生き辛さを感じさせる『思考』を持って、辛い・苦しいと泣いていませんか?
その辛さも苦しさも、自分が作り出しているのなら、『思考』を変えて生き方を楽にできるのではないでしょうか?
目次
生き辛さを感じる『思考』を考える
日々、様々な出来事が起きて、それを心がどう捉えるかによって物事から得られるものは人それぞれ違います。同じ出来事を見ていても、思考が違うだけで全く別の現象であるかのように見えるなんて、不思議だと思いませんか?
ただ、その思考によって自らの人生を生き辛くさせてしまっている人が多いのは、悲しい事実です。
あなたも、そんな生き辛い思考を手放せずに苦しんでいませんか?
思考は、自分自身が「◯は△だ」という風に、物事を判断する基準になるものです。これまで生きてきた体験によって培われ、様々な影響を受けて変化をし続けていきます。
中には、自らの首を絞めるかのように辛さや苦しさを自分に与えてしまう思考もあります。そのような生き辛い思考は、以下のようなものです。
- 完璧を求める(無意識を含む)
- 正義感が強い
- 心配性
- 我慢を選びやすい
- 何事にも受け身
完璧を求めるがゆえに、完璧になれない自分に絶望したり、心配がすぎるあまりに、行動すること自体に恐怖を覚えたり。逆に捉えれば有益に働きかけることもできる思考も、行き過ぎれば毒なのです。
辛い・苦しいを生み出す思考をどう緩めるか。まずは、次の三つを試してみてください。
自分を縛り付け、苦しめる思考を少しずつ手放して、楽に生きていける思考を選択しましょう。
1.性格に問題はない。問題は捉え方・考え方の癖
世の中のあらゆることに生き辛さを感じるようになると、「自分が悪いのかな」と思い込んでしまいやすいですよね。周り全部が悪いとは決して思えないし、世の中はそうではないという常識的な考えも持っているからこそ、「じゃあ辛いのは自分の性格のせい?」と結論付けてしまうのも無理はありません。
しかし、あなたの性格や生まれ出る気持ちには、何の問題もありません。
問題は、物事の捉え方や考え方の癖、つまり『思考』です。
思考は性格とは別のものです。これまでの経験で培われた物事を判断する物差しです。その物差しは、様々な影響を受けて変化するという特徴を持っています。その特徴が、今の自分に合わなくなったというだけですので、自分を悪く考えなくても大丈夫ですよ。
凝り固まった思考を手放すために、まずはこの部分をしっかり認識しておいてください。
2.世間のロールモデルを求めなくて良い
理想と現実のギャップ。これが大きくなるほど、辛さは増していきます。
どう足掻いてもどう頑張っても届かない理想や目標を突きつけられても、達成できない苦しさに悩むばかりですよね。
では、どうしてそんな高すぎる理想や目標を持っているのか。この部分を考えたことはありますか?
多くの人は、いつの間にか脳内に心に浸透している『誰から見ても理想的で幸せな生き方』があります。それは世間が提示するロールモデルと呼ばれるものです。
例えば、子供の頃は少々ヤンチャするくらいが元気が良いとか、社会人になったら理不尽なことに耐えるべきとか、結婚して子供を育てて一人前の大人になれるとかです。
これらのロールモデルは、とても理想的に描かれているため、ロールモデル通りの人生を送った場合には、何の問題も起きないかのように誤解してしまっています。
大人になれば自然と結婚できるし、子供はいつでも望めば生まれてくる、多少の忙しさはあっても人と衝突することなく良好な関係を築けて、穏やかな暮らしができるという風に。
しかし、現実はそうではないことを証明していますよね。
理想的なロールモデルを捨てれば、自分が求める幸せを考えることができます。
自分が本当に求めている幸せとは何か?考えてみなければ、得ることもできません。
世間が示す理想ではなく、あなた自身が求める未来、幸せ、なりたい自分を考えてみましょう。
3.何事も『ほどほどで良い』
完璧や完全を求めると、それに届かない自分に絶望してしまいます。多くの人は「完璧なんて求めていない」と言いながらも、「どうしてこれくらい出来なかったんだ!」と想定通りの結果にならない自分を責めています。
それは、完璧を求めるのと同じですよね。
「何事も、ほどほどで良い」を口癖にしてみませんか?
高すぎる目標、遠すぎる理想を掲げると、いつまで頑張ればいいのか見えず、不安は強くなります。頑張っても頑張っても辿り着けない理想郷に向かうのは、酷です。
そんな時、「ほどほどで良いじゃないか」と目標や理想を緩めたら、ふっと呼吸が楽になりませんか?
目標の6〜7割が達成できたら、成功で良いじゃないか。
出来なかったことに挑戦して、不恰好でも出来たのなら良いじゃないか。
ずっと二の足を踏んでいた自分が、一歩を踏み出したのなら、それで良いじゃないか。
最初から100%のゴールを求めると、辛すぎて生きていけなくなります。そんな完璧じゃない自分を認め、「ほどほどで良い」を口癖に、もう少し楽に生きてみましょう。
肩の力を抜けば、案外すんなり出来ることって多いですよ。
自分を活かして楽に生きよう
生き辛いのは、自分らしく生きられていないからとも言われていますね。人に教えられた固定観念や世間の常識は、大きく間違ってはいないものの、誰にとっても正解というわけではありません。
社会全体が上手く回るための仕組みを、個人に完璧に当てはめようなんて、最初から無理な話なのです。
あなたには、あなたらしい部分を活かして生きる道を選べる自由があります。
自分が好きなこと、やってみたいこと、息が詰まるならここではないどこかへ行く自由。それを選びとって、自分のための人生を生きていきましょう。
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