今、生きていて辛いと感じている人は、その『辛さ』を減らせたら楽になれますか?
生き辛さを緩和させる四つの方法をご紹介します。
目次
生き辛さは我慢の蓄積
人が不幸になるのは、とても簡単です。「嫌だな」と思うことを我慢し続けてしまえば、簡単に「自分は不幸だ」と思い込めるようになっていきます。
元々、幸せと不幸は人の感じ方によるものです。
例えば、自分の行動を束縛する恋人がいる人は不幸でしょうか?自分の好きに行動できない状態を見れば、不幸だと断言する人もいますが、人によっては「求められていると強く感じられる」という安心材料になるから良いとする意見もあります。
このように、幸せと不幸は簡単には言い切れない部分があるのです。
同じことが『我慢』にも言い換えられます。
人によって我慢の程度は様々ですよね。ある人にはかなりの我慢をさせても、全くダメージを受けた様子がないのに、別の人には少しの我慢をさせただけで泣き出してしまうなど、人の感じ方や受け取れる量はそれぞれ違うものです。
生き辛さは、そんな我慢の蓄積が限界まできてしまった状態を言うのではないでしょうか。
人と意見が衝突するのが怖いから、自分の意見を言わないでおく。
嫌われるのが怖いから、どんなことでも周りの人の意見に同意する。
自分だけ仲間外れになりたくないから、聞きたくない話を聞く。
我慢を選択する時、その対価に得られるものが必ずあります。コミュニティ内での立場や自分という存在を受け入れてもらう為など。
しかし、その対価を得ておきながらも、我慢しすぎればいつかは限界を超えてしまうものです。たとえ限界を超えなくても、その状態は生き辛くて仕方がないでしょう。
「生きているのが辛い」そう思ってしまう原因は、あなたの行動から生み出されています。
逆を言えば、自分自身の行動を変えたら、生き辛さは和らぐのです。
小さなことかもしれません。それでも変化の波は生まれるでしょう。
少しずつ変化を起こして、今の生き辛さから離れていきませんか?
1.小さなイライラ・モヤモヤから離れる
イライラやモヤモヤは日常的に起きていますが、意識してそれから離れてみたら、少し心が軽くなりますよ。
例えば、戦争や事件などの怖いニュースを見ると、心臓がヒュっとしたり、心が痛んだりする人は、あえてそういったニュースを見ないようにしてみましょう。
「世間で起きたことを知らないでいるのは怖い」と思うかもしれませんが、本当に知らなければならないことはどこにいても入ってくるものです。自分から収集に行かなければならないほどのニュースは、一時的な話題でしかありません。
SNSも同じです。煌びやかな投稿と自分を比較して、気持ちが沈んでしまうくらいなら、見るのをやめてしまった方が、イライラもモヤモヤもしないでしょう。
投稿された内容に「いいね」を押さなければいけないなんてことはありません。自分がやりたいからこそ投稿したり「いいね」を押したりするもので、誰かに強制されるものではないのです。
こうした小さなイライラ・モヤモヤから離れるだけで、心が楽になる人はたくさんいますよ。
2.体調を整える
人は、体の状態に心が引っ張られることがよくあります。お腹や頭が痛いと、気持ちまで弱々しくなってしまった経験はありませんか?その状態はまさに、体の状態に心が引っ張られている状態です。
病は気から。という言葉に従って、心の方から立て直そうとする人もいますし、もちろんそれが間違っているわけでもありません。心の方から体を支えられるケースもあります。
しかし、日常的な場合では逆がおすすめです。
気持ちが落ち込む、ネガティブな捉え方から抜け出せないなどの時には、まず体調が崩れ始めているサインと思いましょう。
積極的に栄養を意識して食事を摂り、朝までよく眠れたと思う睡眠をとることで、体調は整えられていきます。
気を付けるポイントとしては、無理やり良くするのではなく、楽しみながら自分の体調を整えていくということです。
例えば、食事であれば、栄養素を気にするばかりにサプリメントがメインの食事になってしまっては、食事を楽しむどころではありませんよね。
一緒に食事をする人との会話を楽しんだり、自分の好きな料理を作りながら栄養も摂り入れてみたり、自分を癒すように体を整えていってください。
3.物事を捉える視点を変える
物事を捉える視点を変えるのも、生き辛さの緩和させてくれます。
よくネガティブ思考をポジティブ思考へと変換させる為に、捉える視点を変えたり、客観的な視点を獲得したりする方法がありますが、生き辛さを感じて苦しんでいる時にそれはより辛くなってしまうことがあります。
生きているのが辛いと感じる時、捉える視点を変えるのは『自分自身』への視点です。
気分が落ち込んでいたりネガティブになったりしている時は、「そういう時期なんだな」と思ってみると、意外にもすんなり受け入れて、楽になれます。
また、そういう時に限って悩み事や考え事がグルグルと頭の中を駆け巡り、悪い想像ばかりしてしまうので、それだけは中断させると良いですよ。
思考を止めるには、部屋の掃除をしたり運動したり、他の作業で気を逸らすのがおすすめです。
4.自分の気持ちを書き出す
頭の中や心の中にある『自分の気持ち』を、正確に把握できていますか?
わかっているようで、実はぼんやりとしか感じられていないことが多いのです。
外へと吐き出せずにいる気持ちは、段々と存在を主張するかのように大きくなって、自分ではコントロールしにくいと感じます。つい物に当たってしまったり、言葉が荒くなってしまったりがそれです。
そんな時は、自分の気持ちがどんなものかを書き出して、把握してみましょう。
書き出すことで、人に話を聞いてもらえた時と同じ効果を得られます。人に言いにくい気持ちであれば、どんどん書いてみてください。
また、この方法は怒りや悲しみといったネガティブの時だけでなく、喜びや楽しさといったポジティブな時にもおすすめです。自分が書いた言葉が、いつか自分の背中を押してくれることも稀にあります。未来の自分へ向けて、気持ちを書き出してみてください。
『幸せになる』はごく日常的なこと
自分が幸せではないと思っている人からすれば、幸せになることは、今の自分からガラリと大きく変化するもののように感じられるでしょう。
けれど、幸せになることは、ごく日常的なことです。
朝の空気が気持ちいいとか、食事が美味しいとか、そうした小さな嬉しいが幸せを感じる要因になっているのではないでしょうか?
幸せだと感じる要因は、どれも特別なことではありませんね。そうしたら、『幸せになる』ことも日常の中に当たり前にあるものだと思いませんか?
当たり前に幸せになりましょう。
あなたがそう望めば、望んだ通りの行動をするようになり、いつかそれは幸せとなって実感できる日が来るはずです。
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