悩みの多さに押し潰されそうになっているあなたへ。
その悩みの数を減らしてみませんか?
目次
あなたの『悩み』はいくつ?
誰でも様々な悩みを持って生きています。誰かにとってはどうでもいいことで、誰かにとっては生命を左右するほどの大事ともなりうる悩みはいくつもいくつもあって、ゼロになることがありません。
あなたにも、抱え込んだまま解決できずにいる悩みがあるのではないでしょうか?
悩みの数や種類は、人によって本当に様々です。どんな悩みだから程度が軽いとかはなく、どんな悩みでも抱えている人にとっては重苦しく、辛いと感じざるを得ません。
そんな悩みの正体は、『執着する心』にあります。
人や物、出来事などに対して執着心を持てば、それが悩みとなって自分自身を苦しめるのです。
例えば、困っている人を手助けした時、相手から感謝の言葉ひとつもらえず、足早に去られてしまったら、あなたはどう感じますか?
自分のした好意が無碍にされたとイライラしたり、悲しくなったり、「助けてもらったんだから、きちんと感謝するべき」と思うかもしれませんね。
そうやって記憶された出来事は、強く残り、何度も何度も思い返してはイライラするのではないでしょうか。そして、次に同じようなことがあった時に「感謝されなかったら嫌だし」と考えて手助けしなければ、助けられる相手を助けなかったとして罪悪感や自己嫌悪することもあるでしょう。
けれど、自分が求めたもの、この場合で言えば相手からの感謝が得られなければ、自分自身のこれまでの行動が間違っていたのではないかと思い悩むに至るかもしれません。
これがまさに、悩みの正体です。
「〜であってほしい」
「〜してほしい」
「〜するべきなのに」
このような執着やこだわりを無意識に持つからこそ、周囲への期待値を高め、期待通りにならない時には「どうして!」と悩みに発展してしまうのです。これは対人関係だけではなく、様々な悩みに対して言えることです。将来の不安、現在の自分への不満、幸せになること、不幸でいることなど。
あなたの持つ悩みの根本を理解し、悩みを減らしてみませんか?
悩みを減らすのに有効な『自分への問いかけ方』をご紹介する前に、二つの前提をお話します。
1.前提:不安は決して無くならない
悩みというものは、人が抱える無意識のこだわりや執着から生み出されると書きました。こだわりも執着も、全てを手放すことはできません。何かにこだわり、何かに執着し、それが生きていく上で必要だからこそ手放せないものとなっているからです。
だからこそ、悩みの根本となる『不安』は決して無くなることはありません。
不安は、どんな人でも必ず持ち合わせています。
例えば将来への不安。これから先、住んでいる地域や国、世界規模でどう変化していくのか、自分自身にどう影響があるのか、それを正確に予見し、対策を立てられる超人はいませんよね。だからこそ、不安は誰の胸の中にもあり続け、ふとした時に「どうしよう?」や「どうにかしなければ」と自分を動かす力ともなります。
2.前提:ネガティブ思考は危険を察知している
悩むことをネガティブ思考と呼ぶこともありますね。ネガティブは『悪いこと』とイメージしている人も多いですが、ネガティブな思考を持つこと自体は悪いことではありません。
ネガティブとは、そもそも危険を事前に察知しているに過ぎないからです。
このまま進めば階段を転げ落ちてしまう時、足を踏み外さないように慎重に行動するでしょう。その時の思考が「転ぶかもしれない」だったら、それをネガティブと呼ぶでしょうか?
人によっては気にしすぎ、ネガティブ思考と呼ぶ人もいますね。しかし、それで危険を回避し、怪我や事故を防いでいるのであれば、良いことだとも言えます。『ネガティブ=不幸』という考えの方が、抱える悩みを深め、自分自身をさらに不幸へと追い落とすことになるでしょう。
3.その悩みはあなたが幸せになる為に重要?
さて、悩みに関する二つの前提をご紹介したところで、あなたの悩みを減らす『自分への問いかけ方』をご紹介します。
その悩みは、あなたが幸せになる為に重要ですか?
この問いかけを、悩みを抱える自分自身にしてみましょう。悩みひとつひとつに対して、これは?これは?と問いかけて考えてみてください。
最初こそ、「悩むほどなんだから解決しないといけない」と答えるかもしれませんが、悩みの根本や本質へと徐々に掘り下げていき、その悩みが本当にあなたの人生の足枷となっているのか、その悩みの解決があなたを幸せへと導くのかを考えてみてください。
実は、悩みの大半は不安がなんとなく形を持っただけのもので、実際には問題として表面化していないことも多いです。自分の中で悩みとして捉えているだけというケースも多々あります。
前提の一つにあったように『不安は無くなりません』。
もしかしたら、その悩みは不安が形を持った状態で、解決するしないに関わらず、あなたが気にかけているだけなのかもしれません。
もしそうであった場合、悩み続けても答えは見つからないでしょう。
そうであれば、そういう不安もあると受け入れて悩むことをやめた方が、あなたを惑わせる時間を減らしてくれるかもしれません。
自分に必要なステップか判断しよう
悩みは、人の持つ執着心から生み出され、その材料となるのは無くなることのない不安です。
だからこそ、悩みは人が生きている間は常に一緒にあるものと言えるでしょう。
それでも、解決できる悩みもあれば、解決するステップの中で自身を成長させ、幸せへと繋げられる悩みもあるのは確かです。
あなたに幸せとは?を考えさせてくれる悩みか、考える時間が無駄になるだけの悩みかを判断してみましょう。
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