生き辛さを緩和するメタ認知とは?感情を分析して自分の癖を知ろう!

先行きが見えないと人はネガティブに落ちていきます。
それを阻止できるのが『メタ認知』です。
自分を外から見る第三者の視点で捉えるメタ認知を活用して、生き辛さを和らげてみませんか?

目次

 

生き辛さを緩和に役立つ『メタ認知』とは?

自転車に乗る人の写真

様々なストレスに晒される現代では、メタ認知を身に付けると、今感じている生き辛さを緩和しやすくなることがわかっています。

例えば、仕事で失敗した際には、自分の失敗を周りに悟られないように誰かに責任転嫁して騒ぎ立ててしまったり、先行きが見えない不安から、自分には良くない未来しか待っていないと思い込んでしまったり。

主観的にだけ物事を見ていると、人はどんどんネガティブな方向へと意識を向けてしまいます。それは、機器を早めに察知する本能の働きがあるからですが、それを知らなければ、ネガティブになっている時にそれに気が付かなければ、どんどん気持ちは落ち込んでしまいますよね。

それを解消するのが、メタ認知です。
メタ認知とは、言い換えれば客観視のことです。有名なのはメジャーリーガーのイチロー選手のエピソードでしょう。

イチロー選手は、自分自身を外側から俯瞰して捉える『第三の自分』を想像し、自分自身を客観的に捉えては、過度な緊張をほぐしたり、失敗した際に感情に飲み込まれることなく冷静に自己分析したりしています。メタ認知によって出来ることは、感情に振り回されなくなることです。

このエピソードを聞いて、人生で大成功を収める人だからこそ出来ることだ、と決めつけてしまうのは早計ですよ。メタ認知は、練習すれば誰にでもできるようになるからです。

自分自身を客観的に観察・分析するのは、案外難しいですよね。自分を外から見る第三の自分を想像するのは簡単ですが、失敗した際にその第三の自分の視点から冷静に分析しようとすると、いつの間にか主観に視点が戻されていませんか?

メタ認知は、コツを知って、何度も何度も練習を繰り返すことで身に付けられるスキルです。
ネガティブの沼にハマらないように、メタ認知を身に付けてみませんか?

 

1.強い感情を分析する

怒りや悲しみ、不安などの強い感情が湧き出た時が、メタ認知を練習するチャンスです。
強い感情が湧いた時、その感情がどうして湧いたのか、何に刺激を受けたのかを分析してみましょう。

例えば、人と話していてカッとなるような怒りが湧いたなら、その怒りのままに相手を怒鳴りつけたり、攻撃したりするはやめて、自分の感情を分析します。

会話の中で、何に怒りを感じたのか?
それは、相手の発した言葉に怒りを感じたのか?
それとも、相手の態度が自分を軽んじていると感じて怒りが湧いたのか?
その怒りは、どの程度の怒りが湧いたのか?

このような分析を心の中で行ってみてください。最初こそ、うまく分析するよりも強い怒りに身を任せたくなる気持ちに傾きますが、何度も繰り返し行っていくうちに、冷静に分析できるようになっていきます。

そして、分析が進むと自分が何に怒りを感じやすいのか、どういう物事の捉え方をしているのかに気付くことができます。
分析して得た情報は、自分を知る上で重要な情報です。好き嫌いが明確になるだけではなく、自分でも気が付かなかった歪んだ認識や偏った思い込みに気付くことができるチャンスとなるからです。

 

2.紙に事実と感情を分けて書き出す

強い感情が湧いた時に分析するのがおすすめなのは、感情のままに行動してしまう自分を抑制することもできるからです。
しかし、感情を我慢するだけで精一杯という場合には、後からじっくりと分析してみるのも良いですよ。

感情に振り回されやすい人は、状況を紙に書き出すと、より冷静に感情を分析することができます。
紙に起きた出来事を書き出し、事実と感情を改めて分けて書き出します。

例えば、人との会話中に怒りを感じたケースであれば、会話の内容は事実ですね。会話の中で感じた怒りは感情です。紙にはそれぞれ分けて書き出すと、会話中のどこに怒りのポイントが隠れていたのかを見つけやすくなるでしょう。

 

3.感情を受け入れる

分析しようにも、思い出すたびに感情が激しく波打って冷静に分析など無理だという人は、まずはその感情を受け入れることから始めてみてください。

感情は、あなたの本心から生まれたものです。その感情を蔑ろにするのは、自分自身を蔑ろにしているのと同じこと。だから、感情は受け止められないと暴れ出すのです。

紙に書き出しながら再び湧き上がった感情は、「(自分の名前)は、〜と言われたことが嫌だったんだね。だから怒りが湧いたんだ」という風に、第三者の目線で自分の感情を受け止めてみてください。
誰にも受け止めてもらえない感情は、不安や怒りの元となります。それを放置して、分析なんてできませんよね。

感情を受け止められたら、次はきっと冷静に分析することができるようになっています。一度でダメだったから、全部がお終いではありませんよ。人は、何度も何度も失敗してこそ出来るようになっていくものです。

 

心の辛さは和らげることができる

本とライラックの花の写真

心が辛いと、生きているのも嫌になってしまうのは当然ですよね。
けれど、その心の辛さをどうやったら取り除けるのか、見当もつかないという人は多いでしょう。

様々な方法を試してみてください。
人の悩みは様々でも、似ている悩みを持つ人はたくさんいます。誰かが解決できた方法ならば、もしかしたらあなたにも効果があるかもしれません。
何度でも試してみましょう。心の辛さを和らげられるように。

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