心の状態を言い表す例に、コップと水があげられます。
あなたの心は今どんな状態にあるか、想像しながら読んでみてください。
目次
コップの水と心の状態とは?
心の状態をよくコップに例えることがあります。
コップは心。受け止められる量は人それぞれで、コップには傷がついていたり、欠けていたりすることもあるというものです。
人それぞれ個性のあるコップに、水というストレスを注いだらどうなると思いますか?
通常、水が注がれたら定期的に排出(解消)することでコップから水が溢れることはありません。けれど、排出(解消)がうまくできないと、水(ストレス)はどんどん溜まっていきます。
怖いのは、コップの淵まで溜まっている水(ストレス)に、本人は限界を超えるその時まで気がつけないことです。
心を病んだり、命を絶ったりする人に対して、周りはこんな風に言うことがあります。
「たったあれだけのことで、そこまでするなんて」と。
コップの水を思い出してみてください。
コップの中に注がれた水は、何でもないどこにでもあるストレス。けれど、そのストレスが溜まりに溜まって、自分ではどうすることもできなくなってしまうところまできて、溢れてしまっただけなのです。
コップの水は、わずか一滴の水で溢れることもできる。
最後のきっかけは、とても些細なものかもしれません。けれど、そこに至るまでに本人は相当な我慢をしてきたのかもしれないし、排出(解消)するタイミングがなかったのかもしれないのです。
周りが「些細なストレスだろう」と言おうとも、本人にとっては些細でもない、人生に立ちはだかる大きな問題です。
今、あなたの心の状態はどんなですか?
あなたの心をコップに喩えたら、水(ストレス)はどこまで溜まっているでしょうか?上手に排出(解消)できているでしょうか?
見えないからと言って、心の状態を無視し続けてしまえば、辛さや苦しさは増していくばかりです。
最後の一滴で溢れてしまう前に、心の状態を客観的に把握して、定期的にケアする大切さを学びませんか?
1.客観的に自分を認識する大切さ
心の状態は目では見えないので、疎かにする人はたくさんいますが、体の状態はあまり放置しませんよね。ケガをすれば治療するし、自分で治療できないほどひどければ病院に行くでしょう。
心にも同じように、客観的に認識し、適切にケアすることが大切です。
目には見えない心の状態をどうやって客観的に認識するかと言えば、日記をつけたり、瞑想したりして、自分が何にどう感じるかを知ることがその一歩となります。
好きなもの嫌いなもの、何をしているとイライラして、何をしているとリラックスできるか。自分の物事の捉え方や思い込みなど、隅々まで正確に把握している人はそれほど多くありません。
ほとんどの場合、「自分のことだから考えなくてもわかる」と言って、自分自身と向き合おうとはしないからです。
しかし、改めて自分の行動や発言を振り返ってみると、自分が認識していなかった自分自身に気が付きます。自分に見えていなかった本音の部分を知ることが、大切なのです。
今日から、寝る前に自分の行動を振り返ったり、日記をつけたりして、見えていなかった自分自身を見つめ直してみましょう。
その発見が、きっと自分を良い方向へと導くキッカケとなります。
2.日常的な心のケア
どんな時でも、心には定期的にリラックスし、エネルギーをチャージする時間が必要です。
あなたは、日常的に心に対してケアをしていますか?例えば、心を癒す自然の中を歩いてみたり、独りの時間をゆっくりと過ごしてみたり、心の緊張をほぐすような時間を持つことです。その他にも、入浴や食事などの日常動作の中にリラックスする時間を取り入れることもできます。
これらのような日常的な心のケアは、心が壊れないためにも重要です。
常に緊張しっぱなしでは、心は疲れ果てて動けなくなってしまいます。定期的にストレスや疲労を解消させ、エネルギーをチャージするのは、元気に活動するためにも必要だと思いませんか?
日常的な心のケアは、ほんのちょっとした時間で行えるものがほとんどです。一日の中の30分程度の時間を、自分の心を癒すために使ってみてください。
そのちょっとしたリラックスタイムが、あなたの心を癒してくれるはずです。
自分を知ってケア方法を知ればストレスは怖くない
自分自身の状態を知れば知るほど、ストレスからうまく回避できるようになったり、傷つきにくくなったり、回復を早めたりすることができるようになります。
心の状態を把握してみてください。
ストレスを溜め込まないうちにケアして、エネルギーをチャージしてみてください。
それだけで、きっと生きるのが楽になれます。
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