「幸せになりたい」と言い続けて、幸せから遠ざかっていませんか？
あなたが幸せを見つけられない理由、それはあなたが『自分の幸せ』を知らないからです。
目次
どうして『幸せ』がわからないのか？
人は、人と関わりを持ち、その中で様々な感情を得ています。喜びであったり怒りであったり、または楽しさであったり。けれど、「自分にとって何が『幸せ』なのかわからない」と言う人もいます。どうして自分の幸せが何なのか、わからないのだと思いますか？
人と関わり合う時には、無意識に相手の気持ちを押し測ろうとしていませんか？それこそが、自分の幸せを見失う要因の一つです。
「〜をしたら、喜ぶかな？」
「この人は〜が好きだから、このお店を選んだ方が良さそう」
このような考え方は、相手を優先して考えている状態です。そこには、相手に喜んでほしいという純粋な気持ちがありますが、それは『相手の幸せ』を願ってのことで、『自分の幸せ』ではありません。
確かに、人の役に立ったり人を喜ばせることで幸せを感じられます。けれど、それでは『誰かがいなければ幸せにはなれない』という状態です。
人が喜ぶことをして自分も幸せになれるのは、素敵なことに聞こえますが、誰かが承認してくれなければ『幸せだと思えない』ようであれば、それは本当に幸せなのでしょうか？
人の意見や気持ち、顔色に振り回されている状態は、幸せとは言えません。
人の役に立つこと、人を喜ばせること。それと人に振り回されることは、ほんの少しの違いでしかないでしょう。その違いが、あなたにとって幸せとなるか、不幸となるか。
だから、自分の幸せが何なのかを、考えてみてください。
『自分の軸』を持つ人は、周りに簡単には流されません。人に振り回されず、人と関わり合うことができるのは、自分の幸せが何か、どうすれば幸せになれるかを知っているからです。
あなたも、自分の幸せを見つめ直してみませんか？
１．独りになってみよう
独りになって、自分自身ととことん向き合ってみましょう。
何をしたら気分は盛り上がるだろうか、何を選んだら喜ぶだろうか、自分自身が何を考えているかを考えてみてください。
これまでの人生を振り返り、どんな風に振舞ってきたのか。
これからの人生では、どんな風に生きていきたいか。
自分自身と人生について、とことん考えてみてください。
すぐに行動できることもあれば、簡単には実行できないこともあるでしょう。そういうことも、これからどうしていきたいのかを考えてみると、徐々に自分の本当の気持ちが見えてきます。
２．自分の意思・気持ちで行動しよう
多くの人は、無意識に人の気持ちを察して自分の行動を決めています。誰かと一緒にいる限り、その無意識から抜け出すのは簡単ではありません。
前項で書いたように独りになった時に、自分の意思や気持ちを優先して行動するように意識してみましょう。
全ての行動を決める基準は、あなたの心です。
あなたが何をしたいか、好きなところへ行って、好きなものを選んでください。そこに誰かへの配慮は必要ありません。あなたが「〜したい」と思ったことを実行していきましょう。
普段から人の気持ちを察し、優先する行動が板についていると、なかなか自分の意思を優先することができません。独りでいる時にこそ、自分の意思や気持ちを外へと出すことに慣れていきましょう。
３．何が好きか嫌いかを把握しよう
自分の好き嫌いを、正しく把握していますか？
人の行動の半分以上は無意識に行われています。そんな中で、本当に自分の好きを選べているか、疑問ですよね。
人との調和を重んじ、衝突することを嫌悪する人ほど、無意識に自分の気持ちを抑圧し、我慢することばかりを選んでしまっています。
しかし、無意識に行動しているから自分自身が我慢していることにさえ、気付いていません。もしかしたら、人を気にするあまり、自分の嫌いなものを選んでしまっている可能性もあるのです。
自分が何を好きで何が嫌いかを知るには、書き出して視認するのが効果的です。頭で思い浮かべて並べるよりも、目に見えた状態の方がさらに深く考えることができ、よりはっきりと自分の好き嫌いを自覚できるのです。
『自分』を知ると『幸せ』がわかる
幸せとは、人それぞれ違うものです。誰かにとっての幸せは、あなたにとっては幸せではないかもしれません。そうなった時、相手の幸せの為に無理をしてしまって、本当にそれでいいのでしょうか？
誰かに無理をさせないと幸せになれないなんて、そうと知った瞬間に相手は不幸を感じてしまうのではないでしょうか。そして、そんな相手を見たあなたも複雑な気持ちになってしまうのではないでしょうか。
自分自身を知ってください。
本当に幸せに生きることが何なのかを探してみてください。
誰かの無理や我慢の上に成り立つ世界では、必ず虐げられる『誰か』が必要になってしまいます。そんな世界では、いつまでも争いが絶えません。
誰と争うこともなく、それぞれが自分の幸せを見つけられたら、今よりもっと穏やかに生きられるのではないでしょうか。
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