『気付き』を成長に変えられる人の特徴

日常から離れ、遠い土地へと旅に出ると、今まで知らなかった価値観や文化に触れられます。旅の中でのそんな『気付き』を、自分への糧として成長していける人には、ある特徴がありました。
あなたは、この三つの特徴を持っていますか?

目次

 

「旅に出たら自分を変えられる」は本当か?

空港の写真

自分を変える為に、見識を広める為に、日本一周や世界一周など非日常へと飛び出していったものの、帰ってきたら元通りという経験はありませんか?
結局どこへ行っても変わらないのか、何も感動を得るものがない旅だったのか?
しかし、何かを得て出発前と大きく変わる人もいます。
その『違い』は、一体なんだと思いますか?

旅をすること自体は、日常を離れてリラックスやリフレッシュできる効果が期待できます。さらに、今までの自分の世界にはない新しい文化に触れ、思いもしなかった発想を得られる特別な機会とも言えますね。
今住んでいる地域、生まれ育った地域から遠く離れるほど、驚くような体験にたくさん出会えるでしょう。

しかし、それらの『気付き』は、ただの出来事の一つでしかありません。
多くの人は、こんな誤解をしています。「特別な体験をしたら、それに見合った自分に変化・成長できる」と。

今まで知ることのなかった文化や人の価値観に触れると、自分の世界が広がるのを感じるでしょう。「こんな事、知らなかった!」と。
そこで重要なのは、その『気付き』を旅が終わった日常の中へと取り込むことです。

「旅に出れば自分を変えられる」と誤解している人は、旅にさえ出れば強制的に、あるいは自然に自分が変わり、良い変化を起こしたまま日常へと戻っていけると考えていますが、実際にはそうではありません。

旅や日常の中での『気付き』を、自分の成長や変化にできる人は、次の三つをよく考えています。
あなたの日常の中にも、あなたを変えられる『気付き』が隠れているかもしれませんよ。

 

1.『気付き』を日常に活かせるかを考えてみる

『気付き』を成長に変えられる人に多い特徴的な思考は、「自分だったら?」と考える点にあります。

例えば、雨が降り出した時の行動を比べてみます。
アメリカでは傘を持ち歩く習慣がありません。これには雨が一日中降り続くような天気がほとんどないことや、傘を持ち歩く方が不便と感じることから、雨が降ったらカフェや軒先で雨宿りをします。もちろんカフェに入れば、ゆっくりとその時間を楽しみ、「時間を無駄にした」なんて思いません。

日本では、多少の雨が降ったからといってカフェに入ろうと考える人は少ないですよね。「時は金なり」の言葉が示すように、「1分たりとも無駄にはしていけない」固定観念が働いているのか、日本人の性質ゆえか、傘を差して足速に目的地を目指します。

このように日常の行動一つの中にも、文化や性質、価値観の違いによって人の行動には大きな差が見られます。それらの差を『気付き』として、自分の日常に活かせる点はないか?を考えるのが、成長への一歩となるのです。

意識を向けていないだけで、あなたの周りにも幾つもの『気付き』があります。それを見つけて、「自分だったら?」と考えてみると、新しい価値観や発想を見出せるかもしれませんね。

 

2.自分が成長したい方向性に合っているか試してみる

今まで自分の中になかった『気付き』に触れると、それがどういうものかよく考えてみなければ、自分が向かいたい方法性に適しているか、わかりません。
しかし、考えているだけでもわからないものです。

世界にはたくさんの国があり、その国の中でも地域ごとに文化や価値観が根付いています。
文化や価値観は「〜が一番良い」という優劣では計れないものです。なぜなら、他の文化や価値観から見れば劣っているように見えても、そこで暮らす人達にとっては、それで十分幸せを得られる文化であったり価値観であれば、劣っているとは言えませんよね。

実際に、その文化・価値観のある土地で体験し、今度はそれを自分の日常へ戻ってきて再現してみる。そうした時に初めて、「良い変化を得られるか?」が考えられます。

頭の中の想像では、どんな難題も簡単に解けていませんか?考えているだけというのは、そういうことです。実際に体験してみなければ、それが上手くいくかどうかは判断がつきません。
だから、まずは試してみましょう。

 

3.良い結果が出なくても『失敗』と思わない

ここでも『完璧主義』は手放していなければ、自分を追い詰める思考へと一直線です。

『気付き』によって変化や成長の兆しが得られても、すぐに結果が出ることは少ないでしょう。『自分自身を変える・成長させる』というのは、何年もかけてゆっくりと変わっていくものだからです。

すぐに現れない結果。
良い結果にならなかった。
結果が出てから、自分には合わないことがわかった。
そんな時、自分を変えていく・成長させていく人は「失敗したな」とは考えません。彼らが考えるのは、「このやり方じゃ求める結果に繋がらなかったんだ」という答えです。

結果に対して、否定的な感情になることは意識して避けるのが大きな特徴です。なぜ意識的に否定的になることを避けるのか、それはそれまでの自分の行動や意志の否定になるからです。

自分自身を否定して、良いことは何一つありません。否定的な言葉をぶつけるのは、良い結果を出せなかった責任の押し付け先を探しているだけに過ぎず、そこから得られるメリットは何もないのです。

何かに挑戦して、良い結果、望んでいた結果が出せなかった時、あなたは自分自身に否定的な言葉をぶつけていませんか?

 

変化を受け取るか受け流すかは選べる

星空を見上げる人の写真

旅をして、そこで新しい発想や価値観に触れる体験は、多くの人がしてるでしょう。
そこから『気付き』を自分に取り込むか、そのまま楽しかった思い出として記憶にしまい込むか、それはあなたが選んでいます。

「旅は楽しかった。良い思い出になった」とリラックスやリフレッシュ目的ならば、大成功ですね。しかし、自分を変えたい・成長させたい目的の旅ならば、旅で触れた『気付き』をよく考えてみてください。
あなたの日常に、あなたの今までの人生に、大きな変化をもたらしてくれる可能性を秘めた『気付き』が得られたのです。それを活かすも捨てるも、あなた次第です。

人生は、常に何かを自分の意思で選択し、進む方向性や進み方を選んでいます。
辛いことも楽しいことも、全てはあなたに選ぶ自由があります。

あなたは、自分の人生に必要なものを選べていますか?

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