自分自身を縛り付けているのは、人の言葉ではなく自分が貼り付けた『マイナスのレッテル』かもしれませんよ？
自分を守るため、失敗しても落ち込まない為の予防線に『マイナスのレッテル』を自分に貼っていませんか？
目次
自分を縛り付けているのは『自分の思考』だった
人は、自分自身に『レッテル』を貼って、自分を知るキッカケとしたり、自分を守る予防線としたりしています。これは何も特別なことではなく、ほぼ無意識に行われている行為で、誰でも一度は経験しています。
例えば、大勢の人の前で説明や解説をしなければならない時、前もって周囲に「私は人前で話すのが苦手なんです」や「あまり詳しくは知らないのですが」と前置きをしていませんか？
それは、自分自身に対する『マイナスのレッテル』です。
自分の言葉や行動に自信が持てない時、人から何か言われたり指摘されたりするかもしれない可能性を感じ取ると、つい「私は〜だから」と予防線を張ってしまうのです。
しかし、この予防線は実は自分自身にも悪影響を及ぼします。
それは、『ダメな自分だと思い込む』暗示になってしまうということ。
予防線は失敗しても恥をかかないように、自分を守れるようにと張り巡らします。目的は失敗した時に落ち込みすぎない為です。けれど、本来の自分よりもマイナスなレッテルを貼ることで、本来の能力を発揮できなくなったり、常に弱い立場でいようとしたりする卑屈な行動へと走らせてもしまいます。
自分自身に縛りを設けていませんか？
『マイナスのレッテル』を貼ることで、自分を守ろうと過剰な反応をしていませんか？
マイナスのレッテルは、そのままにしておくのは危険です。
自分自身を縛り付けるマイナスのレッテルを貼っていないか、見直してみましょう。
１．『マイナスのレッテル』を貼っていない？
自分を知るには、視認できる状態で深掘りしていくのが一番です。自分自身を形容する言葉を、紙に書き出してみてください。
例えば、マイナスのレッテルには次のようなものがあります。
- 人前で話すのは得意じゃない
- 手先が器用じゃないから細かい作業はできない
- 雑な性格だから丁寧な仕事とか無理
- 田舎育ちだから礼儀作法はよく知らない
- コミュ障だから人付き合いは苦手
- バカだから物覚えが悪い
- 自分は可愛くない・かっこよくない
自分を形容する言葉を探していくうちに、自分自身に貼り付けていた『マイナスのレッテル』に気がつけるでしょう。
気をつけてほしいのは、たった一つです。そのレッテルは本来のあなたの姿ではないということ。
２．あなたを変える『レッテル』の貼り直し！
マイナスのレッテルは、過度な緊張やプレッシャーから解放される術として、無意識に自分に貼り付けています。その場ではそうすることで自分を保つことを優先させましたが、いつまでもそのままだと自分をダメな方へと引きずり込んでしまうのは、目に見えています。
そこで、自分に貼り付けた『レッテル』を貼り直ししましょう。
１で自分に貼り付けていたマイナスのレッテルに気がつきました。
では、次はそのレッテルを逆転させてみましょう。
逆転と言っても、「人前で話すのは苦手」→「人前で話すのが得意」という風に単純に真逆の意味にするのではありません。
自分が突かれて痛いところにレッテルを貼るのではなく、自分の良い面を『レッテル』にして貼り直します。
例えば、「人前で話すのは苦手」というレッテルを貼っていたら、「人前では緊張するけれど分析や情報をまとめるのは得意」という風に、自分の中にある得意分野や特徴を引き出して、その良い面を新たなレッテルとして自分に貼り付けてみてください。
マイナスのレッテルを貼り付けていた期間が長い人ほど、レッテルを貼り直しても素直に受け取れません。今まで「ダメな自分」を拠り所にしていたので、いきなり逆転しても受け入れることができずに矛盾が生じてしまうのです。
けれど、しばらくすれば慣れます。
元々自分自身に備わっていた力を、レッテルとして認識しやすいようにしただけなので、そのレッテルに見合う経験をすれば、自分を認識し直すことができるでしょう。
思い込みはあなたを行動に移させる
思い込みは、あまり良い影響を与えることはありませんが、こんな風にして自分自身を良い方向へと飛び立たせてくれるキッカケになる場合があります。
心を動かす行動を知れば、自分をコントロールして楽しく生きることも難しくはありません。
悪い思い込みをするくらいなら、少し自意識過剰でも良い思い込みをしてみてください。
人がどれだけ何を言おうとも、気にならないほどの思い込みを身につけることも、自分の人生を歩く勇気となるかも知れません。
あなたにとっての『良い』を選べるように。
あなたの人生が『良く』なるように。
心のケアから自己成長まで、様々な情報をお伝えします。
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