人の発言は行動にイライラすることはありますか?
「あの人が悪い」と決めつけるのは簡単ですが、それでは解決にはなりませんよね。
それよりも「もしかしたらイライラの原因は他にあるかも?」と視点を変えて考えてみると、気付かなかった部分がわかります。
目次
- 人にイライラ!実は『自己防衛』しているだけだった
- 心に『余裕』が無いとイライラしやすい
- 1.リラックスタイムが重要
- 2.ゆとりを持つライフスタイルへ
- 3.イライラしやすい状況を分析
- イライラが減ると楽しさが増す
人にイライラ!実は『自己防衛』しているだけだった
人の言動にイライラモヤモヤしている時は、その人の発言や行動にイライラモヤモヤさせられているように思っていますよね。しかし、本当のイライラの原因は相手の言動ではなく、自分を守ろうとする『自己防衛』の本能から引き起こされています。
『自己防衛』の本能とは、自身の生命が危うくなった際に発揮され、自分を守ることを最優先にした思考や行動となって現れます。
現代で生命の危機というパターンは事故や事件に突然巻き込まれるなどがそれに該当し、人間が狩猟生活を行なっていた時代に比べると、はるかに低くなっていますよね。それでも、人の本能は深く根付き、現代ならではの『自己防衛』本能として発揮されているのです。
例えば、自分よりも優秀な人が入社して社内で今までの立場ではいられなくなる、恋人の前に恋人が理想とする相手が現れるなどは、現代版の生命の危機です。
自分の権利が侵害されるようなシーンでは、『自己防衛』本能が刺激され、時には常識を超えた行動をとってしまうこともあります。
突然出現したライバルを蹴落とすために、ライバルの仕事を邪魔したり暴力を振るったり、恋人を奪われないために、相手の悪いところを並べ立てたり人前で恥をかかせたりなど、人は様々な行動を取ります。
その行動の真意は、「自分の権利、立場、安全なコミュニティを守りたい」というだけだと聞いたら、ありえないと思いますか?
人は、ただ自分を守るだけに、とんでもない事をいくらでもしてしまえます。それくらい『自分』が大切なのだと、本能に刻まれているのです。
しかし、その本能に従ってばかりいると、現代社会では生き辛くなります。
人が生きる世界は、人と繋がり合って支え合って成立しているのです。人と対立ばかりしてしまう人がいたら、どこのコミュニティからも排除されて、孤独になるしか道は選べません。そうなれば、まさに生命の危機に陥ってしまうでしょう。
心に『余裕』が無いとイライラしやすい
では、どうして現代では過剰ともとれる『自己防衛』行動をとってしまうのだと思いますか?
そこまでしなくても、権利を守る手段はいくらでもあるだろうと、冷静な第三者の視点に立てば気がつきそうなものですが、権利を侵害されようとしている本人の立場では、考える余裕すらありません。
そう『余裕』がないことが、大きな問題なのです。
冷静になって考えてみる。客観的な視点で解決を図ってみる。こうした冷静さや視点の切り替えができれば、過剰な防衛本能に振り回される回数は少なくなっていくでしょう。
しかし、多くの人が瞬間湯沸かし器のように怒りを武器に、自分を守ろうという行動を選んでいます。それは、『考える余裕』がなくなっているからに他なりません。
考える為には、感情を落ち着けることが前提です。冷静な思考ができなければ、いくら考えても破滅への道筋しか見えてきません。
イライラの原因は、人の言動にはなく、それは単なるキッカケです。
本当の原因は、自分の中にある抑圧した感情や許容範囲の狭さを作り出す固定観念や思い込み、そして余裕のない精神状態です。
イライラを減らすために、安定した心を保つために、『心の余裕』を作り出してみませんか?
1.リラックスタイムが重要
気持ちや思考を落ち着けて、フラットな状態へとリセットするには、心からリラックスできる状態になることが大切です。
最近、リラックスできていますか?
常にスイッチが入った状態のままは、気を張った状態です。集中して作業したり、物事に没頭したりするには最適ですが、本来は短時間しか持続しません。その状態が長時間または長期間続いてしまうようであれば、ストレスが多すぎます。
肩から力を抜くように、リラックスさせて気を緩ませる時間を作りましょう。
ゆっくりと食事をする、湯船に浸かって体をほぐす、リラクゼーション効果をもつアロマを使うなど、リラックスできる方法はたくさんあります。
おすすめは、ゆっくりとお風呂に入って、眠くなったタイミングで眠ることです。
入浴で体の深部温度を上げて、入眠しやすくし、体温が下がり始めた頃に眠れば、朝までぐっすりと快眠間違いなしです。
2.ゆとりを持つライフスタイルへ
忙しくて時間に追われている生活では、心に余裕を持つのが難しくなります。忙しい時ほど、予定を詰め込まないよう意識して、時間にゆとりを持ってください。
特に、「自分がいつもやっている事は完璧にこなしたい」や「いつもやれている事ができないと気持ち悪い」という思考を持っている人は要注意です。
優先事項はその都度状況によって変化するものが多く、それなのに「いつもやっているから、やっておきたい」と忙しい中に予定を詰め込んでしまえば、やらなければいけない事を自ら積み重ねて圧迫してしまいます。
「今日は忙しいから、これは明日でいい」など、予定が少しくらい遅れても平気なように、ゆとりを持たせた方が精神的に安定しやすく、また心が落ち着いている状態の方がパフォーマンスが発揮されやすいので、結果的に早く作業が片付けられたりもします。
ゆっくりと気持ちをほぐす時間は、忙しい時にこそ持つようにしてみてください。
3.イライラしやすい状況を分析
『自分』のことをよく知ると、イライラを回避できたり、イライラする回数を減らせたりします。
ここでいう『自分』とは、『どういう状況でイライラする・しやすいか』です。
あなたがイライラを感じるのは、どんな状況だったか過去を振り返ってみてください。いくつか書き出してみると、特定の状況の時にイライラしているのがわかります。
そうやって自分の行動や感情を分析してみると、それを回避するのは難しくありませんよね。
ただ感情に流されるのではなく、その感情がどうして起きているのかを考えてみると、見つけられなかった対処法に辿り着けるでしょう。
まずは、『自分』の行動を振り返って分析してみてください。
イライラが減ると楽しさが増す
イライラは、自分を守るために引き起こされた感情で、過剰な行動に出てしまいやすいデメリットを持っています。感じたままの怒りを外に向ければ、対人関係はボロボロです。あなたの周りに誰もいなくなってしまう孤独は、より強いイライラを発生させる原因にもなりかねません。
イライラを上手く回避しましょう。
それには、『自分が何にイライラするのか』を知るのが第一歩です。
『自分』を知って、上手くイライラを回避すれば、心は安定し、笑える時間が増えますよ。
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