人の行動にイライラするのは、相手に原因があると思いますか?
実は、その原因は『自分の劣等感や不安』から起きています。
イライラを解消するために、歪んだ自己認識を改めてみましょう。
目次
- 人の行動にイライラ!その『イライラ』は解消できる!
- 1.気持ちは否定しなくて大丈夫
- 2.イライラする原因から自分の考えを掘り下げてみる
- 3.自己認識を変えてみよう
- 対人関係は『お互いを尊重する』ことから
人の行動にイライラ!その『イライラ』は解消できる!
公共の場で周りの迷惑も考えずに騒いでいる人や、仕事中に何度も席を離れている人を見るとイライラして仕方がないという経験はありますか?
その『イライラ』には、実はあなたの心の中に原因が隠れています。
どうして人の行動を見てイライラするのか、その原因を深く掘り下げ、解消する方法までを三つのステップでご紹介します。
イライラ軽減に、対人関係の構築のために、参考にしてみてください。
1.気持ちは否定しなくて大丈夫
何よりも大切なことを最初にご紹介します。
自分の中に生まれた気持ちは、自分自身の本心です。心からの声です。その気持ちを「こんなこと考えちゃいけない」や「イライラしないように気をつけないと」なんて否定はしないでください。
否定しなくても、イライラを解消することはできるし、自分の思考を変えることもできます。
自分の本音の声が聞けるのは、大切なことなのです。
その声を、否定してしまわないでくださいね。
重要なことは、荒ぶる感情に流されてしまわないようにすることです。イライラしたら、「(自分の名前)はイライラしているんだな」と自分を第三者の視点から客観視して、感情に流されないように冷静さを取り戻しましょう。
2.イライラする原因から自分の考えを掘り下げてみる
次に、イライラする原因を考え、そこから自分がどう考えているか、感じているかを深く掘り下げていきます。
人が他者にイライラする原因は主に二つあり、自分ばかりが頑張っている・我慢していると思っている時、もう一つは守るべきルールを他者が破っている時です。
自分ばかりが頑張って我慢して耐えているのに、周りは自由気ままで気楽そうな姿を見ると、「自分はこんなに頑張っているのに」と考えませんか?
「〜のに」との言葉が現れた時、周りよりも自分ばかりが頑張っている・我慢していると感じている時のサインです。
この言葉が現れた時、無意識に相手に見返りを期待しており、理不尽な怒りや不満を周りにぶつけてしまいやすい状態となっています。
もう一つは、守るべきルールを他者が破っている時です。例えば、仕事は真面目にやらないといけない、公共の場で私語は慎むべきなど、自分の中では当たり前、世間一般の常識と捉えているルールを他者が破っている姿を見るとイライラします。
それは、自分は我慢しているのに羨ましい・ずるいと感じたり、周りに迷惑をかけている様子に嫌悪感を抱いたりするから。
人のどのような行動に自分がイライラしているのかに気付いたら、自分の考えや感じ方をもう一段深く掘り下げます。
例えば、このような考えが潜んでいませんか?
「自分はものすごく我慢しているから、相手もそうするべき」
「相手のためにと頑張っているのだから、相手からは相応の見返りがないとやってられない」
「決して周りに迷惑をかけてはいけない」
「〜するべき」や「〜でないといけない」といった思い込みや決めつけは、自分の中にある劣等感や不安を隠そうとして現れます。
周りに迷惑をかけないようにと我慢ばかりするのは、周りに嫌われるのが怖いからではありませんか?
仕事を真面目にやらないといけないと考えるのは、役立たずと思われたくないからではありませんか?
自分の中にある劣等感や不安は、素直に表現されにくい感情です。形を変えて、別の感情を紐づけて、怒りのような他者にぶつけやすい形となって現れます。
あなたの心の中には、どのような感情が隠れているのか、掘り下げてみてください。
3.自己認識を変えてみよう
最後は、イライラを根本から解消するために、前項でわかった自分の中にある本音の気持ちを、見つめ直していきましょう。
「〜しなければ、人から嫌われる」
「〜できなければ、認めてもらえない」
このような不安な気持ちは、周りからそう見られていると思い込んでいる自分自身から作り出されています。
しかし、実際に思った通りに周りがあなたをそう見ているとは限りませんよ。
人が何を考えているか、人がどう感じているか、正確に知ることはできません。自分なら〜だと思うという基準から、他者が何を考え、感じているかを予測しようとしているにすぎないのです。
気が付けば予測ではなくなり、「この人は〜だと思っているんだ」という思い込みへと至ってしまうのも、不安な気持ちがあるがゆえです。
あなたの周りにいる人達をよく見てみれば、あなたの存在をちゃんと認めているし、役立たずだなんて思ってもいない、一緒にいたいから一緒にいることを選択した人達ばかりではありませんか?
自分は周りから存在を認められている。
自分は誰かの役に立つことができる。
自分の中の認識を、このように変えてみてください。イライラする根本が消えて、他者との関係も穏やかな繋がりへと変わっていくでしょう。
対人関係は『お互いを尊重する』ことから
人との関係は、全く何も無いところから信用を重ね、信頼を得ていくステップを踏んで築き上げていくものです。
その過程で重要なのは、色眼鏡なく相手の意見を尊重すること。
もし、相手から「〜は〜すべきが普通ですよ」や「〜も知らないのですか?」なんて言われたら、穏やかな関係を築こうとする気持ちは萎えてしまいますよね。
誰だって、自分の意見を頭ごなしに否定されたら、信頼なんてできません。
けれど、そうやって頭ごなしに否定してしまう背景には、自分の中にある歪んだ自己認識や過剰な不安、劣等感などが絡んでいましたね。
自分の中にある問題を解消することで、人との関係は大きく変えられます。
今まで、対人関係で悩んでいたなら、自分の内面を見つめ直してみませんか?
尊重することがどういうことかを知れば、きっと良い関係を築きやすくなるでしょう。
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