは、『自信』なのでしょうか?
それとも、人から羨ましがられる『ステータス』なのでしょうか?
はたまた、悩みから解放する為の『手段』なのでしょうか?
自信を求める前に、どうして自信が欲しいのかを、今一度考えましょう。
2.自信=万能ではない
『自信』は万能の鎧ではありません。
持っていれば、どんな攻撃からも身を守れる鎧を欲しがっていませんか?
「自信さえあれば」と口にする人ほど、『自信』がまるで万能の鎧であるかのような錯覚を起こしています。
例えば、どんな挑戦も恐れず、失敗にもへこたれず、何度も立ち上がるやる気と勇気と体力が、『自信』から与えられると思っているなら、あなたは自信を勘違いしています。
自信は、文字の通り自分を信じることです。
自分の選んだ選択を、自分が積み上げてきた人生を信じる行為です。
だからこそ、積み上げてきたものが崩れた時には、自信を失うこともあります。
例えば、誰もが知る有名な企業に就職した人が、「有名企業に就職した」と自信を持ちます。就職する為に知識・経験を蓄え、難関試験に合格するという積み上げた時間があるからこそ、自信となるのです。
しかし、リストラされたり左遷されたりした場合には、その自信は呆気なく崩れてしまいます。
「自信があれば何でもできる」のではなく、あなたが行動するから何でもできるのです。
あなたらしく生きる為に
『自信』はあなたに付属するスキルの一つと考えてみませんか?無くてはならないものではないし、無くても生きていくのは難しくはありません。
あなたが『あなたらしく生きる』為に、自信がどうしても必要か、どうして欲しいのか、考えてみましょう。
悩んでいる問題があるなら、自信を持つ持たないに関わらず、解決策を探すことができます。
自分を卑下してしまう人は、自信の前に素の自分を認めて受け入れる自己肯定感を高めてみましょう。
あなたが楽しく生きるのに、『自信』は必要ですか?
SNSやってます!
ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!