繊細で傷つきやすいことに、疲れていませんか?
無理に自分を強くする必要はありません。繊細なあなたのままで出来る三つの対処法をご紹介します。
目次
繊細さゆえに傷つきやすい自分にも疲れてしまう
HSPと呼ばれる繊細な気質は、生まれ持った特徴であるがゆえに自分でも持て余してしまい、傷つくことにすら疲れてしまう人がいます。
あなたも、繊細な自分に疲れていませんか?
人から言われた冗談めいた言葉や態度、無関係な人達のケンカや騒ぎ、周囲の苛立ちやピリピリした雰囲気など、外には刺激が強いものばかりがあって、どこにいても心休まることはありません。
たとえ、自分に向けられたものではない言動でも、あまりに強い刺激はHSPの人の心を傷つけるのです。
気にしないようにとするあまり、逆に周りのことを意識してしまうパターンに陥ると、うまく自分をコントロールできないと余計に気が滅入りますね。
けれど、HSPの特徴は悪いものばかりではありません。
共感力が高い。優しい。感受性が豊か。内面が充実しているなどの長所があることも忘れないでください。決して弱いばかりではありませんよ。あなたの短所の反対側には、あなたの長所がちゃんとあります。
無理して強い自分になろうとすると、弱い自分を認められずに余計辛くなってしまいます。自分に無い強さを求めるよりも、繊細な部分を個性と捉え、生きやすいよう工夫していく方が楽に楽しく生きられますよ。
自分の心を守り、平穏な生活を送るためにも次の三つの対処法を試してみてください。
1.無理しない範囲を明確に線引きしよう
色々な物事の刺激を強く感じ取りやすいHSPの人は、まずは自分がどの程度の刺激で心にダメージを負うのか、そのラインを把握してみましょう。
同じHSPの人でも、受け流せる刺激の種類や強度の違いがあります。
自分にはどのような種類の刺激が、特に苦手なのか。
一度に受ける刺激の強さは、どこまでだったら平気でいられるのか。
定期的な心のケアで、受けたダメージを回復させることができるか。
自分のダメージを回復率とともにある程度把握すると、どのような刺激から逃げればいいのか予測がつけられるようになります。
予測できるようになったら、無理をせずに刺激から遠ざかってください。
2.無理しそうな時は回避しよう
自分が苦手な刺激の種類や強度を把握するのは、最初のステップです。
次のステップでは、その都度の自分の心身の状態と照らし合わせて、調子が良くないと感じたら、いつもよりも早い段階で刺激から遠ざかりましょう。
人の心や体の調子には波があります。穏やかな時には、いつもの刺激も余裕を持って受け流すなどの対処ができますが、不調な時には些細な刺激も強く感じてしまうものです。
無理しそうだと事前にわかるのは難しいかもしれませんが、刺激を受けてから「いつもよりちょっと辛いな」と感じたら、無理な時なんだと思ってみてください。
自分の限界を測るのが目的ではありません。自分に無理をさせないのが目的です。
嫌だな、辛いな、苦しいなと、自分が発するサインを見逃さなければ、回避するタイミングを逸することはないでしょう。
自分の気持ちに素直になって、無理を回避してみてください。
3.周囲に伝えておくのも良い
時には、周りの人に助けてもらうことも大切です。
周りの人の気持ちを察する力に長けているHSPの人は、自分よりも人を優先しがちで、つい自分が我慢する道を選んでしまうことが多いのではありませんか?
自分だけが我慢するような無理なんてしなくていいです。
自分には弱い部分があることをを認めていいです。
弱い部分を守ってあげていいです。
けれど、自分の力だけでは困難ですよね。だから周りの人に伝えておきませんか?
事前に周りの人に「〜が苦手」や「〜は辛い」と伝えておくことで、周りから助け舟を出してもらえるように、環境を整えてみてください。
その場になってからは言いにくいので、そうなる前に、もしくは無理するようなことがあった後に、次回のために予防線を貼っておく方法です。
これなら、自分から言い出せなくても周りから助けてもらいやすいですよ。
心を守る方法を身につけよう
ちょっとしたひと言に、思わぬダメージを受けてしまうのが繊細なHSPの特徴です。
しかし、繊細に周りの気持ちや言動を察知できるからこそ、誰よりも気遣い上手であったり、優しかったり、素敵な長所がたくさんあります。
長所と短所は表裏です。
悪いところばかりを見ないで、良いところもちゃんと見てあげていますか?
あなたには、素敵なところがたくさんあるのですよ。
弱い部分は確かに欠点ではありますが、余計に傷つかないように心を守れたら、そんなに気にするものでもないことに気が付くでしょう。
あなたの心を守る方法を、身につけてみてください。
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