人が不幸になる瞬間は、何をした時だと思いますか?誰でもついやってしまう『ある行動』が、自分を不幸に追い落としてしまっています。
目次
人は誰かと自分を比較した瞬間に不幸になる
あなたは、自分と誰かを比較して、ネガティブな気持ちになったことはありませんか?
人生の選択を間違えた。
こんな不幸になったのは、あの時に道を選び間違えたから。
そう感じている人は、これからも益々不幸の道をひた走ることになってしまいますよ。
人はどうして比較をしてしまうのか。
それは、人が社会を形成して、集団で生きているからです。
人は社会という大きなコミュニティを形成して、そこで助け合いながら生きています。その社会に所属し続けるには、そこから弾き出されないために適応しなければならないと考えています。この考えが、比較がしたくなる要因です。
自分はこの社会に適応できているだろうか?
自分はどの程度の能力を有しているのだろうか?
これらの疑問を解消する簡単な方法が、他者との比較です。
自分と同じコミュニティに所属している他者と、自分の能力を数値化したり、立場を比較したりすれば、コミュニティ全体で自分がどの位置にいるかを客観的に把握することができます。
しかし、この比較は自分を客観視するために用いなければ、ネガティブな沼に落ちていってしまうことになるのです。
よくあるネガティブな比較思考は、「私は今、どれくらい幸せ(不幸)なのだろうか?」です。
幸せか幸せではないかは、人それぞれ物差しが違います。そもそも何を幸せと感じるのか、程度も種類も人それぞれですから、他者と比べるものではありませんよね。
しかし、社会という集団の中にいると、つい自分の幸せの程度を確かめようと、他者と自分の現状を比較してしまいます。
そうすると、「あの人は私が選ばなかった道を選んで成功している。やっぱり私はあの時に選択を間違えたんだ」なんて考えてしまうでしょう。
仕事の成功、結婚の有無、交友関係の広さや深さなど、他者と比べても意味のないことは多いのに、比べる意味のないものほど他者と比較して落ち込んでしまいますよね。
他者との比較でネガティブな沼に落ちるのは、これっきりにしませんか?
比べても意味のないことを比べて、自分を落としても、幸せは舞い込んできません。自分の足で進み、手を伸ばさなければ幸せは作れないからです。
比較をやめて、自分を幸せにするために、次の三つを意識してみましょう。
一つ一つは小さなことですが、続けていくことで自分の意識を思考を、行動を大きく変えていくことができます。
1.比較するのは『過去の自分』
自分と人との能力値や立ち位置など、客観的な視点からの比較は、自分を成長させるために必要となる場合もありますが、ネガティブに落ち込む癖がある人は、ひとまず比較すること自体をやめましょう。
比較して良いのは、過去の自分自身だけです。
自分の成長具合が知りたければ、周りではなく『過去の自分』と比べてましょう。
成長したかどうかを知るには、今の自分が過去の自分とどれくらいの開きがあるかを知れば十分です。周りとの成長速度の違いなんて、知る必要はありません。
一年前よりも、変わったところはどこですか?
勉強している部分は、数年前の自分と比べてどのように変わりましたか?
伸び悩んでいる部分があれば、どこで詰まっているかを調べ直してみましょう。
比較は、自分を成長させる客観的な視点の一つです。まずは過去の自分と比べて、今がどう変化してきているかを知ってみてください。
2.今『あるもの』を数え直す
不幸になる比較は、相手の持っているものと自分が持っていないものを比べることです。最初から対等な条件の比較でもないのに、わざわざ自分を貶すための比較をしても幸せにはなれません。
比較によって幸せを感じようとすると、ほとんどの場合は失敗します。世の中には、いくらでも自分が持っていないもので、自分が憧れるようなものを持つ人がたくさんいるからです。その人達と比較すれば、いつだって自分は人生の負け犬のように写るでしょう。
幸せを感じるには、今自分が手にしているもの、掴んだ幸せを数え直すことです。
心を許せる友達はいますか?
家に帰ったら「おかえり」と言ってくれる家族はいますか?
健康な体はありますか?
安心して食べられるご飯があって、ゆっくりと休める家がありますか?
幸せも不幸も人の数ほどあります。自分が持っているもの、幸せだと感じたものを数え直してみれば、いかに自分が幸せの中にいるのかに、もう一度気が付けるでしょう。
3.自分のやりたいことに集中する
比較する行為は、時間がありまっている時ほどやってしまいがちです。つまり、暇なのです。
熱中している何かがあれば、誰かと比較して落ち込んでいる暇はなくなります。その熱中することに時間を割かなければならないので、余計なことを考えている時間が惜しいからです。
趣味でも気になったことでも、何でも構いません。自分がやりたいことに集中する時間を増やしてみてください。
その何かがなければ、最初は本を読んでもいいですよ。ストーリーに熱中している間、余計なことを考え無くなります。
幸か不幸か決めるのは自分
あなたは今、幸せですか?
その答えは、周りと比較した結果ではなく、あなたの判断次第です。
周りから見て幸せかどうかは、自分自身にとって本当に幸せであるとは限りません。世の中の名声、富、愛する人、心を許せる友達など、誰もが欲する全てを手に入れた人がいても、本人が幸せではないと感じていれば不幸なのです。
自分を幸せにするのも不幸にするのも、自分次第であることを忘れないでください。
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