もうどうしたら良いのか、わからない。
人生に迷ったとき、行き詰まったときに試してみてほしい三つの行動をご紹介します。
目次
人生に迷ったとき・行き詰まったとき
もう何をしても自分には何一つうまく出来ず、明るい未来などないのだと全てに絶望していませんか？
その気持ちは、これからをどう生きればいいのかという不安や、過去のトラウマが刺激されることによって引き起こされています。
もし、あなたが今現在が人生のドン底だと思っているなら、それを好転させるための行動を試してみませんか？
ご紹介する行動はたった三つです。人生のドン底にいるならば、ダメで元々で試してみてもいいと思いませんか？
何がキッカケとなり、救いとなるか見つけられないのであれば、それを見つける方法を試してみませんか？
１．不安な気持ちを受け止めよう
未来への心配や不安は決して無くなるものではないし、その気持ちを否定や排除をしようとすると、自分の心を否定することにつながるため、「こんな気持ちになるなんて！」と自分をイジメないであげましょう。
不安は、人が持つ本能の一つで危険を察知し、早めに対処できるようにと張り巡らせたアンテナです。感度が高い人ほど、様々な危険を察知して、対処しようと脳が指令を出しています。
しかし、感度が高すぎると、ちょっとした危険も察知することになるので、危険を察知すること自体がストレスになることもあります。
そんな時、効果的な対処法は気持ちを否定せずに受け止めることです。
例えば、自分が二人いると考えてみてください。一人は危険をいち早く察知して不安になっています。もう一人は冷静です。
不安な自分が、「どうしよう！どうしよう！怖いよ！」と言っています。
それに対して冷静な自分は、「今から不安になっていても意味がないから。落ち着きなさい」と厳しく指摘しました。
この対応で、果たして不安な自分は落ち着けるでしょうか？
では、気持ちを受け止めてあげたら、どうなるかをイメージしてみてください。
不安な自分が、「どうしよう！どうしよう！怖いよ！」と言っています。
それに対して冷静な自分は、優しくこう言いました。「そうか、不安なんだね。危険があるとわかって不安になったんだね」
こんな風に気持ちを否定されずに受け止められたら、不安な自分は少しずつ落ち着きを取り戻せますね。
気持ちは受け止めてあげることで、パニックに陥った状態から少しずつ冷静に戻ることができます。
未来への不安は、『先行きが見えない不安』から起きています。わからないことが不安の根本なのです。しかし、未来に何が起きるか見える人はいませんから、安易に「大丈夫」や「落ち着け」と言っても効果はありません。
ただ、気持ちを受け止める。それだけの行為でも効果があります。
冷静に物事を判断できる自分を取り戻すルーティンとして、取り入れてみてください。
２．最悪のケースを想像してみる
未来がもう見えない、となった時には、せっかく手に入れた全てを失うかのような絶望の淵に立たされたような気持ちを味わいますよね。
何をしても自分の力ではどうにもならないほどの絶望が、もうすぐやってくるかもしれないと思うと、夜も眠れなくなるでしょう。
そんな時、あえて最悪のケースを想像してみてください。
もし、仕事で大きな失敗をしてしまいそうな時には、こんなケースが最悪かもしれませんね。
自分のミスで取引先の相手を激怒させ、取引は全てが中止。違約金はこちら側が支払うことになり、その損害賠償として会社からも個人的に自分に請求が回ってきてしまい、生活にも困窮する始末。
職場では周りから愛想を尽かされて、一人の味方もおらず、毎朝を苦しい思いで出勤して後処理に追われる日々。損害賠償の支払いで給与がほとんど天引きされるため、生活は苦しくなって一家離散してしまい、孤独になってしまう。
こんな最悪のケースを思い浮かべてみましたが、実際にこのような怒涛の波瀾万丈は起きるでしょうか？
まず、会社からの損害賠償は悪質や故意の場合を除けば、請求されることはほぼないでしょう。日本の法律は、労働者を守るように作られているので、何かあっても会社が責任を持つケースが多いです。
仕事のミスで取引先を激怒させることは可能性としてはあるかもしれませんが、故意ではなかったり、その後に謝罪をきちんとしていれば、助けてくれる人が一人もいないという状況には陥らないでしょう。
最悪のケースを想像してみると、起きはしない妄想で不安に陥っていると気が付くキッカケとなります。ものすごく悪いことが起きないとわかれば、不安な気持ちを落ち着ける一助になり、行動する気力も湧いてきます。
３．視野を広げて考え直してみよう
人は不安や心配があると、極端に視野が狭くなるとわかっています。未来への不安は、先行きが見えないことから引き起こされているものでしたね。
不安な時の視野とは、先を見通そう、見通したいと思うあまりに、細い細い望遠鏡で現在から未来を見ようとしているようなものです。それでは、本来見えていいはずのものさえ見えなくなってしまっています。
もうダメだ。完全に手詰まりだ。そう思った時こそ、視野を広げて考え直してみるチャンスです。
考えれば考えるほどに、どうにもならない未来しかイメージできないと、不安はどんどん広がります。そんな時にシミュレーションをしても、悪い結果にしか辿り着けないでしょう。
そんな時は、不安な気持ちを受け止めて、一度冷静に戻ってください。そして、思いっきりリラックスしてみてください。
天気の良い日に、芝生に寝転がったり、綺麗な海を見に行ったり、好きなお茶を飲んだりして、張り詰めた心をほぐしましょう。
そうやってリラックスすることで、狭まった視野を広げることができます。
視野が広がれば、今まで見えていなかった物事に気が付いたり、それを活用することで未来が開けたりするかもしれません。
『自分』を信じて行動しよう
もうダメだと思った時でも、行動することで開ける道があります。しかし、行動せずにどうせダメだと投げ出していたら、道は閉ざされたままです。
それならば、ダメで元々。行動してみましょう。
行動で、何が変わるかはわかりません。
けれど、行動しなければ何も変わらないことは明白です。
最悪のケースが現実になる可能性は低いでしょう。不安なのは、自分の先行きも足元も見えなくなっているからです。
気持ちを落ち着けて、現状をもう一度冷静に振り返ってみてください。
今まで見逃していた何かを見つけられるかもしれません。
これまで頑張って生きてきた自分を信じて、行動しましょう。その一歩が、きっと明日を作る一歩になります。
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